京都でお茶の世界にデビュー!してみませんか?「お茶ミュージアム京都~茶道、してみる?~」

  • そもそも、「茶道」とは?
  • 京都で「茶道」を学ぼう!

京都でお茶を学ぼう!

お茶碗鑑賞豆知識

お茶に欠かせないお茶碗には、色々な種類があります。
お茶を始める前、美術館に行く前に、ちょっと予習しておきましょう。よりわかりやすく、楽しめるはずですよ!

  • 平茶碗

    平茶碗

    口が広く、平たい感じの浅めのお茶碗。主に夏場の風炉(ふろ)を使う茶会で使うためのものです。
    最近では、ガラス製のものなどもあり、冷たい抹茶を入れて楽しむ方もいるとか。

    (風炉とは?:お茶を入れる際、お湯を沸かすための火鉢のようなもの。中に灰と炭を入れ、上に水を入れた茶釜を乗せてお湯を沸かします。今は夏場に使われますが元々茶道ではこちらが主体で、現在もとても格式が高いお茶事を行う際は風炉が使われます。千利休が茶道の形を完成させた際に、庶民の囲炉裏にヒントを得て取り入れたのが、床に火鉢を埋めてしまったタイプの「炉」。)
    (写真:京遊本舗「川で稚魚が群れ遊ぶ様子を描いた平茶碗 しぶき」

  • 楽焼(らくやき)

    楽焼

    ろくろを使わずに、手とへらだけで形をつくる「手びねり」「手づくね」の方法で成形し、焼いたタイプの茶碗。手で形をつくっているため、綺麗な円形ではなく歪んでいてぽってりと厚みがある形が特徴で、持ってみると手に馴染み、どこか温かみも感じます。
    元は、千利休が自分の茶道にぴったりのお茶碗を作ろうと、元々瓦職人だった長次郎に依頼し、豊臣秀吉の屋敷・聚楽第(じゅらくだい)を造る際に使用された土を使って焼かせたものがはじまり。「楽」の字は秀吉が「聚楽第」からとって与えたもので、これを長次郎の一族はこれを屋号にします。それが、現在の「樂家」です。
    樂家が造った本流の楽焼のことは本窯、それ以外の楽焼を脇窯といいます。
    (写真:京遊本舗「名物茶碗を写した抹茶碗 のんこう七種 升」

  • 唐物写(からものうつし)

    唐物写

    主に中国から輸入された品「唐物」の形を写し再現したもの。
    お茶の文化が世に広まると、特に権力者層を中心に、人々はより良い道具をつかうことにこだわるようになります。中でも室町時代には、中国からの輸入品「唐物」が良いとされ、見た目が豪華なもの、きらびやかなものが珍重されました。中には国一国と交換されるほどの価値がついたものもあります。
    「わび茶」はこの流れに反発するかたちで生まれたものでした。
    (写真:京遊本舗「油滴が素晴らしい天目茶碗を写した抹茶碗 天目」

  • 高麗写(こうらいうつし)

    高麗写

    朝鮮半島で焼き物の形を写し、再現したもの。
    華やかな絵付けやきらびやかな見た目のものが多かった「唐物」に対し、素朴で庶民的な味わいがある朝鮮の焼き物は「わび茶」の中では特に良いものとされました。
    派手さはなくても味わい深い感じが印象的です。
    (写真:京遊本舗「本格的な三島紋の抹茶碗 三島手」

  • 京焼

    京焼

    京焼、はそのまま、京都の焼き物のこと。
    京焼=清水焼と思ってしまいがちですが、京都には清水焼以外にも、楽焼や青磁など色々な種類があります。
    それを全てひっくるめた言い方が、京焼です。
    京焼の特徴は、と作家さん・職人さんに尋ねると「何でもありなところ」と答えられてしまうほど、とにかく表現が多彩なのが特徴です。
    清水焼はその名のとおり清水寺の周辺、五条坂~ちゃわん坂の周辺で作られてきた焼き物を指します。
    一度焼き上げた後に丁寧に絵付けを施したものが主流で、作り手によって技法やデザインも多様で個性が強く出るのが特徴です。
    (写真:京遊本舗「ガラス釉に金銀彩の絵付けを施した抹茶碗 古稀釉桜」

  • 仁清写(にんせいうつし)

    仁清写

    京焼の歴史の中で特に影響を与えたといわれるのが、江戸時代前期の陶工・野々村仁清(ののむら・にんせい)です。ろくろの技術が大変優れた人で、全体に薄手で、華麗で繊細な、絵画的な絵付けで装飾された作品が特徴です。現在まで続く「清水焼」のイメージは彼が作ったといっても過言ではありません。
    現在も、彼の作品のスタイルを継承し、それを写した「仁清写」の作品はよく作られています。
    (写真:京遊本舗「白と金彩で椿を描いた優美な抹茶碗 仁清玉椿」

お茶のミュージアムにいってみよう!

京都にはお茶の世界に触れられるミュージアムが色々あります。
「ちょっと興味がある」、という方、一度のぞいてみては?茶道の体験ができちゃう施設もありますよ!

