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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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2011年7月アーカイブ

7月14日より、いよいよ宵山の期間が始まりました。
京都はすっかりお祭りムード一色!特に夕方(17時、18時)以降は山鉾の提灯に明りが灯ったり、お囃子がなっていたり、屋台が並んだり、会所から子供たちの呼び込みのわらべ歌が聞こえてきたり...ちょっと街を歩いただけで、すっかり気分が高揚してしまいそうです。

さて、宵山の期間中のお楽しみのひとつが、京都の旧家が、家や所蔵する美術品の数々を一般の人に見せてくれる「屏風祭」。
先日は、一足早く「杉本家住宅」さんにお伺いした様子をレポートでご紹介しましたが、
今回は「横山商店」さんの屏風祭りについて、面白いお話をお伺いしたのでご紹介します。

「横山商店」さんは、西洞院綾小路南西角、四条通から南へ少し下がったところにあります。
本業は呉服屋さん。振袖から訪問着、帯や小物などを幅広く扱っていらっしゃいます。
(ちなみにホームページはこちら→ http://www.yokoyamashoten.gr.jp/ )

byoubumatsuri1.jpg

ここでは、呉服屋さんらしく、帯地を屏風に仕立てたものを展示されていらっしゃいます。
帯は〆てしまうと全体の柄はどうしても見えなくなってしまいますが、このように広げて見ると、全体のパターンの美しさがよりよくわかります。

こちらのご主人に今回特に見て欲しいものは、とたずねると、こちらを紹介してくださいました。

022.jpg

『花樹対鹿文錦(かじゅたいろくもんにしき)』。
100年ほど前にシルクロード探検調査を行った東洋学者・大谷光瑞(おおたにこうずい/1876-1948)が、トルファン(敦煌)の古墓(7世紀)からミイラを発掘した際に発見した、ミイラの顔を覆っていた錦のボロ布。これを日本に持ち帰り、京都を代表する西陣織の職人・龍村平蔵(1876-1962)が復元したものです。
(龍村平蔵は現在も、西陣織において文化財などの復元などで活躍する西陣織の有名な会社です)

ご主人いわく、正円をきちんと連続させ、かつ中にとても細かい文様を織り込むのは、織物の表現としては大変高度な技術が要求される、とても難しいものだそう。
「よくここまで完璧に復元したと思います。職人技がよくわかりますね」とのこと。

色合いや文様の雰囲気はとてもエキゾチックで、遠くシルクロードの文化を感じさせます。
この動物が円の中にあしらわれて連続したパターンは、特にササン朝ペルシャで用いられた文様だそう。現在日本の国宝となっている、奈良・法隆寺で発見された「獅子狩文錦」とよく似てた雰囲気です。

祇園祭には、こんな異国情緒が感じられる美術品を、様々なところで見ることができます。
屏風祭で展示されているものの中にはとてもモダンで現代風の屏風もありますし、山鉾の懸物を見ても、ベルギーからかつて輸入された、聖書をモチーフにした西洋風デザインのものがあります。
様々な国の文化が垣間見えるのも、祇園祭の隠れた魅力のひとつかもしれませんね。

屏風祭は宵山期間中、16日(土)までの開催が殆どです。
ぜひ、宵山めぐり中の楽しみとして、覗きに行ってみてください!
(あくまで一般の建物を利用していますので、観覧マナーにはご注意を。)

屏風祭や、祇園祭関連の展示については、
特集ページ、またはルート提案コンテンツ「京都をぐるっと歩いてみた。第一回祇園祭編」をご参考に!

関連リンク

祇園祭~京都の街中がミュージアムに!~

京都の街歩きコーナー「京都をぐるっと歩いてみた。」第1回「祇園祭」をテーマにぐるっと歩いてみた。




2011年7月23日(土)より全国公開される、実写版・映画「忍たま乱太郎」。
朝日小学生新聞に連載の人気作品・尼子騒兵衛作「落第忍者乱太郎」が原作の、国民的テレビアニメ「忍たま乱太郎」(NHK)がこの夏、実写映画化されてスクリーンに登場します!

