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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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「お知らせ」アーカイブ

毎年お盆前に陶器の町・五条坂で開催される陶器まつり。
日本では最大規模の陶器市で知られ、この時期に合わせて全国からやきものファン、カフェやレストラン、料亭などの飲食店の方など多くの人が訪れて賑わいます。
今回は、その様子を簡単にですがスタッフがご紹介します!

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陶器まつりは京阪「清水五条」駅を出てすぐ、川端五条~東山五条までの間、五条坂の通りがそのまま会場になっています。特にここから陶器まつり、というゲートのような表示はないのですが、道沿いに露店が並んでいたり、のぼりがあったりしますので、すぐ分かります。
(取材に出かけたのはまだ午前中だったので、この写真だとまだ人は少なめです)

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店は五条通の道路を挟んで両方の通りにあります。北側は元々陶器屋さんの店舗も多いので、上の写真のように、そこがワゴンセールや露店を出していることが多く見られます。ワゴンセールだからといって侮るなかれ。ちゃんとした京焼、清水焼が揃っていますよ!
京焼も、正統派の薄手で絵付け・染付けが施された清水焼から、緑の釉薬が特徴的な織部焼、白磁に青磁に...などなど実に多彩です。

元々この陶器まつりは、大谷霊廟や六道珍皇寺へのお盆時期の参拝客を相手に、陶器屋さんや窯元、いわゆるB級品や通常価格では売りにくいもの(大下げ、とも言います)を出したのが始まりこれは、ある意味昔ながらの陶器市の様子を伝えてくれているのかしれませんね。

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五条坂のちょうど真ん中のあたりにある若宮八幡宮。
清水・五条坂近辺の人たちにとっては特に身近な神様。(この辺に住んでいた方はよく境内を遊び場にされていたそうです)
陶器の神様も祭られているため、周辺の陶芸家さんたちからは厚い信仰をあつめてきました。
陶器まつりの際は、こちらでも祭礼が行われ、おみこしも出ます。
この隣の路地にも露店が多く出ていましたよ。

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南側は個人の作家さんや窯元が直接出店しているところが多いようでした。
(もちろん、北側エリアにも作家さんが個人出店されてるところもありました)
京都はもちろんですが、滋賀(信楽)や唐津(佐賀)、沖縄のやちむん焼の作家さんもいらっしゃいましたよ!
若い作家さん(それこそ、最近芸大を卒業されたような方)も参加されており、創作陶器も多く置かれていました。作家作品といっても、大体1000円以下のちょっとしたものから万単位レベルの大作までラインナップは幅広く揃っています。
大体相場は1000円程度から高くて5000円程度が殆ど。
あまりかしこまらずに、気軽に作家作品を手に入れられるのも、陶器まつりの魅力です。
またこのエリアでは、有名カフェで使用している食器を提供されている方もいらっしゃいました。あの憧れのカフェをおうちで再現!もできるかも...?

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南側エリアの途中にある六兵衛窯。江戸時代から続く陶芸の家・清水六兵衛家の窯です。
(ちなみに、河井寛次郎記念館の登り窯も下は清水六兵衛家のもので、当時のご主人が寛次郎さんに譲ったものだそうです)
こちらも特設の販売スペースを設置して参加されていました。普段は窯元に直接入る機会は少ないかもしれませんが、こんなイベントの日なら、気軽に有名な窯の作品に触れることができるんです。
(通常は、奥のギャラリーで作品を販売されています。また、右手奥には蔵を利用した展示スペースもあり、歴代の作品を一定期間ごとに入れ替えて展示されています。店舗でお声かけすると見せていただけるので、機会があればぜひ!)

さて、百聞は一見にしかず!
取材スタッフも今回は実際に作品を購入させていただきましたよ。

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スタッフSのセレクトはこちら。
黒いのはお茶碗。京都造形芸大出身の作家さんの作品で、釉薬を使わない「炭化焼締」の手法で作られたもの。釜の中の炎によって一つ一つ微妙に違った焼加減で表情が生まれます。備前焼が有名ですね。
シンプルなものなので、真っ白なご飯を盛ってもよし、アイスクリームや果物を持ってもよさそうです。
下の角皿は修学院の社会福祉法人の作品。色粘土を組み合わせて模様を作る「練りこみ技法」で作られたもので、ポップでかわいらしいデザインが印象的です。(ほかにこの技法の作品を売っているところはなかったので、ここだけかも?)

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取材に一緒に行ってくれた京遊本舗担当のスタッフBのセレクトはこちら。
右奥のマグカップはモダンなデザインですが、清水焼。
日展に史上最年少で入選された方の作品だそうです。見た目は重そうですが、手に持ってみるとびっくりするくらい軽くて、かつ丈夫。また、持ち手に切れ目が入っていますが、これはぬれても滑りにくくなるようにという工夫だそうです。冷たいものを入れると表面に水滴がつくので、それもまた景色として楽しめます。

さて、これから行く方へ少しアドバイスを。
会場はなかなか日陰になるスペースはないので、熱中症になる危険があります。帽子&飲み物は必須。しんどくなったら、周辺にはコンビニや冷房のきいた店舗もあるので、遠慮せずにいったん中に入りましょう。
また、日傘を持っていらっしゃる方も多いのですが、道は露店がある分とても狭くなっています。人通りも多いので傘はかえって邪魔になりますし危険です。日傘はご遠慮を。
また、写真の撮影は露店によっては禁止、というところもありますのでご注意を。お店の展示を撮影したいときは、一言お声をお店の人にかけてくださいね。

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参加されている作家さんには、毎年の常連さんや、ほかの陶器市、手作り市(天神市や弘法市などなど)に参加されていらっしゃる方もいます。
ここでお気に入りの作家さんを探して見るのもありです。
また、販売品には、陶器のほかにもガラスのアクセサリーや、盆栽、着物にカバン、アンティークなどもあります。ちょっと散歩がてらのぞくだけでも楽しいですよ!

