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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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「展覧会レポート」アーカイブ

DESIGN WEEK KYOTO 2019|工房見学レポート
「京都をよりクリエイティブな街に」をコンセプトに、京都在住の職人やクリエイター有志により開催されているプロジェクト「DEDIGN WEEK KYOTO」。
今年も1週間限定で実際のモノづくりの現場を公開するオープンファクトリー企画を開催されました。

DESIGN WEEK KYOTOに広報協力している「京都で遊ぼうART」では、そのうち4つの工房をスタッフが実際に見学!その様子を改めて、少しですがご紹介します。

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【1】洸春陶苑(陶磁器)


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1件目は「洸春陶苑」の高島慎一さん。
工房は東山は今熊野エリアから細道を少し奥に行った、いくつか陶芸工房が立ち並ぶ場所にあります。

DSCF2106.jpg高島さんが手掛ける陶磁器の特徴は、京焼で用いられる技術の一つ「いっちん」。いっちんとは、ペースト状にした粘土を器の表面に絞り出し、まるでデコレーションケーキのように細かな模様を付ける装飾技法です。
「元々先代の父がやっていたんですが、今ではあまりよそでやられていないんですよね」と高島さん。お父様が早くに他界されたため、最初は技術の習得に苦労されたそうです。

DSCF2098.jpgいっちんでつけた装飾は、表面に凹凸ができるのが特徴。凸凹した模様は型で作ることも可能ですが、まるでレースがけのような繊細な文様や、その文様に沿った丁寧な色付けは手作業でなければできません。その分、細やかで複雑な装飾を美しく施すことができるのが、いっちんの利点です。

DSCF2111.jpg主な文様は七宝繋ぎなど伝統的なもの、使っている釉薬の色も所謂「三彩」と呼ばれる昔から京焼で用いられてきた色が中心です。しかし配色の妙もあってか、どれもモダンな印象を受けます。

DSCF2117.jpg白主体の作品もあり、こちらはいっちんの凹凸模様の繊細さが際立って、まるで洋食器のような風合いになっています。

「以前は色有りの作品が主体だったんですが、最近はそれにこだわらず、色味の少ない白主体のものも増えましたね。食洗器やレンジにも対応していますし、洋食器のような感じだと今のライフスタイルで使ってもらいやすいでしょうから、それを意識しています」と高島さんは言います。

高島さんの手掛ける作品は、技術的には昔から受け継がれてきたものばかりです。しかしそんな伝統の技を現代のライフスタイルや需要にあわせた使い方に適応させることで、今に活かしておられます。

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2019年9月に京都で開催される国際博物館会議(ICOM)のプレイベントとして、#京都謎解きミュージアム 巡り「古き学び舎と封印の石」が1月17日~3月17日の日程で開催!その記者発表と体験会に参加してきました。

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毎年この時期にはミュージアムを巡るスタンプラリーイベントが行われてきましたが、今回は陰陽師見習の少女・しずくを主人公にしたストーリー仕立て。人気声優さん演じるキャラクターと共に謎解きをしながら4つの施設を巡る、RPGのような感覚で楽しめる新しいラリーイベントになっています。

今回会場となる施設は、記者発表の行われた漢検・漢字ミュージアムと、京都市学校歴史博物館、京都芸術センター、京都国際マンガミュージアム。
元々明治時代に京都の街衆たちが建てた"日本初の小学校"番組小学校の跡地を利用している施設です。電車やバスはもちろん、徒歩でも移動可能な程度の距離感なので、街歩きついでにも参加できますよ♪

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予め購入したゲームキット(写真)とスマートフォンでアクセスするブラウザゲームを使って楽しむ仕様で、ストーリーや問題はスマートフォンを見ながら進めていきます。
(なお購入は会場施設や京都駅内の観光案内所「京なび」等で可能で、当日でもOKです!)

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体験会では出演声優の一人で主人公しずくの友人・あきこを演じた森嶋優花さんが、実際に謎解きに挑戦!

