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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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「京遊こぼれ話」アーカイブ

tenmon0.jpg京都の町のあちこちには過去の歴史や文化を今に伝える史跡や寺社などのスポットが点在しており、それを巡る町歩きツアーなども数多く開催されています。
今回、スタッフはなかでもちょっと変わった切口の町歩きツアーに参加してきました!

「京都千年天文学街道ツアー」というこの町歩きツアー。千年の都・京都の歴史と天文学を絡めて関連スポットを巡るという、ユニークなテーマのツアーです。
京都と天文学??と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は両者はかなり関わりが深いんです。
国の行事などを執り行う上で暦、要するにカレンダーを作ることは政治的にもとても大切なことでした。そのためかつて朝廷にも幕府にも「陰陽寮」「天文方」という専門の天文学や暦の専門機関が存在し、日々天体観測を行っていました。また、映画や小説などでもお馴染みの陰陽師・安倍晴明も、本来の役割は暦作りや天体観測が仕事の天文学者。呪術や祈祷などはその仕事の一環として行っていたものです(それがクローズアップされてまるで魔法使いのように思われていますが...)

今回は「明月記」コースとして、星にかかわりのあるスポット・安倍晴明を祀る晴明神社から、京都に唯一残る公家屋敷・冷泉家まで歩きました。

flyer_hamburg-ukiyoe.jpg先日5月21日(土)から相国寺承天閣美術館で始まった 日独交流150周年記念「ハンブルク浮世絵コレクション展」

鈴木春信、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重...と、有名&人気浮世絵師の傑作がずらりとドイツ・ハンブルクから里帰りするというとっても豪華な内容の展覧会です。いや、本当すごい。

しかし、展覧会会期中の見所はそれだけではないんです!

実は展覧会の会期に合わせて、期間限定で貴重な作品が公開されることになっています。
今回公開されるのは
横山華山筆「祇園祭礼図巻」と、伊藤若冲の拓版画「玄圃瑤華」&その版木です。
しかし、作品名をぱっと聞いただけではイマイチイメージが浮かびませんよね。
いったいどんな作品なのか?少しご紹介します!

横山華山筆「祇園祭礼図巻」

公開期間:2011年7月2日(土)~18日(月・祝)

京都の夏祭りといえば、祇園祭。
その期間に合わせて公開されるこの作品は、江戸後期の祇園祭の様子を描いた作品です。
現在も見ることができる祇園祭の山や鉾の姿のほか、当時の人々がお祭りを楽しむ様子も生き生きと描かれています。
実は祇園祭の山・鉾の一部は、この絵が描かれた後、蛤御門の変などで京都の街が火災に遭った際に焼失してしまい、今は巡行していないものもあります。まだ健在だった頃の姿を、絵巻でぜひ確認してみてください。

※ 横山華山(1781(1784)~1837)
江戸後期の絵師。京都生まれ。岸派の岸駒(がんく)や四条派の松村月渓に学んだ。曽我蕭白にも私淑している。
人物画、風景画、花鳥画に優れる。主に海外の美術館・コレクションに所蔵品が多い。
京都をテーマにした作品には、京都の風景をパノラマで描いた「花洛一覧」など。


特別公開 伊藤若冲の拓版画「玄圃瑤華」と板木

公開期間:2011年8月13日(土)~21日(日)

genpoyoka.jpg 2genpoyoka.jpg

相国寺ゆかりの人でもある伊藤若冲。
承天閣美術館では、最近修復が完了した若冲筆の障壁画(金閣寺大書院で使われていたもの)の全面公開を行うなど、話題となっていました。→ 若冲水墨画の世界