この映画の出演者本人が、京都国際マンガミュージアムに参上!
乱太郎役を演じた加藤清史郎くんをはじめとした出演者の皆さんが、映画の見どころや制作費和、原作マンガ・アニメとの考察を交えてお話します。

祇園祭で賑わう京都の街に、乱太郎と仲間たちがやってくる!
ぜひこの機会をチェックしてください!

※同時期に、撮影で使用した「乱太郎のめがね」などをプロデュースした眼鏡作家・ヤマシタリョウさんによる個展も開催中です。こちらには撮影で実際に使用した作品も展示!
→ 「ヤマシタリョウ眼鏡展」(7/14-18)

実写版映画公開記念トークショー
忍たま乱太郎 マンガミュージアムに参上!!の段

日時:2011年7月16日(土)17:00~18:00(終了予定)
会場:京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
料金:無料(ミュージアムへの入場料は別途必要です)
※7月14日~18日(月・祝)は「えむえむゆかたウィーク」を実施中。浴衣・着物・作務衣・甚平を着用でお越しの方は,ミュージアム入場料が無料となります。

※事前申し込み不要(先着200名)
当日10:00より、京都国際マンガミュージアム館内にて整理券が配布されます。

出演者

加藤清史郎(乱太郎役)、三浦貴大(土井半助役)、木村風太(しんべヱ役)、田中 渉 (チーフプロデューサー)
應矢泰紀 (京都国際マンガミュージアム研究員)
※出演者は当日変更の可能性もございますので、予めご了承ください。

yamashitaryo.jpg日常生活のみならず、ファッションアイテムとしても注目されている眼鏡。
最近では格安・短時間で眼鏡を作ってくれるショップなども多数ありますが、元々眼鏡は職人がひとつひとつ、丁寧に手作りされているものでした。

祇園祭で盛り上がるここ京都で、そんな今では数少なくなった手作り眼鏡の展覧会が開催されます!

展示作品を手がけたヤマシタリョウさんは、老舗の眼鏡工房で技術を学んだ後、独立。
江戸金枠職人の伝統技術を受け継ぎつつ、デザイン・金属鋳鍛造・成形まで、制作の工程全てを一人で手がける数少ない眼鏡作家の一人です。

今回の展覧会では、彼のこれまで手がけた作品のプレタ・コレクションのほか、
2011年7月23日(土)から全国ロードショーの映画(実写版)「忍たま乱太郎」で実際に使用された眼鏡も登場します。

手作りならではの個性あふれる眼鏡たちに出会いに、祇園祭の待ち歩きがてら、立ち寄ってみては?

ヤマシタリョウ眼鏡展

日時:2011年7月14日(木)~18日(月・祝) 11:00~19:00
※作家来店:7月16日(土)

レセプションパーティ

日時:2011年7月16日(土) 19:00~

※同日、京都国際マンガミュージアムにて17:00から、「忍たま乱太郎」のトークショーが開催されます。こちらにもヤマシタさんが出演予定です。
(予約不要・当日10:00より京都国際マンガミュージアムにて整理券配布・入場料別途必要です)

会場・アクセス・お問い合わせ

HOSOO KYOTO
京都市中京区御池通柳馬場東入ル
TEL:075-221-8888
営業時間:11:00-19:00/水曜定休
URL:http://www.hosoo-kyoto.com

【アクセス】
地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池」駅または東西線「京都市役所前」駅下車、徒歩約6分

ヤマシタリョウ プロフィール

東京生まれ。眼鏡作家・アーティスト。
眼鏡を芸術領域に拡げた独自分野の構築とその作風から、国内外より高く評価される。
また、眼鏡において初めてオートクチュール・システムを確立。
2009年にはオーストリア・ハプススブルク家の御用達となり、フランチェスカ大公妃など、多くの世界的著名人にも愛用されている。
また、歴史研究者・職人としての経験を生かし、豊な江戸の庶民文化・ものづくりのこころを紹介する活動も行っている。



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