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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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「京遊こぼれ話」アーカイブ

杉本家住宅の屏風祭、一足早くお邪魔して来ました!

sugimotoke1.jpg「時代香袋扇面散二枚折」(作者・年代不詳)
通常、屏風祭は14日~16日の宵山に併せて行われるのですが、7月12日に一足早く「杉本家住宅」の屏風祭にお邪魔してきました!

多くは家の玄関先などに飾ってそこだけを公開しているのですが、中にはこのように建物の中まで入れてくださり、あちこちの部屋に作品を飾って、室内と合わせて公開しているところもあります。

飾られる作品も煌びやかな金屏風から、美しい花鳥画まで様々。どれも非常に貴重なものばかりです。

sugimotoke2.jpg熊代繍江(くましろしゅこう/1712-72)
「蘆雁図屏風」(1752)
今回のメインのひとつは、長崎出身の画家熊代繍江(くましろしゅこう/1712-72)筆「蘆雁図屏風」。21羽の雁がアシの茂る水辺で羽を休める姿を活き活きと描いた花鳥図です。

「鳥の羽の触感まで伝わってきますよね。自然を見る目、特徴をしっかりと抑えた確かな画力が感じられます」
と仰っていたのは、作品をご案内下さった学芸員で、この家に実際に暮らしていらっしゃる杉本歌子さん。確かに、一羽も同じように描かれた雁は絵にいません。どれもそれぞれ違った表情をしていて、見ていてとても楽しい作品でした。

他にも、祇園祭らしい、山鉾の図柄をあしらった扇面図(こちらは土佐光吉の作で、後陽成天皇の所持品とも言われる品だそう。400年以上も前のものとはわからないほど、鮮やかな色合いでした)など、祇園祭を題材にしたような時期にぴったりの作品も見ることが出来ました。

sugimotoke3.jpg「時代菊図屏風」(江戸初期)
白い胡粉を盛り上げて描いた白菊が、金箔の光によく映えています。
この屏風祭の素晴らしいところは、通常の展覧会と違って、部屋の設えとして自然な形で楽しめるところ。普段、展覧会でこのような作品を目にするとガラスケース越しや蛍光灯の光で見ることになりがちですが、もともと屏風は少し薄暗い、室内で飾るために描かれたもの。
自然に差し込む光が生み出す、薄暗い陰影。そして、その光を柔らかく反射して見える、薄ぼんやりとした金の光...これが、絵師が考えた「本来の絵の姿」。
それに近い状態、しかも展示するのではなく部屋の一部として鑑賞することが出来るのです。

「今では、屏風を前にしてくつろぐこともあまりできなくなってしまいましたが、ここではその屏風の空間に流れる空気感を感じてもらって、「ハレの空間をくつろぐ」感覚を味わって欲しいと思っています」
と歌子さんは仰っていました。

sugimotoke4.jpg屏風の向こうには、鮮やかな緑が美しい中庭。庭や玄関先から通り抜ける風、そして涼しげな氷柱...ついつい、居心地が良すぎて時間を忘れて長居をしてしまいそう。
全てが相まって、とても穏やかな、そしてなんとも贅沢な空間がそこには広がっています。

14日からは、同じ建物の「表の間(店の間)」で伯牙山のお会所飾りも行われます。
普段はなかなか見学が出来ない施設です。是非この祇園祭の機会に、ご覧になってみて下さい。


リンク

京都で遊ぼう1周年・特別企画 「祇園祭 GION-MATSURI 〜京都の街中がミュージアム!〜」
「屏風祭」のコーナーはこちら!

夏の特別一般公開「祇園会 屏風祭」展(杉本家住宅)
今日は大半の山も山建てを開始し、明日14日からは宵山もスタート!粽販売や会所飾りの公開も行われます。いよいよ祇園祭も本番が近づいて参りました!

祇園祭・曳き初めUSTライブ中継、アーカイブを配信します!


kitakannon1.jpg 北観音山。中継ではここと南観音山の曳き初めをお送りしました。近隣の子供たちが数多く参加していました。アーカイブ動画でもその様子はお分かりいただけるかと思います。

本日は祇園祭の曳き初め(北観音山・南観音山)の様子をUSTREAMで生中継させて頂きました!

「京都で遊ぼうART」としては初めての試み、残念ながら雨の中というあまり良いコンディションではない中での放送となりましたが、多くの方にご覧いただけたようでとても嬉しく思っております。
少しでも、京都の町の生の空気や祇園祭の雰囲気をお届けできていたら幸いです。
アーカイブ動画は、生中継したアドレスと同じところでしばらく配信しておりますので、リアルタイムでご覧頂けなかった方はこちらをご覧いただければと思います。
放送分全て、というわけではありませんが、祇園祭のお囃子なども楽しめますよ!