今回は、彼の代表作のひとつである「玄圃瑤華」(げんぽようか)が特別公開されます。
若冲が好んだモチーフ、草花や虫たち、カエルなどの生き物が生き生きとデザインされた版画作品。
葉っぱの虫くいやつるのうねり具合など、全体が上手に一体化され、とてもモダンな作品になっています。
若冲といえばものすごい書き込み具合や極彩色のカラフルな作品のイメージが強いかもしれませんが、こちらはモノクロームかつディフォルメもされていて、とてもかわいらしいですよ!
はがきなどにも復刻デザインされたものが京都では売られていたりするので、見覚えのある方もいらっしゃるかも?
(ちなみに、江戸琳派の代表的な画家である酒井抱一もこの絵をお手本にした作品を描いています)
また、今回は作品と一緒に、版木を所蔵する日本でも数少ない木版印刷の会社「芸艸堂」(うんそうどう)さんが、実際に用いる版木も公開してくれます!

日々何かしらの催しが開催されている京都。
その京都の5月を代表する行事といえば、葵祭!平安時代からずっと行われている、大変歴史あるお祭りです。平安時代の貴族文化や、日本の美も堪能できるこのお祭りに、スタッフが当日行って参りました。その様子をご紹介します!
今年行かれた方も、行けなかった方も、ご一読ください。


葵祭とは?

正式名は「賀茂祭」。
7月の祇園祭、10月の時代祭にならぶ「京都三大祭」の一つです。葵祭は、葵の花を飾った平安後期の装束での行列が有名です。

京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で、5月15日(陰暦四月の中の酉の日)に行なわれる例祭であり、石清水八幡宮の南祭に対し、「北祭」とも言います。平安時代、「祭」といえば、葵祭のことを指していたらしいです。

(参照元:wikipedia「葵祭」

今年は日曜日に開催!行列のコースは見物客で溢れていました

到着したのは、11時を少しまわった頃。場所は出町柳駅近くの「出町橋」。

久しぶりの日曜日開催に、橋の上はすでに見物客で溢れかえっていました。
河原町通付近はすでに見物客出入りの規制がかかっており、入ることはできない程でした。さすが、週末。

待つこと、10分程。行列が出町橋に姿を現しました。

先頭は、本列から。

葵祭_01 葵祭_02 葵祭_04 葵祭_05
葵祭_03

さて、前半の本列での主役になるのが黒い着物を着た勅使(ちょくし)です。
実は葵祭って、この列は主役らしいですね。お恥ずかしいことに、私は今回初めて知りました。

元々は天皇が京の両鴨社に、願い事を書いた文書を代理の高官を立てて持って行き、天下国家の安泰を祈ったことが葵祭の始まりだそうです。
さらに、源氏物語・葵の巻では、光源氏がこの勅使として行列に参加したというエピソードがあります。

本列はこれで終了。 続くは、有名な斎王代列。
見学している人の中には、この斎王代列がお目当てだった方もといらっしゃいました。

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斎王代(さいおうだい)。葵祭でももっとも有名な役どころです。
今年の斎王代(第56代斎王代)に選ばれたのは、同志社大政策学部の金井志帆さん。
お母様も第23代斎王代を務めた経験があり、親子2代で選ばれたのは前回に続き4組目だそうです。
遠目ではありますが、なんとか横顔だけは拝見できました。

私の目の前を通り過ぎると、すぐそこには午前の部のゴール・下鴨神社。
午後は、ここから上賀茂神社を目指すことになります。

当日は夏日と言っていいほどの暑さ。
行列の役者として参加した方も、見学した方も、お疲れ様でした。
そして、私はあの十二単がどれだけ暑いのか、とても気になりました。


そういえば、2011年は京都三大祭すべて週末に来る、絶好の観光YEAR!

5月の葵祭が終わり、もうじき7月の祇園祭。そして、10月の時代祭がやってきます。 しかも、今年はどの三大祭も本番は週末に行われるという、見学するには絶好の曜日合わせ。大変な混雑となり、見学するのも一苦労かと思います。
でも、せっかくの週末合わせの三大祭です。まだ行った方ことが無い方は、これを機会に是非足を運んでみてはいかがでしょうか。


祇園祭の詳細はこちらから。
祇園祭 GION-MATSURI 〜京都の街中がミュージアム!〜



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