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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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2013年4月アーカイブ

flyer_okazakihyakunin.jpg昨年春に開催された「京都・岡崎 百人百景」。
100人の参加者がそれぞれなつかしのインスタントカメラ「写ルンです」を手に、思い思いに岡崎の風景を写真に収めるというユニークなイベントで、展覧会も開催され話題となりました。

その写真を収めた関連書籍が発売されるのを記念し、4月25日(木)にトークショーが開催されます。
ゲストは、歴史工学の研究者として活躍している中谷礼仁さんと、「岡崎百人百景」のイベント実行委員である村松伸さん。
普段何気なく見ている風景にいつもとは違うスタンスで注目する「まなざし」=「リテラシー」を研ぎ澄ますという試みでもあった「岡崎百人百景」。そのまなざしから、環境の問題などにも広げ、対談を通して考えます。

書籍『「百人百景」京都市岡崎』についてはこちら

『「百人百景」京都市岡崎』出版記念トーク
路上と日常のリテラシー

日時:2013年4月25日(木) 19:00~21:00
参加費:500円(1ドリンク付)
定員:60名

【出演】
中谷 礼仁(歴史工学家)
村松 伸(総合地球環境学研究所教授/建築史家/京都岡崎百人百景色実行委員)
鞍田 崇(総合地球環境学研究所(地球研)特任准教授/哲学者)


会場・お問い合わせ

MEDIA SHOP
京都市中京区川原町三条下る一筋目東入る大黒町44 VOXビル
TEL:075-255-0783
MAIL:mediashop@media-shop.co.jp
URL:http://www.media-shop.co.jp/

【アクセス】
阪急「河原町」駅下車、徒歩10分
京阪「三条」駅/地下鉄東西線「京都市役所前」駅下車、徒歩5分

dm_komatsu-noriyuki_yamaguchi-kazuya.jpgプロボクサー・辰吉丈一郎のポートレートなどで知られ、美術家・写真家として活躍する山口和也さんによる展覧会が、4月13日~5月12日の日程で京都水族館近くのギャラリーにて開催されています。

京都造形芸術大学出身の山口さんは、2003年から一人のプロボクサーの写真を撮影し続けていました。
彼の名は小松則幸。元WBC世界フライ級2位であり、第29代ならびに第34代OPBF東洋太平洋フライ級王者となった選手で、2009年5月には亀田大毅選手とのとの対戦が予定されていました。
しかしその矢先、試合の一ヶ月前に小松選手は滋賀県の滝壺で転落事故のため亡くなりました。

山口さんは小松選手の一周忌には新宿で、三回忌には小松選手の故郷である大阪で、6年間撮り貯めた小松選手の写真を展示する写真展「プロボクサー小松則幸」を開催。
以後、毎年命日に開催されてきた小松選手の追悼写真展が、今年は京都で開催となりました。

会場では、世界を取ったときに出そう、と2人が約束していたという写真集「KOMATSU NORIYUKI  YAMAGUCHI KAZUYA」も販売されます。
一人の芸術家と一人のプロボクサーが交わした、6年間の光の対話をご覧ください。

■ 山口和也さんについては、連載コラム「アートにこころをゆるめ~る」にてインタビューを掲載しています。→ 詳細はこちら

trace Exhibition #0
KOMATSU NORIYUKI
YAMAGUCHI KAZUYA

日時:2013年4月13日(土)~5月12日(日) 12:00~18:00
※プレオープン企画のため、木・金・土・日のみ開廊
※休廊日:月~水曜日、5月4日(土・祝)、5日(日・祝)
※入場無料

会場・アクセス
trace
〒600-8834 京都市下京区和気町4 栗塚運輸倉庫内
TEL:080-9473-1972
Mail:info@trace-kyoto.com

【市バス】「七条大宮・京都水族館前」停(大宮七条交差点付近)下車、徒歩すぐ。
※京都水族館(梅小路公園)の北隣にある三角屋根の倉庫です。階段から2階へお上がりください。
2013年3月30日(土)からスタートした京都国立博物館の特別展覧会 「狩野山楽・山雪」、もうご覧になられましたか?
京都で遊ぼうARTの担当Sが展覧会開催の前日・3月29日に一足早く内覧会に足を運んでまいりました。その際のレポートです。もう行かれた方には復習に、まだの方には予習に、ぜひ参考にしてください!

