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京都をぐるっと歩いてみた。

第1回「祇園祭」をテーマにぐるっと歩いてみた。

京都のミュージアムは、街のあちらこちらに点在し、京都の街を楽しみながら巡るにはぴったりの場所です。さらにテーマを設けて巡ってみれば、今までと違う京都が味わえるかも。
第1回目は7月の京都にふさわしく「祇園祭」をテーマに四条烏丸を中心にぐるっと歩いてみました。八坂神社に屏風祭、祇園祭をテーマにした展覧会をやっている京都文化博物館を巡ります。

八坂神社

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八坂神社は、素戔嗚尊(スサノヲノミコト)、櫛稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)、八柱神子神が祭られている神社です。地元の人からは、「祇園さん」呼ばれています。
祇園祭では、「長刀鉾町お千度」や締めの「疫神社夏越祭(7月31日)」などが行事日程の多くが八坂神社にて行われます。

京都府京都文化博物館

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リニューアルオープンと同時に公開になるのが、「祗園祭 -山鉾の名宝-」。
貴重な山鉾の懸装品や御神体を彩る衣装類などの様々な関連資料を展示がされ、京都の町衆たちが支えてきた代表的な文化活動を歴史的展開とあわせて紹介されます。
古代から現代まで、連綿と続けられてきた祗園祭は、京都だけでなく、日本を代表する祭礼として世界的にも名高いものです。国の重要無形民俗文化財、重要有形民俗文化財、そしてユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
特に、祭のハイライト・山鉾巡行に用いられる32基の山鉾は豪華絢爛な懸装品で飾られており、そのひとつひとつも貴重な文化財ばかり。そして、数世紀にわたる世界との交流の歴史をも物語っています。

※前期・後期で作品が入れ替えされます。
【前期】2011年7月9日(土)~8月21日(日)
【後期】2011年8月24日(水)~10月2日(日)

荒木装束店

法衣、神職の装束などを取り扱う老舗である荒木装束店。
鈴鹿山(山鉾の1つ)近くのこちらでは、皆川泰三の屏風や相伝の金箔屏風などが公開されます。タジマハルの旅情や北京の風景を描いたものなど、異国情趣あふれる屏風を楽しむことが出来ます。放下鉾・岩戸山などの見送りの作者でもある皆川泰蔵の染色作品(ろうけつ染め)は、山鉾懸装品にもなっています。

住所:
烏丸通三条上ル

岸本絞工芸

絞りの技を駆使した絞り着物や風呂敷を取り扱い、伝統工芸の味わいを彩りとともに伝えておられる岸本絞工芸。近くでは八幡山を見ることが出来ます。古くから伝わる貴重な金屏風が、京の町家の夏に欠かすことのできない邪気祓いの花・檜扇(ひおうぎ)の活け花などとともに展示されます。

住所:
三条通新町西入ル

紫織庵

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八幡山前の紫織庵は、京都市指定有形文化財、及び京都府医学史研究会跡に指定されている建物です。
江戸時代中期の洛中洛外図屏風をはじめ、円山応挙が中京の豪商の求めに応じて写した「光琳百花図屏風」や四条派・岡本豊彦の「浮世絵貼交屏風」、さらに円山応瑞・松村景文・都路華香などの屏風、骨董品を見ることが出来ます。紫織庵では一年を通じて宵山期間中と同様の「屏風祭」を再現し、公開されていますが、宵山の間は夜10時まで開館されています。

住所:
新町通六角上ル

※14~16日午前10時から午後10時、有料。
17日は休館。午後4時以降は1階のみ。

伴市(ばんいち)

伴市は、店舗棟と居住棟を玄関棟でつないだ表屋造形形式の京町家であり、京都市指定有形文化財です。主室と次の間から成る座敷は数奇屋風で、主室は床・棚・平書院を構え、棚の天袋・地袋に池大雅の墨絵が貼られています。京都の町家は明治から大正期に座敷が改築される傾向がありますが、こちらの町屋もその一例です。
なお、撮影は不可となっていますのでご注意下さい。

住所:
六角通烏丸西入

※14~16日午後6時から午後10時

松村家

明治42年に棟上し、43年に完成された松村家は、大きな表屋造の町家。欄間には金粉の付いた東山三十六峰が見られるなど、京町屋の趣深さが感じられます。 木島桜谷の屏風にイギリス製の織物など、貴重な逸品が数多く保存されています。なお、事前申込みが必要となっていますのでご注意下さい。

住所:
六角通烏丸西入

※事前申し込みが必要

木村家

松村家の向かい・伴市の隣に位置し、平家物語の橋合戦を主題とした山鉾・浄妙山近くの木村家。
風流な竹が描かれた屏風などがお座敷に展示され、間近で楽しむことが出来ます。「ハレ」のしつらえのお座敷は、随所に京町衆の美意識と誇りを感じることが出来るのではないでしょうか。

住所:
六角通烏丸西入ル

松坂屋

江戸時代から続く、松坂屋の京呉服の仕入れが行われていたこちらの建物。何度か火事に遭いながらもその都度再建され、江戸時代の構えを現在まで伝えておられます。現在は、1931年に新しい呉服意匠を創出する目的で設置されたのが発祥である、松坂屋京都染織参考館となっています。
江戸時代の帷子小袖(かたびらこそで)や京友禅高級夏呉服のほか、小袖を描いた金屏風「金地誰が袖図」などが並びます。さらに、加藤清正の鎧や、桃山時代や江戸時代の鉄兜が保存されており、毎年違った貴重品を楽しむことが出来ます。