開催は8月10日(水)まで。夜遅くまでお店は開いているので、お時間ある方はぜひ、のぞきに行ってみてください!

関連リンク

京都五条坂陶器まつりについてはこちら!


7月14日より、いよいよ宵山の期間が始まりました。
京都はすっかりお祭りムード一色!特に夕方(17時、18時)以降は山鉾の提灯に明りが灯ったり、お囃子がなっていたり、屋台が並んだり、会所から子供たちの呼び込みのわらべ歌が聞こえてきたり...ちょっと街を歩いただけで、すっかり気分が高揚してしまいそうです。

さて、宵山の期間中のお楽しみのひとつが、京都の旧家が、家や所蔵する美術品の数々を一般の人に見せてくれる「屏風祭」。
先日は、一足早く「杉本家住宅」さんにお伺いした様子をレポートでご紹介しましたが、
今回は「横山商店」さんの屏風祭りについて、面白いお話をお伺いしたのでご紹介します。

「横山商店」さんは、西洞院綾小路南西角、四条通から南へ少し下がったところにあります。
本業は呉服屋さん。振袖から訪問着、帯や小物などを幅広く扱っていらっしゃいます。
(ちなみにホームページはこちら→ http://www.yokoyamashoten.gr.jp/ )

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ここでは、呉服屋さんらしく、帯地を屏風に仕立てたものを展示されていらっしゃいます。
帯は〆てしまうと全体の柄はどうしても見えなくなってしまいますが、このように広げて見ると、全体のパターンの美しさがよりよくわかります。

こちらのご主人に今回特に見て欲しいものは、とたずねると、こちらを紹介してくださいました。

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『花樹対鹿文錦(かじゅたいろくもんにしき)』。
100年ほど前にシルクロード探検調査を行った東洋学者・大谷光瑞(おおたにこうずい/1876-1948)が、トルファン(敦煌)の古墓(7世紀)からミイラを発掘した際に発見した、ミイラの顔を覆っていた錦のボロ布。これを日本に持ち帰り、京都を代表する西陣織の職人・龍村平蔵(1876-1962)が復元したものです。
(龍村平蔵は現在も、西陣織において文化財などの復元などで活躍する西陣織の有名な会社です)

ご主人いわく、正円をきちんと連続させ、かつ中にとても細かい文様を織り込むのは、織物の表現としては大変高度な技術が要求される、とても難しいものだそう。
「よくここまで完璧に復元したと思います。職人技がよくわかりますね」とのこと。

色合いや文様の雰囲気はとてもエキゾチックで、遠くシルクロードの文化を感じさせます。
この動物が円の中にあしらわれて連続したパターンは、特にササン朝ペルシャで用いられた文様だそう。現在日本の国宝となっている、奈良・法隆寺で発見された「獅子狩文錦」とよく似てた雰囲気です。

祇園祭には、こんな異国情緒が感じられる美術品を、様々なところで見ることができます。
屏風祭で展示されているものの中にはとてもモダンで現代風の屏風もありますし、山鉾の懸物を見ても、ベルギーからかつて輸入された、聖書をモチーフにした西洋風デザインのものがあります。
様々な国の文化が垣間見えるのも、祇園祭の隠れた魅力のひとつかもしれませんね。

屏風祭は宵山期間中、16日(土)までの開催が殆どです。
ぜひ、宵山めぐり中の楽しみとして、覗きに行ってみてください!
(あくまで一般の建物を利用していますので、観覧マナーにはご注意を。)

屏風祭や、祇園祭関連の展示については、
特集ページ、またはルート提案コンテンツ「京都をぐるっと歩いてみた。第一回祇園祭編」をご参考に!

関連リンク

祇園祭~京都の街中がミュージアムに!~

京都の街歩きコーナー「京都をぐるっと歩いてみた。」第1回「祇園祭」をテーマにぐるっと歩いてみた。




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京都では街中にほぼ山・鉾も出揃い、お囃子の音が夜を賑やかに彩っています。
祇園祭のハイライトとなる宵山〜山鉾巡行を目前に控え、お祭りムードが本格化してきました!
今年は宵山、巡行が休日にかかり、また例年より早く梅雨も明け、天気も良さそうで多くの人が京都を訪れることでしょう。

さて、直前のご案内になりましたが京都で遊ぼうARTでは、
先日祇園祭の山鉾巡りをサポートするスマートフォン向けのアプリをリリースしました。

「宵山」を楽しめるように、全部32基の山鉾の地図をはじめ、豆知識やグッズ情報などが満載です。
また、目当ての山鉾までの道案内機能もついています!
暗がりで地図を広げる手間もありませんよ。
スマートフォンやiPhone、iPodを片手に、山鉾を巡ってみましょう!

無料でご利用いただけますので、ぜひ一度お試し下さい♪
 
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【祇園祭特集!】
「京都で遊ぼうART」では、昨年に引き続き、今年も祇園祭特集記事を掲載いたします。
京都の会社だからこその、より詳しい祇園祭の情報をお届けしていきますよ!
お祭りの日程や各山鉾の所在地、屏風祭の開催予定地などはもちろん、
他にも動画コンテンツやUSTREAMの生中継なども予定しています。
祇園祭特集のページはこちら!

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「京都で遊ぼうART」では2011年の祇園祭に関する話題を募集しております!
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関連リンク

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