1. 京都で遊ぼうART
  2. スタッフブログ
  3. 2011年9月アーカイブ

京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

RSSで最新情報をお届け

2011年9月アーカイブ

9月13日(火)より始まった、「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 印象派・ポスト印象派奇跡のコレクション」。
先に開催された東京展でも行列ができるほどの盛況ぶりだった展覧会が、いよいよ京都にやってきました!
東京展の様子はこちら!(展覧会レポート)

行くぞ!と決めている方も、どうしようかなぁ、と迷っている方もいらっしゃるかと思います。
ここでは、そんな注目の展覧会の、見所ポイント、そして気になる作品を少しご紹介したいと思います。
ビビっと来たら、ぜひ展覧会に足を運んでみてください!

「美術館展」の開催が極めて困難なワシントン・ナショナル・ギャラリー


mane_washington.jpg エドゥアール・マネ 《鉄道》 1873年
National Gallery of Art, Washington
Gift of Horace Havemeyer in memory of his mother, Louisine W. Havemeyer

明快な色彩や平板な空間表現、大胆な構図により、ヨーロッパの絵画に変革をもたらしたマネは、その後「印象派」が生まれるきっかけとなり、「印象派の祖」とも呼ばれます。 これは彼がパリで最も権威ある展覧会「サロン」に1874年に出品した三点の作品中、唯一の入選作でした。
二人の人物の視線や年齢、服の色のコントラストが印象的。リズミカルな鉄格子の配置は画面全体のアクセントになっています。題材がちょうど当時普及し近代化のシンボル的存在だった鉄道というところも時勢を感じさせます。
常設コレクションの作品のひとつ。
ワシントン・ナショナル・ギャラリーでは、作品寄贈者の意向などにより所蔵作品の多くは貸し出しが厳しく制限されています。
特に「常設コレクション作品」と呼ばれる作品群(2,334点)は美術館の「顔」ともいえる傑作の多くがそれに指定されており、「ある決まった点数以上、一度に館を離れてはならない」という不文律があります。
つまり、一気に多くの作品を持ち出して展示する「○○美術館展」の形式での展示が難しい美術館なんです。
しかし、今回の展覧会ではそのうち9点が出展!これは一つの展覧会に出される点数としてはワシントン・ナショナル・ギャラリー史上最多の数となります!

印象派・ポスト印象派ファン必見!日本初公開作品が約50点!


renoir_washington.jpg ピエール=オーギュスト・ルノワール 《モネ夫人とその息子》 1874年
National Gallery of Art, Washington / Ailsa Mellon Bruce Collection

印象派を代表する画家であるクロード・モネ。彼の家は1870年台半ば、一時期印象派の画家たちの集まる中心的な場所になっていました。
この絵は、モネの友人で印象派の仲間でもあったルノワールが、モネの妻カミーユと息子ジャンを描いたもの。実はこのとき、マネもモネの家を訪ねており、二人を隣で描いていました。そして家主のモネはその絵を描いているマネを描いていたのだとか。画家たちの親密な交流が伺える作品です。モネもお気に入りだったようで、生涯手元に置き、晩年には寝室に飾っていたそうです。
こちらは今回の展覧会で日本初公開となります。
ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵作品12万点の中でも、特に質の高さと人気を誇るのが、うち約400点の印象派とポスト印象派の作品群です。
今回はその中から日本初公開作品約50点を含む、全83点が展示されます。
展示は、クールベやコローらバルビゾン派・写実主義の作品を導入部とし、印象派の先駆けとなったマネを経て、モネ・ルノワール・ドガなど印象派に至り、そし てセザンヌやゴッホ、ゴーギャンなどそれぞれの表現を模索し印象派のその先を目指したポスト印象派の画家たちへと続きます。
マネの『鉄道』は17 年ぶりの来日。また、展覧会のポスターにもなっているゴッホの『自画像』は日本初公開となる作品です。
その他、ルノワールの『モネ夫人とその息子』、セザンヌの初 期の名作『「レヴェヌマン」紙を読む画家の父』やスーラの『オンフルールの灯台』なども日本初公開。
ぜひ、貴重な作品たちとの出会いをお楽しみください。

