1. 京都で遊ぼうART
  2. スタッフブログ
  3. 「京都ARTNEWS」アーカイブ

京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

RSSで最新情報をお届け

「京都ARTNEWS」アーカイブ

奥田さん作品写真.jpg

言葉は磨けばきれいになり、乱雑に扱えばすさんでいく。美しい言葉を使って、書いて、眺められれば、穏やかな時間をもたらしてくれます。普段何気なく使っている言葉に意外な意味があったり、言い換えてみるだけで素敵になったり。漢字で書くのと、平仮名で書くのとでも印象が変わるもの。

このイベントは、書家の奥田美穂さんを迎え、そんな言葉の響きやイメージをライターとともに考えながら、大切な言葉をひとつ、書作品にするというワークショップです。
奥田さんの淹れる珈琲を片手に言葉の響きや意味について、文と編集の杜(主宰)のライター陣と奥田さんがお話したのち、一緒に好きな言葉を書きます。書きたい文字は予め考えておいても良し、当日一緒に見つけても良し。最後に色紙に仕上げ、お待ち帰りいただきます。

意味、響き、そして形。あなたがおもう〝きれい〟な言葉を作品にしてみませんか?

※このイベントは「店と催し 雨露」オープンプレイベントの第2回として開催されるものです。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当日は消毒用アルコールを用意し対策の上で開催となります。やむを得ず当日キャンセルの場合などは会場までお問合せください。

■ 3月20日~22日には関連イベントとして個展を開催いたします。


ライター×書家・奥田美穂さんワークショップ
「雨露で、書と珈琲を。 うつくしい言葉を探して、認(したた)めるひととき」

日時:2020年3月14日(土)17:00~19:00/15日(日)14:00~16:00
定員:各日5名
料金:4,000円(材料費込・飲み物付)
※参加希望の方は、メールまたはお電話にて、
「お名前」「年齢」「連絡のつく電話番号」「メールアドレス」「住所」を添えてお申し込みください。

会場・アクセス

店と催し 雨露
京都市左京区聖護院山王町18 メタボ岡崎106(文と編集の杜 内)
TEL:075-354-5373/MAIL:bhnomori@gmail.com
URL:http://bhnomori.com
【市バス】「熊野神社前」下車、徒歩5分


奥田美穂 プロフィール

「ペンと珈琲」主宰。9歳より字を習いはじめ、現在は、暮らしのかたわらで季節のうつろいや自然の風景に自身を響かせて作品を表現。書くことと美味しい珈琲に深く関心を寄せ、日々「書くこと」と「珈琲を淹れること」の実践を続ける。
https://kazenotayorimi.wixsite.com/miho-okuda
嵐山の福田美術館で2020年1月29日より開催の「美人のすべて」展の内覧会に行ってきました。

bijinsubete_photo(1).jpg


今回のテーマは「美人画」。
「容姿や装い、感情の動きや内面から醸し出される美しさなど、さまざまな観点から女性の魅力を描いた絵画」(プレスリリースより)のことです。江戸時代から女性を主題とした絵は描かれてきましたが、「美人画」として確立したのは明治以降のこと、日本画の重要なジャンルとなり、多くの画家が絵筆をふるいました。

なかでも特に知られるのが、京都を代表する日本画家・上村松園です。
松園は女性がまだ職業画家として生きることが難しい時代にあって、独自の美人画で道を切り開き女性初の文化勲章受章者となった、美人画の第一人者。
今回はその松園の作品を中心に、同時代の他の画家たちや松園に続いて活躍した女性画家によるさまざまな美人画を一堂に集めた展覧会となっています。

***

今回は松園の作品はまだ初々しさの残る若年期から、美人画を通じて理想の美を描き続けた円熟期までが揃います。

bijinsubete_photo(2).jpg

こちらは若描きの頃の作品「四季婦女図」。女性たちの着物で春夏秋冬を表したもので、色や文様の取り合わせの工夫を楽しめます。松園自身も楽しんで着物の柄を描いているような感覚が伝わってきます。

