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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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「京遊こぼれ話」アーカイブ

カポディモンテ美術館展 フライヤーのサムネール画像 夏の猛烈な暑さもひと段落、秋らしい空気を感じられるようになってきましました。
秋といえば...そう、芸術の秋!そろそろ京都にも、芸術の秋らしく注目の展覧会が目白押しです!

今回は、そのひとつ。
現在東京の国立西洋美術館で開催中、そして10月9日から京都文化博物館で開催される「ナポリ・カポディモンテ美術館展」について、ちょっと予習してみたいと思います。
(もちろん後日、展覧会情報ページにも追加しますので、お楽しみに!)

「カポディモンテ美術館」って?

何だか舌を噛みそうな名前ですが、カポディモンテ美術館は、南イタリア・ナポリにあるイタリアを代表する美術館です。
「カポディモンテ」というのは「山の上」の意味で、その名の通り街を見下ろす丘の上にあります。
1738年、ブルボン家のカルロ7世(後のスペイン王カルロス3世。当時南イタリアはスペイン王家の支配下にあった)が建てさせた宮殿が利用されていますが、面白いのがこの宮殿が元々美術品を収納・展示するために建てられたということ。
カルロの母はイタリアの名門貴族・ファルネーゼ家の娘で、彼女から受け継いだ膨大なコレクションのために建てさせたのです。現在もこのファルネーゼ家、ブルボン家のコレクションを核に、収集が続けられています。

展覧会の見どころは?

初来日!
カポディモンテ美術館のコレクションは、今回が初来日となります。
巡回も東京と、今回の京都だけです
イタリア絵画の展覧会はよく見かけますが、「ナポリ」の絵画に絞るとなかなか無いのでは?

ルネッサンスからバロックまで、絵も彫刻も工芸もずらり。
イタリアといえば!やはりルネッサンスは外せません。そこからバロックにいたるまでの、16~17世紀のコレクションが中心に並びます。絵画だけでなく、彫刻や工芸品もあるというのが、コレクションのバラエティを感じさせます。
特にルネッサンスとバロックの間、「マニエリスム」といわれる時代の作品がちょっと気になるところ。ちょうど過渡期にあたる時代なのですが、構図に懲りすぎて色々おかしな表現になってしまったり、人の身体が「こんな体勢絶対無理!」といいたくなるような感じに描かれていたりします...気になる方はどうぞ会場で。

もちろんラインナップも豪華。有名画家の作品が一堂に。
出品作品を見てみると、ティツィアーノ、パルミジャニーノ(チラシの絵の作者)、ヴァザーリ、エル・グレコ...どこかで聞いたような作者の名前がずらりと並んでいます。
海外の美術館コレクションならではの、豪華ラインナップ。西洋絵画がお好きな方、必見です!
(スタッフとしてはパルミジャニーノが日本に来る!というだけでレアなような気がします...)

今後随時、スタッフブログにてこの「カポディモンテ美術館展」がより楽しめる予備知識をご紹介していく予定です。
もちろん、展覧会の情報ページも後日「京都で遊ぼうART」に掲載します!
チケットプレゼントも予定しておりますので、どうぞお楽しみに!

関連リンク

京都文化博物館
ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展 ルネサンスからバロックまで

gaikan_hujinomori1.jpg神社やお寺の宝物にスポットをあててご紹介している「京都宝物館探訪記」。
第一弾・豊国神社、第二弾・智積院に続く第三弾は、藤森神社をご紹介します!

藤森神社は、伏見稲荷からもう少し南へいったあたり、深草地区にある神社。
実は京都にみやこ=平安京ができるよりも前からある神社なんです!
実際、平安京に遷都する際に、当時の桓武天皇がここに立ち寄って「無事に遷都が済みますように!」と祈願をしたという記録もあるとか。

戦いの神様を多く祀っているため、昔から勝負事や武運に御利益がある神社とされています。
そのせいでしょうか、毎年5月に行われるお祭り(藤森祭)には、甲冑を着込んだ武者行列が出てきたり、武士のたしなみ・馬術を披露する駈馬神事が行われるなど、とても勇壮です。
最近では、紫陽花の名所としても有名です。

今回は主に歴史やこのお祭りについてご紹介しているのですが、古い神社であるために、本当に昔の記録は殆どないので、資料によって微妙に記載が違っていることもあるそうです。
伏見稲荷の近所にあることにも事情があり、昔は伏見稲荷の土地も藤森神社の土地の範囲内だったとのこと。実際、今も藤森神社でお祭りの中心となる氏子さんは、伏見稲荷周辺に住んでいる人が多いそうですよ。

また、伏見と言えば幕末史がやはり欠かせません。
藤森神社の関連では、新撰組の近藤勇が、持病の腰痛がひどくて、この神社に通うと治ると聞いて御参りに来ていたというエピソードが残っています。
また、「鳥羽伏見の戦い」もちょうどここの近くで行われていたとか。

宝物館も神社の個性がよく出ている、ユニークな展示内容になっていました。
これはまた次回以降で、ご紹介していきます。
どうぞお楽しみに!
DSC_8142.JPG

因みに、取材に行った日は非常に暑い日だったのですが...面白いことに灯篭の中で猫が休んでいました。
この近辺に詳しいスタッフの一人に聞いたところ、猫がよく集まってきている場所だそうです...


関連リンク

京都宝物館探訪記 藤森神社
京都宝物館探訪記 トップページ

↓ 幕末・伏見といえばこちらもチェック!
ミュージアム・京都の歩き方 「幕末そぞろ歩き」坂本龍馬編《伏見・東山》

file.php.jpg「龍谷ミュージアム」外観写真(龍谷大学ホームページより)
数多くの寺院が立ち並んでいる京都は、日本有数の「仏教都市」ともいえます。
そんな京都に、来年春、世界初の仏教総合博物館「龍谷ミュージアム」がオープンします!

この「龍谷ミュージアム」はその名の通り、龍谷大学が創立370周年を記念して設立したもの。
場所もちょうど、西本願寺の東向かいというぴったりの場所です。
正式なオープンは来年・2011年4月の予定ですが、建物がこの度完成し、9月6日にお披露目が行われました。

展示内容は、遠くインドで生まれ、シルクロードを経て日本へ続く、仏教の道程や歴史が紹介されるそうです。
外観は夏場に京町家でよくみかける「簾」をイメージしたデザインになっていますが、内部には中国・新疆ウイグル自治区・トルファンにある石窟寺院の大回廊が、なんと実物大!で復元されているのだとか。
中央アジアの仏教遺跡はとにかく派手でエキゾチック。日本のそれとはまた違ったおもしろさが味わえます。
京都でお寺巡りをするのと併せて見てみると、より一層楽しめるのではないでしょうか。

また、一階には路地があり、東西に通り抜けも可能。カフェも併設されるそうです。
街歩きのついでに、休憩も兼ねて気軽に立ち寄るにも良いスポットになりそうですね。

2011年は、法然上人が没後800年、親鸞聖人が没後750年を迎えるという、仏教の中でも節目の年にあたることもあり、これに関連して京都では様々な展覧会やイベントの開催が予定されています。
普段はなかなか見られない、貴重な美術品や非公開施設なども目にできるかも!
また、国民文化祭も京都で開催されます。
ちょっと気が早いですが、2011年も京都のアートシーンの盛り上がりが楽しみですね!

関連リンク

世界初の仏教総合博物館 龍谷ミュージアム完成(2010/9/6 京都新聞)
龍谷ミュージアム(公式ホームページ)


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