ワシントンでもなかなか見られない作品も!


lautrec_washington.jpg アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
《アンバサドゥールの粋な人々》 1893年
National Gallery of Art, Washington
Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon
現在もパリの観光名所になっているキャバレー「ムーラン・ルージュ」のポスターで知られるロートレック。
彼は印象派より少し後、ポスト印象派の時代に活躍しました。ゴッホの友人の一人でもあります。

この作品は、当時のパリで最も人気だったカフェ・コンセール(シャンソン喫茶)「アンバサドゥール(大使たち)」を描いたもの。出演が決まった彼の友人の歌手の依頼によるこのポスターは、「ムーラン・ルージュ」に続き大成功を収め、一躍ロートレックは人気画家となります。

洗練されたカフェで食事を楽しむ若いカップルが描かれていますが、服装は当時の流行最先端。楽しそうに会話する姿が生き生きと描かれています。

この作品は厚紙に貼られた網目紙に、黒炭でラインを引き、それに油彩で着色されています。

印象派やポスト印象派の画家たちは、素描や水彩、パステル、様々な版画など、キャンバスではなく紙に描く作品にも積極的に取り組みました。特に今回は版画作品が多く出展されています。
彼 らが活躍した時代は、写真が広く普及した時代でもあり、それまで複製メディアとしての役割を担ってきた版画は、芸術家の独自表現や芸術性を追及する「アー ト」としての方向を強めていきました。また、油彩画の影に隠れがちな素描や水彩なども、芸術家の個性と表現がより自由に探求されています。
このような紙に描かれた作品は、作品保護のためにめったにワシントン・ナショナル・ギャラリー内でも展示されません。また、これらの作品は「1作品あたり計15回までしか館外に貸し出ししてはならない」という規定もあります。今回の出展はその貴重な1回分にあたります!
現地でもなかなか見られない作品に出会えるチャンス、お見逃しなく!

関連リンク

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 印象派・ポスト印象派奇跡のコレクション

京都市美術館


mori_art-work.jpg森の中で実際にアート作品を作成する一泊二日のワークショップツアーが開催されます!

「森のアートワーク」は、京都府立丹後海と星の見える丘公園を舞台に、造形物を自然素材をつかって創作するという企画。
プロのアーティストが講師を務め、参加者全員で作品を制作。出来上がった作品は、公園内に展示されます。皆でひとつの作品をつくる達成感も味わえます!
創作の後には、丹後の新鮮食材を使った料理も味わえますよ。

今回制作するのは、鳥、木、架空の動物...などのオブジェ。 こどもたちが遊ぶ遊具。
自然素材を使って思い思いの創作をしませんか?

森のアートワーク~森の造形物づくり~

日時:2011年9月23日(金・祝)、24日(土)※一泊二日
会場:京都府立丹後海と星の見える丘公園 セミナーハウス
参加費:10,000円(1泊3食付)
定員:15名(高校生以上)

※要予約・申し込み締切 9月17日(土)
※申し込みはお電話またはWEBから
 → WEB用「森のアートワーク」申し込みページはこちら

講師:新谷一郎(彫刻家)
ファシリテーター:水野哲雄(京都造形芸術大学 こども芸術学科 教授)

主なスケジュール

■ 1日目(9/23)
13:00 集合・オリエンテーション
13:30 素材集め・創作(1)
17:00 入浴
18:00 夕食・歓談
就寝

■ 2日目 (9/24)
8:00   朝食
9:00   創作(2)
12:00 昼食(うみほしオリジナル弁当)
13:00 創作(3)
14:30 ふりかえり
15:00 終了・解散

※スケジュールは天候などの影響により変更となる場合がございます。
※申し込み後、詳細の案内をお送りいたします。
※ご都合により全スケジュールへの参加が難しい場合は、別途ご相談ください。

アクセス

【電車】
北近畿タンゴ鉄道「天橋立駅」下車、丹海バスにて伊根方面へ約40分
【車】
京都縦貫自動車道「宮津・天橋立IC」または「与謝・天橋立IC」から国道178号線を伊根方面へ約35分