着物は「美人画」の見どころのひとつ。
着物の柄はもちろんのこと、生地の質感、色柄の取り合わせ、帯の結び方など、どれも松園のこだわりが感じられます。もちろん今見てもお洒落で素敵なものばかり!
また、人物の年頃や絵に込められた物語や背景事情も、人物の仕草や表情と着物の組合せから読み取ることができます。

bijinsubete_photo(3).jpg

例えば、この「姉妹之図」は、髪型や装いから、一番奥がもうお嫁に行っている長女、真ん中はまだ未婚の次女、手前が幼い末っ子とわかるように描き分けられています。帯の結び方も末っ子は大きく華やか(リボンみたい!)で可愛らしいです。

bijinsubete_photo(5).jpg

こちらは「しぐれ」。雨上がり、ふと目に入った紅葉に目を奪われて傘を閉じる手を止めてしまった美人の姿。すっと惹かれた眉と視線の織りなす表情がなんとも上品です。
空色の着物と赤の帯の組合せは松園は好きだったのでしょうか?他の作品でもしばしば見られます。
白い襟や襦袢の地紋様までしっかりと描かれ、下から覗く赤がアクセントになっています。
地紋様は写真ではわかりにくいので、ぜひ実物を見て欲しいポイントです。

bijinsubete_photo(6).jpg

そんな中でひときわ目立つ異色作が、この「雪女」。
雪の中で命を落とした女性が、魂だけになっても想い人を救おうとする「雪女五枚羽子板」という浄瑠璃(近松門左衛門作)に材を得たもので、版画の原画として描かれた作品。今回が初公開となる展覧会の目玉です。

華やかな着物姿の美人図が並ぶ中、ぼんやりとした白い影のように描かれた女性の姿は松園作とは思えないほど異彩を放ちます。しかし、うっすらと描かれた顔や髪の影、輪郭や着物を纏っていることのわかるシルエットは確かな美しさも感じさせます。彼女の魂をも、少ない色数だけで描き出した松園の力量が伝わります。

bijinsubete_photo(4).jpg

なお、今回の展覧会は表具にも注目。
実際の着物の生地を転用したもの、丁寧に刺繍を施したものなど、こちらも華やかです。
前述の「雪女」も一見地味に見えますが上下に大変細かな鹿の子絞り、風帯や絵の縁を飾る一文字はお揃いの織紐のような生地で飾られ、手が込んでいます。
絵と表具のコラボレーションも楽しみながら鑑賞してみるのもおすすめですよ。
workshop_naito.jpg2020年はどんな風に始まりましたか? 2月3日は節分。旧暦で言えば、翌日の立春が一年の始まりです。そこで、今年の目標や想いを色で表してみませんか? 色彩作家・内藤麻美子さんをお迎えして、あなたの気持ちを色で表した作品を表紙にしたノートをつくるワークショップを開催します。

最初に、色選びについて内藤さんに少しお話していただき、一緒に色選びを。実際のノートよりも大きなサイズのパネルに、筆や刷毛を使って自由に描いた後で、表紙に使う部分をトリミングします。こちらを表紙として、ノート本体にセット。穴をあけ、ひもで綴じて完成です。
(紙は二条城近くの印刷会社・修美社さんの「紙出」を使用します。)

最初のページにはぜひノート完成日の想いを書いてください。そして折に触れてこのノートをひらいて、想いを書き足して。自分の変化を振り返りながら、素敵な一年にしてくださいね。

※このイベントは「店と催し 雨露」のオープンプレイベントです

色彩作家・内藤麻美子ワークショップ
「今年の気持ちを表した色を表紙に。2020年を一緒に過ごすノートをつくりましょう」

日時:2020年2月1日(土)・2日(日)各日14:00~16:00
定員:各日5名
料金:4,000円(材料費込・飲み物付)
※参加希望の方は会場までお問合せください

会場・アクセス

店と催し 雨露
京都市左京区聖護院山王町18 メタボ岡崎106(文と編集の杜 内)
TEL:075-354-5373/MAIL:bhnomori@gmail.com
URL:http://bhnomori.com
【市バス】「熊野神社前」下車、徒歩5分


内藤麻美子 プロフィール

1982年神戸生まれ。2006年武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業後、Antenna Graphic Base にてグラフィックデザイナーとして勤務。2009年Central Saint Martins/Graphic Folio,Mixed media Painting コース終了。2012年より京都に拠点を移し、色彩作家としての美術活動を開始。2013年より京都造形大学非常勤講師。創業260年の老舗顔料店上羽絵惣にて色彩ワークショップを定期開催。企業から依頼されたクワイアントワークに、POLA、Wacol、森永製菓などがある。


  • 京都で遊ぼう総合TOP
  • 京都で遊ぼうART
  • 京都で遊ぼうMUSIC
  • 京都で遊ぼうSTAY
  • 京都の銭湯
  • 京遊本舗