なお、今回の中継に関しては、(財)八幡山保存会さんの多大なご協力を頂きました。この場を借りて、改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!


hachiman-rachi1.jpg hachiman-rachi2.jpg
因みに、UST中継の後、八幡山さんの準備の様子も中継をさせて頂きました。曳き初めが終わって人通りが落ち着いたころ、会所から事前にある程度組み立てていた山を道路に引き出して、周りを囲う柵(らち)や、夜に駒方提灯を灯すための柱などを立てていました。(山鉾と同様、こちらも釘を一本も使いません)
こちらもアーカイブ動画を残しておりますので、宜しければご覧下さい!
(こっそりスタッフの声も録音されていますが、そこは何卒ご容赦下さい;)

祇園祭・曳き初めライブ中継アーカイブ(南観音山):USTREAM
祇園祭・八幡山の設営の様子アーカイブ:Twitcasting


※前にも後ろにも進まない、どうしようもない状況を「埒が明かない」といいますが、この「埒」は「柵」のことを指します。祇園祭の宵山で山鉾を囲っている木製の囲いは今でも「らち」と呼ばれています。

「屏風祭」コーナーを追加!宵山と一緒に屏風祭巡りはいかが?

祇園祭特集ページにも、「屏風祭」のコーナーを追加しました!

山鉾が建っているところ、特に新町通や室町通周辺は明治や大正の頃からの歴史ある京町家なども多く残っている地域。先祖代々、古くから暮らしている旧家の方も多くいらっしゃるので、貴重な美術品を所蔵していることも多いのです。
それを、この時期だけ一般の人に、大胆にも家を開放して見せてくれるんです。それを「屏風祭」といいます。

「屏風祭」コーナーでは、屏風祭を開催している主な施設や家を地図付きでご紹介。また、「京都で遊ぼうART」でもご紹介している「杉本家住宅」さんの屏風祭を特にピックアップして掲載しています。
杉本家住宅の屏風祭、速報レポート!

山鉾や粽販売だけでなく、宵山の時期はこの屏風祭も是非巡ってみて下さい!
因みに、新町通の三条~六角通近辺、四条~綾小路近辺は結構密集してますのでお勧めです。

園祭特集ページ・「屏風祭」のコーナーはこちら!

なお、明日14日からはいよいよ宵山がスタート。
それに伴い、京都の中心部はあちこちに交通規制がかかっているので、バスや車での移動は大変難しくなっています。祇園祭にお越しになる際は、地下鉄や徒歩での移動をお勧めします!


リンク

京都で遊ぼう1周年・特別企画 「祇園祭 GION-MATSURI 〜京都の街中がミュージアム!〜」
 


bakumatsu2.jpg京都で遊ぼうARTをご覧の幕末好き、大河ドラマファンの皆様、お待たせしました!
展覧会と一緒に関連スポット巡りが楽しめる、京都の歩き方シリーズ「幕末そぞろ旅」。
坂本龍馬編の第二弾「河原町周辺」を公開です!

前回は主に東山や伏見周辺を中心にご紹介しましたが、今回は京都の中心部、四条河原町周辺にスポットを当てました。
ちょうど大河ドラマ特別展「龍馬伝」を開催中の京都文化博物館からも足を伸ばしやすいエリアです。
(展覧会チケットプレゼントでのアンケートでも、周辺の歴史スポットが知りたい!というご意見を多数頂きました。是非ご活用下さい)

現在は京都随一の繁華街として、デパートや商店街、飲食店が軒を連ねているこのエリア。坂本龍馬が生きた幕末の頃は志士達も数多く集まる場所でもありました。
大河ドラマでも活躍している土佐勤王党を率いた武市半平太が京都滞在中に暮らしていたのもこの近辺。龍馬の盟友・中岡慎太郎の家もこのあたりでした。龍馬の旧友のひとり・岡田以蔵が人斬りをしてしまった現場もすぐ近くにあります。
そして、龍馬と慎太郎が命を落としてしまう近江屋も...

今ではすっかりショッピングエリアとなっていますが、彼らが確かに過ごしていた場所。歩いて廻ってもさほど時間もかからない距離ですので、展覧会と併せて、是非自分の足でも歩いてみては如何でしょうか?

なお、幕末の史跡スポットに関しては「龍馬伝」展の特集ページ内でも少しご紹介してますので、そちらも是非ご覧下さい。

関連リンク

■京都の歩き方「幕末そぞろ旅」
 坂本龍馬編 第一回 東山・伏見
 坂本龍馬編 第二回 河原町周辺

■注目の展覧会
 坂本龍馬の生涯を辿る 特別展「龍馬伝」(特集ページ)

■関連展覧会
大河ドラマ特別展「龍馬伝」(京都文化博物館)
年間特別展「大龍馬展」第二期「翔る!龍馬」(霊山歴史館)



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