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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

RSSで最新情報をお届け

2011年3月アーカイブ

2011年3月11日に発生しました、「東北地方太平洋沖地震」におきまして、
被災された方に心よりお見舞い申し上げると共に、
犠牲になられた方々、ご遺族の皆様に対し、 深くお悔やみを申し上げます。
一日でも早く復旧、復興がなされることを心よりお祈り致します。

京都で遊ぼうARTの今後の動きについて


「京都で遊ぼうART」は、今後も通常通り京都の美術館・ギャラリー、イベントなどのアート情報を皆様に発信させて頂きます。

被災地ではない所から情報を発信しているものとして、まずできることは「普通の状態を保つこと」。被災地の方のことを心に留めつつ、「いつもどおり」を崩さないようにすることです。

必要以上の浪費はもちろん良いことでは有りませんが、自粛・萎縮のしすぎはかえって経済的に悪循環を生みかねません。「普通のこと」が出来ない地域が在る以上、その分「普通のこと」ができる者がそれを保ち、支えていく必要があります。
被災してしまった地域の方が、後々スムーズに、「普通のこと」が始められるように。

アートには、見た人を勇気付けたり、心を和ませたりする力があります。
被災地の方はもちろん、被災地外の方も、連日の報道などでストレスを感じ、引きこもったりふさぎ込んだりしてしまうこともあるかと思いますが、是非その際は可能な時に、外に出る機会、アートを見て、心を休める機会を作っていただければと思います。
少しでも、当サイトの発信する情報をそのきっかけにしていただければ、大変嬉しく思います。


京都で遊ぼうARTのできること

同時に、主に京都をはじめ被災地外の方でもできる支援活動に関連する情報を中心に、ツイッターにて発信、拡散のお手伝いをさせて頂くことにしました。
可能な限り、被災地の方や支援のお気持ちをお持ちの方のお役に立てればと思っています。
(ツイッターはFaceboookと連動させていますので、こちらにも情報が飛んでいます)

主に京都、及び関西圏を中心に、募金などの支援活動をご検討、試みていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、お気軽にツイッターのアカウント @kyotodeasobo までご連絡をいただければと思います。

■ 京都で遊ぼうARTのツイッター:http://www.twitter.com/kyotodeasobo
■ Facebookからのご連絡もOKです!:http://www.facebook.com/art.kyotodeasobo

また、アート関連でチャリティイベントや、展示施設などでの募金活動をされる方がいらっしゃいましたら、是非お声をおかけください。
通常のイベント情報の掲載依頼の際も、そのような支援活動をされる場合は、ご紹介記事内に記載をさせて頂きます。
また、震災に関してイベントが中止される場合なども、告知のご協力をさせて頂きますので、お申し付けください。
3月12日(土)~5月15日(日)に京都国立近代美術館にて開催の「パウル・クレー おわらないアトリエ」展。
その内覧会&記者発表会にスタッフSが行ってまいりました!
速報ということで、教えて戴いた見どころやポイントなどをご紹介します。


国立のミュージアム初のクレー展は、ひと味違います。


日本でも大変ファンの多いパウル・クレー。今までも展覧会は全国のあちこちで開催されてきました。しかし意外なことに、国立の施設での大規模な展覧会はほとんど行われていなかったのだそうです。

国立初の大規模なクレー展となる今回は、当初から「今までにない切り口のクレー展」ということで企画がされていたそうで、「クレー作品が物理的にどのように作られたかを知ってもらう」が全体のコンセプトなとなっています。

クレーにとって「作品の作り方」は、緻密な記録を本人が残しておくほど、とても大切なものでした。
作品ができるまでの繊細なプロセス。それはクレーが何を考えてその作品を生み出していったのか、その課程でもあります。
今回の展覧会ではその課程をよく知ることができる作品が、クレーの故郷・ベルンのパウル・クレーセンター所蔵品を中心に、約170点セレクトされています。

6つのステージでクレーの「作品の作り方」を知る!