住所:
新町通六角下ル

野田家

吉田家の隣に位置するこちらの野田家。近くには、北観音山を見ることが出来ます。
鵯越の坂落しや屋島の戦いなど、源平合戦の様子を色鮮やかに描いた屏風が展示されます。通りからガラス越しに見えるよう表にも展示されるため、町屋の中まで入らずに、通りすがりに楽しむことも出来ます。

住所:
新町通六角下ル

吉田家

松坂屋の向かいに位置する吉田家(無名舎)。白生地卸商であったこちらの町屋。二階部分にも千本格子が入り、壁面が渋い色合いになっています。
呉服のほか酒井抱一の金屏風、ビクトリア朝時代絨毯などが公開されます。また、先祖代々に伝わる骨董品が多く展示される屏風祭には珍しく、現代のものである麻谷宏さんの作品が公開されたこともあります。

住所:
新町通六角下ル

※14~17日

藤井絞

吉田家の南隣に位置するこちらは、本格的な京鹿の子絞り(きょうかのこしぼり)をはじめ、帽子絞り、ひと目絞り、巻き上げ絞りなどのあらゆる絞り染めの技法を駆使した、京絞りの専門問屋です。
呉服や、狩野派絵師の作とされる「四季の図屏風」など江戸時代を中心にした屏風が公開されるほか、祇園祭の気分を高める北観音山の縮小模型も楽しむことが出来ます。

住所:
新町通六角下ル

※13~17日

安田多七

安田多七は、牛若丸(義経)と弁慶が五条大橋の上で戦う姿を表している山鉾・橋弁慶山近くの建物。
こちらでは、葵祭の賀茂競馬の様子を描いた屏風などが公開されます。京都ならではの伝統行事を、古くから伝わる屏風の世界で再発見してみてはいかがでしょうか。

住所:
烏丸通錦小路上ル

※15、16日

平岡旗製造

明治20年(1887年)創業の京都の旗作り専門店である平岡旗製造。100年以上営業を続けておられ、「京の老舗表彰」も受賞されました。
郭巨山近くのこちらでは、昔の町の様子を細かく描いた屏風などを見ることが出来ます。また、屏風とともに活けられた花々を眺めたり、夏の町屋の趣を感じ取ったりするのも、屏風祭の楽しみと言えるでしょう。

住所:
四条通西洞院東入

※16日

やまいち

西洞院通に面した、芦刈山近くのこちらの町屋。
稚児社参の様子を描いた屏風や、色彩豊かな呉服などが公開されます。稚児社参とは、幼子が八坂神社で社参の儀を行う祇園祭の行事のこと。屏風を眺めながら、現在の稚児社参と比べてみても面白いかもしれません。

住所:
西洞院通四条下ル

※14~16日

杉本家住宅

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市内最大規模の町屋であり、重要文化財に指定されている伯牙山近くの杉本家住宅。宵山の期間中は、普段は京町家として随意公開が行われていない町屋を楽しむ良い機会です。
俵屋宗達が手がけたことを示す印がある「秋草八曲屏風」をはじめ、「未草(ひつじくさ)八曲屏風」や「菊時代屏風」といった、草花をテーマにした江戸時代前期の作品が展示されます。このほか、後陽成天皇の所持品と伝えられる、山鉾の図柄をあしらった「扇面祇園会図」(土佐光吉作)や、伯牙山を描いた掛け軸などが公開されます。

住所:
綾小路通新町西入ル

※14日午後4時から同9時半。
15、16日午前10時から午後9時半。有料。

横山商店

創業80年の歴史をもつ染呉服卸の横山商店。
こちらのお座敷では、幕末期に志士として奔走し、明治維新後、京都画壇で円山派の復興に貢献した森寛斎の「四季農耕の図」など秘蔵の屏風のほか、最高級の京友禅、龍村美術織物の作品などが展示されます。

住所:
西洞院綾小路南西角

青木家

横山商店の西隣に位置する青木家。近くには、現代の懸装品を楽しむことの出来る芦刈山が見られます。
祇園囃を聞きながら、屏風だけではなく、「ハレ」のしつらえという部屋の空間全体を含めて、京町屋の風情を感じることが出来るのではないでしょうか。

住所:
綾小路通西洞院西入

※15、16日

長江家住宅

代々呉服商を営まれてきた商家である長江家の住宅は、今では数少なくなった典型的な職住一体の京都呉服商家の佇まいを残す京町家です。「船鉾」の立つ船鉾町にあるこちらの住宅は、平成17年に京都市指定有形文化財となりました。
宵山期間中はお座敷に飾られた呉服・屏風等に加えて、この長江家の建物内も特別に見学することが出来ます。お囃子を耳にしながら、町屋の季節感を感じてみましょう。

住所:
新町通綾小路下ル

八坂神社と祇園祭

貞観11年(869)6月7日。
当時の京で疫病が流行っていたため、神泉苑に当時の国の数分の矛66本を建て、祇園社(八坂神社)の神・素戔鳴尊(スサノヲノミコト)を迎えて祈ったことがはじまりだと言われています。

「蘇民将来子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)」の護符って何?

八坂神社の祭神・スサノヲノミコト(素戔鳴尊)の故事にちなんで、祇園祭では「蘇民将来子孫也」の護符を身につけて祭りに奉仕するという習いがあります。
最終日・7月31日には、蘇民将来をお祀りする八坂神社境内「疫神社」にて、「夏越の祓」を行い、「茅之輪」(「蘇民将来子孫也」護符)と「粟餅」を社前で授与されます。このお祭をもって一ヶ月間続いた祇園祭の幕も閉じられます。



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