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会場が漢字ミュージアムということで、問題は漢字にまつわる内容。展示を見ながら問題を解いていきます。謎解き初心者さんでも挑戦しやすい難易度...ということですがなかなか歯ごたえもあり、森脇さんも真剣そのもの!「わかったときはとてもスッキリしました!」と話してくださいました。
※問題の内容は実際のイベントで使われるものとは異なります。

問題は展示をじっくり見て解いていくスタイルで、随所に施設の紹介などの解説もあり、ミュージアムにあまり足を運んだことがない人でも、物語を通して自然と各施設の見どころを楽しめる仕掛けになっています!
また、実際のイベントで出される謎にはヒントも添えてあるので安心。一人はもちろん、グループでワイワイ話し合いながら遊ぶのも楽しそうです。

ちなみに森嶋さんは京都のご出身!今回演じられた役柄も京都育ちの女の子ということで、少しでも京都らしさを感じてほしいとセリフを京都弁にされたそう。こちらも聞き所ですね!

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「生まれ育った京都に関わる仕事をしてみたいと思っていたので、今回のお話をいただいて嬉しかったです。謎解きを通して京都の魅力や歴史について発見があり、初めての方もずっと京都にいる人でも新しいことがわかって楽しめる内容になっていると思います。本編にもぜひ挑戦してみてください」と森嶋さん。

なお、クリア後にはアンケートに答えると声優さんの特典ボイスや限定画像のご褒美があるほか、抽選でサイン色紙や博物館からの記念品プレゼントもあります!
この機会に謎解きをしながら楽しくミュージアムを巡ってみてはいかがでしょうか?

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ちなみに、物語のプロローグ的内容にもなっている体験版がイベント公式ページで遊べるようになっているので、興味のある方はプレイしてみては♪
(プロローグ版は現地に行かなくても楽しめる内容です)


詳細・お問合せ

開催期間:2019年1月17日(木)~3月17日(日)
料金:一般2,500円/中高生1,600円
※当日購入可・会場施設4館の入館料含む
※会場施設の他、京都市内の観光案内所にて販売
※当日購入の際、京都市営バス・地下鉄の一日乗車券を提示すると100円引き
※前売はセブンチケットにて。後日、京都市学校歴史博物館にて引換

■ 京都謎解きミュージアム巡り「古き学び舎と封印の石」公式ページ
http://game.nazotown.jp/kyotomuseum/

■ 公式twitter
https://twitter.com/miyakomanabi

国際博物館会議ICOM KYOTO2019
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京都国立博物館で9月29日からスタートの特別展「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」の内覧会に参加してきました!



120年の歴史を持つ京都国立博物館で刀剣を特集した展示は75年ぶり(それでも中規模)、博物館全体をまるっと使ったここまでの大規模な展覧会は初めてとのこと。
佐々木館長も冒頭の挨拶で「刀剣乱舞というゲーム、刀剣女子の皆さんが大きな流れを作ってくれたおかげだと思います」と仰っていました。ムーブメントの力が後押しした展覧会なのですね。

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展示風景はこんな感じ。今まで金工のコーナーで刀剣の特集展示は行われていましたが、空間全体を埋め尽くすようにずらりと刀剣が並ぶ光景は、荘厳かつ壮観!どこかスッと背筋を伸ばしたくなるような美しさです。

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佐々木館長がご挨拶の中で「刀は武器の概念を超え、日本人の感性や美意識が凝縮されている。それを思い出しながら見ていただきたい」という言葉がありましたが、それを間近に感じた気がします。
写真だと色味が少ない分地味に感じてしまいますが、そこはぜひ、会場で体感してください!

また、館内では4か国語で刀の鑑賞ポイントをまとめたフライヤーが配布されていたり、刀の見方を解説したパネル展示があったりと初心者向けの配慮も沢山されていましたよ。

続きではより詳しい見どころをご紹介します!

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