(3月29日にtwitterにて行った速報レポートを加筆修正したものです)


*****


大障壁画をはじめ大作・名作がずらりと並ぶ風景はまさに圧巻の一言。華麗で濃厚、力強いけど品やこだわりもひしひし感じる、京狩野派の魅力がつまった展覧会でした。

展覧会全体の構成は、構成は師匠の山楽からスタートし、弟子の山雪へと繋がっていく流れとなっています。途中には2人の合作ともいえる作品もあり、2人の間に何が受け継がれていったのかもたどれるようになっています。
展覧会のタイトルを見ると2人の「対決」というように感じられるかもしれませんが、そうではなく師匠から弟子に受け継がれたものはなんだったのか、そして弟子が自分らしさをどこに出して行ったのかを辿る、ということが、展示のコンセプトだったそうです。


まずは師匠の山楽から。

sanraku-sansetsu1.jpg


山楽は「最も永徳を受け継いだ人」といわれるに相応しく、ダイナミックで明るく力強い作品が多く感じました。特にポスターにもなっている「龍虎図屏風」は、実物は虎の顔が人の顔と同じくらいの大きさの大迫力です!
企画担当の学芸員さんは「虎の口の中」もじっくり見て欲しい、と仰っていました。
担当Sとしてのお勧め鑑賞ポイントは、「龍虎図屏風」の左端から数歩下がったところ。
虎の描かれている左隻側から龍のいる右方向へ斜めになるように眺めると、より迫力が増して感じられる気がしました。

sanraku-sansetsu2.jpg


他、山楽の作品としては源氏物語の一場面を描いた「車争図」も見どころ。「源氏物語」の有名な場面のひとつ、光源氏の妻の葵上と六条御息所が、葵祭の行列の見物場所をめぐって争っているシーンです。
大和絵のタッチで細やかに描かれた群衆は、皆とっても表情豊か。仲の良さそうな親子や家族連れ、行列の最中におしゃべりしている人など、じっくり見れば見るほど楽しめます。
乱闘シーンの滅茶苦茶っぷりも、現場の混乱具合が見ているこちらにも伝わってきます。
ちょっとマンガのようなコミカルさも感じられる作品です。


一方、山雪は全体的に絵に対する尋常でないほどのこだわりっぷりが伝わってきます。驚くほど徹底した描きこみや丁寧なタッチには驚かされます。どの作品もじっくりと、遠くからも近くからも眺めてみたいものばかりです。

sanraku-sansetsu3.jpg特に「雪汀水禽図」は山雪の特徴がひとつの作品に凝縮されたような逸品。ぜひご覧になる際は近くまで寄って見てください。まるで装飾をしているのかというほど細かい工夫がいっぱいです!

sanraku-sansetsu4.jpg
sanraku-sansetsu5.jpg

もちろん山雪といえばおなじみの「老梅図」、日本初里帰りの「群仙図」も見どころ。後者はまるで演劇の舞台を見ているような感じで、仙人のキャラがとても生き生き描かれた作品です。

sanraku-sansetsu6.jpgまた、山雪といえば「濃い」「超個性的」のイメージがつきものですが、それをひっくりかえされるような、とっても可愛らしい作品もあります。もこもこのぬいぐるみのような猿や、くりくりとした眼がかわいい小さなふくろうは、思わず表情が緩みます。水墨画の掛け軸のスペースにご注目を!

また、今回は特に図録の表紙を触ってみて頂きたいです。展覧会を最後まで見た人なら、「おお!」と思う工夫がされていますよ。
京都限定開催なので、巡回はありません。ぜひお見逃しなく!

sanraku-sansetsu7.jpgちなみにミュージアムショップはこんな感じ。
今回は辻利さんのティーパックと豆政さんの豆菓子の展覧会限定パッケージや、かわいい山雪の描いた動物をあしらったTシャツやトートバックが登場しています。
また、京都国立博物館限定カラーの胡粉ネイルなど、新しいオリジナルグッズも発売されているので要チェックです!

特別展覧会 「狩野山楽・山雪」







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