茶道資料館

茶道の家元で千利休の子孫にあたる三千家のひとつ、裏千家が運営している茶道の美術館。
茶道具の名品や茶道に関係する美術品、歴史資料などを、テーマを定めた企画展を公開しています。

呈茶(ていちゃ)

入館者には、実際にお抹茶を点ててもらえる「呈茶体験」サービスが!
季節の和菓子(その時々で変わります)とその場で点てたお抹茶をいただくことができます。
椅子に座ってお茶がいただける「立礼」の形でのお茶席なので、茶道初心者さんでも安心です。

※入館料のみで参加可能です。
(受付は10:00~16:00。団体の場合は予めご予約が必要です)

茶道資料館

樂美術館(らくびじゅつかん)

茶道家元・三千家御用達の職人「千家十職」のひとつ、樂焼の茶碗をつくる陶芸の名家「樂家」の美術館。 歴代当主による作品のほか、作品づくりのお手本や参考に、として集められた、本阿弥光悦など他作家の作品も所蔵。テーマを定めた企画展で随時公開しています。また、夏休み期間などには、小さいお子さんにも分かりやすい、楽しいテーマの展覧会「樂って何だろう?」シリーズも開催しています。

実際に作品に触れる!体験イベント

ただ作品を見るだけではなく、実際に触れるイベントが定期的に開催されています。
本当の名品を間近でじっくり眺めたり、触って感触を味わえる貴重な機会。一度参加してみては?

  • 「手に触れる樂茶碗鑑賞会」
    実際に歴代の名品茶碗を触って、じっくり鑑賞できるイベント。会場もお茶室なので雰囲気も味わえます!
    学芸員さんが分かりやすく解説してくれるので、初心者にも安心。
    (毎月第一土・日曜日に開催。時間や詳しい開催日は施設までお問い合わせください)
  • 「特別鑑賞茶会」
    実際に作品を使ってお茶を味わう茶会!館長で現在のご当主が自ら席主をつとめ、解説もしてくださいます。
    (開催日や詳細についてはお問い合わせください)
楽美術館

大西清右衛門美術館

「千家十職」のひとつである、茶ノ湯釜を制作する御釜師・大西家の美術館。
歴代による茶ノ湯釜の名品のほか、伝来する茶道具、関係する美術品なども併せて展示・紹介しています。
実際のお茶席でのお道具の取り合わせをお茶室風の展示室で再現したコーナー、釜が出来るまでの工程も知ることができるコーナーも魅力です。

呈茶(ていちゃ)

お茶室でお抹茶をいただける呈茶体験があります(有料:500円)。
釜は実際に大西家で作られたもの。鑑賞の仕方や特徴なども、お茶をいただきながら教えてもらえます。

大西清右衛門美術館

北村美術館(きたむらびじゅつかん)

昭和の数寄者・北村謹次郎氏による茶道具のコレクションを公開している、京都での茶道関係の美術館の先駆け的な存在です。
氏の好んだ「きれいさび」の茶道美術品が中心で、ひとつひとつに集めた人の好みや美しさを見極める確かな目が感じられます。展示の仕方もお茶室でお茶会を実際に行ったような、テーマを定めて道具を用意した「取り合わせ」が再現されており、茶会の雰囲気を目でも体験できます。お茶道具だけでなく、掛け軸などの美術の名品もあわせて紹介され、総合芸術としての茶道の世界が味わえます。
隣接する数寄屋造の茶苑(庭園)「四君子苑」(登録有形文化財)も日を定めて希望者に公開しています。

※きれいさび:綺麗寂び。さびの中に優しさ・華やかさのある、明るく静かな風情のこと。利休の弟子の一人・小堀遠州が提唱したもので、侘びさびの茶に、和歌や古典文学の要素、王朝文化の華やかさを取り入れた。遠州流の茶道の特徴。

北村美術館

野村美術館(のむらびじゅつかん)

野村證券などに代表される、野村財閥の二代目・野村徳七が明治~昭和にかけて蒐集したコレクションを展示する美術館。近代を代表する数寄者であった彼は、特に能楽や茶道に造形が深 く、コレクションも能面・能装束や茶道具が中心。名のある武将に受け継がれてきた、由来やエピソードのある茶入や名物の茶碗、千利休の書など、貴重な名品が多く揃っています。年2 回開催の企画展も茶道に関するテーマのものが多く開催されています。

立礼茶席

開館期間中には、作法を気にせず、椅子席で気軽にお抹茶を楽しむことができます。
(有料・600円、原則16:00まで。お菓子が無くなり次第終了の 場合も。5名以上は要予約)

野村美術館

細見美術館(ほそみびじゅつかん)

京都を代表する日本美術の美術館、細見美術館。実は3階にお茶室があります。
茶道愛好家でもあった細見家初代の雅号を頂いているこの「古香庵」は、数奇屋大工の名匠・中村外二の遺作。和の精神とモダンな雰囲気の融合した、開放的で東山の景色も一望できるスペースになっています。
美術館に入館しなくても入室できる上、甘味処・和カフェとしても利用可能。季節の和菓子・甘味と、その場で点てられたお抹茶をいただけます。(ちなみにお菓子は末富さん製です)
また、初心者も気軽に参加できる茶の湯体験(要予約)、美術館の収蔵品を使った茶会も開催されていますよ!
(詳細・イベントの実施日につきましてはお問合せ下さい)

細見美術館

虎屋 京都ギャラリー

和菓子の老舗「虎屋」の京都店に隣接するギャラリー。
京都が創業の地である虎屋が約480年の歴史の中で受け継いできた品々を随時展示しており、絵画のほか、茶道具も多数所蔵しています。
お茶事にも使われるお菓子を作っていることもあり、店舗・喫茶スペースも隣接。展示と共に抹茶とお菓子を頂くことができます。

虎屋 京都ギャラリー

他にも、寺院では場所によっては見学にお茶のサービスがついてくるところ、神社の祭事で呈茶をしているところ、茶店が出ているところなど、京都では様々な場所でお茶を体験することができます。

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