■ 送迎バスご利用の方
北近畿タンゴ鉄道「天橋立駅」からの送迎となります。
出発:9月23日(祝)12:00/解散:9月24日(土)16:00(予定)
※解散時間は交通事情などにより遅れることもございます。
※状況により集合場所変更の可能性がございます。
※ご希望の方はお申し込み時にお伝えください。

申し込み・お問い合わせ先

京都府立丹後海と星の見える丘公園(指定管理者:NPO法人地球デザインスクール)
〒626-0211 京都府宮津市里波見
TEL:0772-28-9111
uryuyamasai2011.jpg沢山の学校がある京都。秋はちょうど学校祭の季節でもあります。
特に大学で行われる学校祭・学園祭は、一般の人でも気軽に参加でき、学校の雰囲気やフレッシュな学生さんたちのエネルギーを身近に感じられる機会です。

京都造形芸術大学では、9月18日、19日の二日間に学園祭「大瓜生祭」が開催されます。
芸術の秋に開催される、芸大の学園祭。
普通の学園祭とは一味違った企画も満載です。
「芸大ってどんなところ?」というイメージがちょっとわかない方も、この機会に覗いてみては?

京都造形芸術大学学園祭「大瓜生祭」

日時:2011年9月18日(日)、19日(月・祝) 10:00~20:00(入場は19:00まで)

学生作品展

全13学科、34コースの学生たちの研究・制作の成果を発表する展覧会です。
3年生の作品を中心に、キャンパスのいたるところに作品を展示。また、展示だけではなく舞台公演や映画の上映、ゲリラパフォーマンス、作品販売もあります。
見応えある作品の数々を是非ご覧ください。

Cafe Neo Japan

芸大生が作る"リアルヘンテコ日本空間カフェ"「ネオジャパン」。
創作料理とドリンクに加え、イベントもあり、見て聞いて食べて遊べるカフェです。
特設ステージでは、
9/18(日)10:30~「ニコ動踊ってみました生収録」、15:00~「盛り髪生け 花ショー」を開催。
9/19(月・祝)18:00~「ドラァグクイーンパフォーマンス」ではゲストにシモーヌ深雪(※)が登場。
ワビサビだけが日本じゃない!新しい日本へご案内いたします。
※日本では存命最古参のパフォーマー・シャンソン歌手。1986年デビュー。

お化け屋敷「廻帰巡(かいきめぐり)」

京都造形芸術大学の副学長を務める、秋元康さん発案で始まった「芸大生が作るお化け屋敷」。今年で4年目を迎えます。
昨年はあまりの恐怖にリタイア者が続出するほどで、そのクオリティの高さから長蛇の列が できるほどの人気アトラクション。学園祭の名物企画となっています。
ファインアートから空間デザイン、舞台美術に映画、歴史遺産など、様々なジャンルを学ぶ学生が集結し、 芸大生ならではのアートで本格的なお化け屋敷を展開します。

京造ねぶた

9月14日から、上賀茂神社には京都造形芸大1回生による「京造ねぶた」が展示中。
そののうち優秀作品3基を学園祭期間中にキャンパス内で展示します。
1基3mを超えるねぶたは圧巻!

ほかにも、人気アーティスト「m-flo」のDJ&プロデューサーを務めるTAK☆TAKAHASHIのライブや、ヒーローショー、ライブペインティングなど様々なイベントが開催されます!
その他のイベントは公式ページでチェック!

会場・アクセス・お問い合わせ

京都造形芸術大学
〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116
TEL:075-791-9165

【アクセス】
市バス:3、5、204系統にて「上終町京都造形芸大前」下車すぐ
叡山電鉄:叡山線「茶山駅」より徒歩10分

■ 大瓜生山祭特設サイト:http://urifes2011.com


  • 京都で遊ぼう総合TOP
  • 京都で遊ぼうART
  • 京都で遊ぼうMUSIC
  • 京都で遊ぼうSTAY
  • 京都の銭湯
  • 京遊本舗