展覧会は6つの章で構成されています。

最初はクレーが自分で撮影していたアトリエの写真と、そこに写っている作品を併せて紹介する「アトリエの中の作品たち」。
クレーは引越しをする前など、何かの節目によく自分のアトリエを写真に収めていたそうで、実際にクレーがどんな場所で作品を創っていたのかを知ることができます。
また、展示されている写真パネルには番号が記載されており、対応する作品がすぐ横に展示されているんです!
作品の配置が写真の中のアトリエと同じようにしてあるところもあり、何だかクレーのアトリエに実際に来ているような感覚も味わえます。

その後は実際の作品作りのプロセスを、技法毎に作品を分けて紹介しています。

クレーが独自に生み出した、「油彩転写」(素描を黒い油絵の具を塗った紙をカーボン紙のようにして、線を針でなぞって転写、水彩絵の具で色をつけるもの)を紹介する章では、素描と、版画・彩色画が並べて展示されており、比較しながら見ることができます。

他にも、仕上げた作品を二つ以上に切り離して分解し、それをパーツのように組み合わせて再構成してしまったり、完全に別の作品となってしまった「切断」の作品。
そして今まであまり知られていなかった、両面に絵が描かれている「両面作品」。

クレーの色々な「作品の作り方」が、具体的な作品を通して紹介されています。

ここでの展示で特に面白いのが、展示パネルの配置。
何故か斜めに配置されていたりと、ちょっと迷路のように空間がしきられているんです。
これはクレーが作品を創る際に「考えている」感覚を、体全体で味わって欲しいという演出があるのだとか。会場をうろうろしていると、「クレーの頭の中を探検」してみる感じが味わえそうです。

そして、最後にはクレーが自分の作品の中でも「特別クラス」として、販売しなかった作品も紹介。
特に傑作!という分類ではなく、これはクレーが自分の作品の中でも特に、「この作品の技法は他の手本になるな」と考えたものや、特に思いいれが深い作品として手元に残したものです。
クレーの作品の「集大成」。一連の「作り方」を見た後に見ると、どうしてクレーがそれを残したのか、わかるかもしれませんよ...?

アトリエそのものを美術館に再現!

作品以外にも、今回必見!なのが美術館に再現された「クレーのアトリエ」。
クレーが晩年に使っていたスイス・ベルンのアトリエが、そっくりそのままの大きさで作られているんです!ドアや窓枠はなんと実際に使われていたもの。
部屋に入ることももちろんできるので、クレーの作品の生まれ故郷を体で味わうことができます!
こちらは是非お見逃しなく!

他にも、展覧会には工夫がいっぱい。
チラシや図録にも、クレーの作品作りの技を体験できるしかけが施されています。

ただ作品自体を楽しむだけでなく、その前の段階から味わえる内容に感じました。
これを見れば、クレーの頭の中が少しわかってしまうかも?
是非、会場でご体感を!!

※ちなみに、twitterでは#klee2011のハッシュタグで見に行った方の感想や、耳寄り情報がチェックできます。「京都で遊ぼうART」も随時寄稿中。こちらも是非ご覧下さい。

関連リンク

パウル・クレー展-おわらないアトリエ
京都国立近代美術館
hokyoji-title.jpg


神社やお寺の「宝物」にスポットをあててご紹介している「京都宝物館探訪記」。

豊国神社、智積院、藤森神社、醍醐寺に続く第5弾は、宝鏡寺(ほうきょうじ)をご紹介しています。

第二回目では境内と建物を中心に、見どころをピックアップしました。

宝鏡寺は尼寺、しかも皇族など非常に身分の高い女性が多く暮らした場所であったので、普通のお寺とは少し違った部分をあちこちに見ることができます。
また、かつて宝鏡寺では皇女・和宮も暮らしていたことがあるそうですが、彼女が過ごしていたころと建物は同じです。この廊下を和宮が歩いていたのかな、などと想像しながら見ると、何だか親しみも増してくるかもしれません。

日本の寺院や屋敷などのいいところは、襖や扉など、建物の一部にもアートがあるところ。
こちらでも、円山応挙などの傑作を間近に(ガラスケースもなし!目の前に座って眺めたりもできます)鑑賞できますよ!

詳しくは記事にて!

また、ちょうど現在、宝鏡寺では春の特別公開が開催されています。
おひな様をはじめとした人形コレクションと併せて、是非建物やお庭などにも注目してみて下さい!
記事も予習復習にぜひ役立てて下さいね!

なお、次回は人形などの宝物から、見どころ作品をピックアップしてご紹介予定です。
近日掲載予定ですのでお楽しみに!


関連リンク

京都宝物館探訪記トップ
Vol.5 宝鏡寺

宝鏡寺門跡(施設情報)

【特集】2011年春  京都のひなまつり展、あつめました。


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