祇園祭2017
祇園祭のハイライトといえば山鉾!山鉾はそれぞれに貴重な美術品や装飾が施されており、まさに「動く美術館」といえます。巡行までの、特に宵山の期間中は実際に山鉾に登ったり、会所に所蔵品が飾られて間近に鑑賞したりすることができます。是非この機会にじっくりとご覧下さい!
山鉾巡行順 | |
---|---|
7月17日 : 前祭 |
|
7月24日 : 後祭 |
|
7月17日 : 前祭
長刀鉾
山鉾巡行の先頭を受け持つ鉾。生稚児が乗るのは現在この鉾だけ。
占出山
御神体が安産の神であることから安産祈願に訪れる人が多い。
孟宗山
山の趣向から「筍山」とも呼ばれる。見送は竹内栖鳳の作で唯一の肉筆墨画である。
霰天神山
火除け・雷除けのご利益があるといわれる山。
函谷鉾
16世紀ベルギー製の毛綴織(重要文化財)を前懸としている。
伯牙山
御神体は中国の琴の名手。明代の名品の前懸をはじめ、すべてが中国風に統一されている。
四条傘鉾
古い山鉾の形を残す「傘鉾」。傘の垂りは七色の雲を背景に、鳥が飛ぶ姿を表している。
芦刈山
重要文化財の古衣装など貴重な染織品を蔵する山。
月鉾
錺金具などが非常に華麗なもので、山鉾のなかでも最高とされる。
山伏山
御神体の山伏は傾いた八坂の塔を法力で直したという人物がモデル。
油天神山
牛天神山とも呼ばれる菅原道真を祀った山。
太子山
古くから民衆に信仰された聖徳太子を祀る。粽やお守りには知恵を授かるご利益があるとされる。
鶏鉾
16世紀ベルギー製のゴブラン織(重要文化財)の見送と水引の図柄が魅力の鉾。
木賊山
木賊刈りの老翁が別れた愛児を思いながら舞う場面を表現。お守りは「迷子避け」。
綾傘鉾
応仁の乱以前の古い山鉾の形を残す「傘鉾」。
蟷螂山
愛称は「かまきり山」。巡行時はカラクリ仕掛けのカマキリがリアルな動きを見せてくれる。
菊水鉾
昭和に再建された比較的新しい鉾で、懸装品も近現代に活躍した作家が手がけている。
白楽天山
中国唐代の詩人・白楽天が、道林禅師に仏法の大意を問うシーンを表す。
郭巨山
故事に由来し『釜掘り山』とも呼ばれる。この山だけは朱傘ではなく屋根がついている。
保昌山
応仁の乱以前からある歴史ある山。恋物語に因むことから縁結びのご利益があるとされる。
放下鉾
鉾頭は日・月・星の三光が下界を照らす形を示す。和菓子の州浜に似ているため、すはま鉾とも。
岩戸山
山ではあるが鉾と同じように車がついた「曳山」。屋根の上に松を立てているのが山の名残。
船鉾
安産のご利益があるとされ、巡行の後には安産のお守りが授与される。
7月24日 : 後祭
橋弁慶山
五条大橋で争う牛若丸と弁慶が飾られている。臨場感溢れる人形の配置が見どころ。
北観音山
破風の彫刻や欄縁、柱の金具細工の精巧さが華麗な山。
鯉山
竜門の滝を登る鯉は竜になる『登竜門』の故事に由来。御神体の木製の鯉は左甚五郎作といわれる。
役行者山
三体の人形を御神体とする。人形の数が多いため山のサイズも最大。
八幡山
石清水八幡宮が祭られている山。向かい合った2羽の鳩は左甚五郎の作と伝えられている。
南観音山
巡行の最後尾を務める山。宵山の夜更けに巡行の無事を祈って“あばれ観音"の行事が行われる。
鈴鹿山
盗賊が転じたという鬼を退治した鈴鹿明神の伝説に由来。「盗難除け」の絵馬が授与される。
浄妙山
平家物語の宇治川の合戦で、一来法師が筒井浄妙の頭上を越して先陣をとった瞬間を表している。
黒主山
六歌仙の1人・大伴黒主が桜を眺める姿を表す。桜の造花は家に悪事を入れないお守りになる。
大船鉾
神功皇后ゆかりの鉾で、出産や勝負事のご利益があるとされている。
あなたは旧式のブラウザをご利用中です
このウェブサイトを快適に閲覧するにはブラウザをアップグレードしてください。