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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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2011年2月アーカイブ

実際の展覧会の様子をご紹介している展覧会レポート。
今回はライターのdenさんに、こちらの展覧会の感想レポートをお寄せいただきました!
どうもありがとうございます!

任田 進一 個展 『SILENT DRIFT』neutron kyoto
(2011/1/25-2/13)


その痕跡は格別な幻惑を呼ぶ...

touda-shinichi.jpg © Shinichi-Tohda
これ、何でしょう?
と自分に問いながらギャラリーへ向かう。

この写真をギャラリーのサイトで初めて見た時の、ワクワクするような心の動き。
ああ、これがあるから愉しいのだ。
これがあるから幸せになれる。

さて、ギャラリーで作品の前に立つ。

これは写真の展覧会。
でも僕にはそうは見えない。 とても科学的な"証拠写真の公開"のように思える。
そう、ネイチャーやサイエンスの表紙になってもおかしくない、とても「精度の高い偶然」が生んだアートだと言える。

しかし仕掛けたのは作家自身であるから、この産物は限りなく確信的な想定の上に成り立っている。
だから作品そのものに観客への強制力を働かせる必要もない。
つまり美しいとか、鮮やかとか、楽しいとか、情緒的であるとか、日本的だとか...。
押し付けがましくない分、とてもクールである。

形が形を失うプロセスを仔細に見つめるカメラ、
そして何かが作用して形が出来上がるまでを冷静に見つめるカメラ。

それは形あるものはいつか消滅するという通念をどこかで立ち止まらせる、待ったをかけさせる。
これが水槽の中へ泥をスポイトで落とす時にできる土煙が正体であると聞いても、僕のアタマの中で想像するには相当なタイムラグが生じそうだ。

それは深海に棲息する謎の生物が踊っている軌跡のようにも見えたり、産卵の瞬間にも見える。
音にならない雄叫びのようにも...。

この世の中は見た事もないものであふれている。
人が一生のうちに見る事物など高が知れている。
写真という古典的な媒介は時間や場所を越えて僕たちをさまざまな世界へ連れて行ってくれる。
だが、街中のギャラリーで見るこの奇怪で繊細な現象は、格別な幻惑を見る者に及ぼす。

作家のオフィシャルサイトは確かに静かに語る。
だから見る方も静かに見る。

うーん、これはキレのある着想が印画紙の上で見事に結実した
オリジナルな出来事であり、もしかしたら事件なんだ、と
勝手に考えてみたりする。

是非見ていただきたい。
この世界はいつ見ても僕をとりこにする。

このモノトーンの静かなざわめき、粒立ちと対象的に、日の出直前の風景を撮ったシリーズにまた目が止まる。
サイトでご覧になってもわかるが、万物に平等な光はこうして姿を現し、こうして最初の挨拶をかわす。
その瞬間を待ち構えている作家もまた光の洗礼を受けながら、息を潜めている様子を想像したりする。

なんという崇高な世界だろう。
必見の展覧会である。


文責:den 編集:京都で遊ぼうART

任田 進一 個展 『SILENT DRIFT』は、2月13日(日)までの開催です。
一見、「これは本当に写真なのか?」と思ってしまうような、不思議で独特の世界観。
思わずゾクっとするような、静謐さと美しさが見るものを釘付けにします。
写真にはこんな表現の力もあるのだ、と感じさせてくれる展覧会です。
気になった、という方は是非、neutron kyotoへ!

denさん、素敵な文章をありがとうございました!

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関連リンク

任田 進一 個展 『SILENT DRIFT』

neutron kyoto

denさんのブログ「シッタカブリアンの午睡」
ET_staff_banar.jpg歴史的建造物「京都府庁旧本館」(重文)をステージに、造形作家からパフォーマー、ミュージシャンまで...ジャンルを問わず多彩なアーティストが大集合するユニークなアートイベント「ECHO TOUR」。
2009年、2010年と二回開催され、双方共に来場者は約1万5千人以上、大好評を博しました。

その「ECHO TOUR」が、今年2011年・春にも第3回目の開催が決定しました!

これに伴い、「ECHO TOUR」では現在、実行委員会の新規メンバーを募集しています!

メンバーの主な仕事は、イベントの案内や楽しみ方を提案すること。
委員会には京都府庁の職員やアーティストさんなど、普段の生活では関わりを持つことの少ない方も参加します。勿論、社会人でも学生さんでもOKです。

イベントやってみたい!という人は勿論、人が集まる場所が好き、楽しいことを考えるのが好き、デザインが好き、歴史建造物が好き、アートが好き、地域活性に興味がある...等々、そんな人には特におすすめです。
多彩なジャンルの人達に出会い、ともに、「京都府庁旧本館」をイベントを通してプロデュースする。
気になる方、興味ある方は是非、チェックしてみて下さい!

募集に伴い、新規企画メンバー説明会も2月5日・12日に開催予定です。
まずは気軽にお問合せ&説明会に足を運んでみましょう!


ECHO TOUR 新規企画メンバー募集 説明会

日時:2011年2月5日(土)、2月12日(土)
会場:ANEWAL Gallery(主催)
アクセス・施設詳細についてはこちら!
※ 説明会後も、随時電話・メールにて募集を受付予定です。お問合せください。

ECHO TOUR 2011

日時:2011年3月22日(火)~4月3日(日) 10:00~17:00/26(土)・27(日)10:00~19:00
※26(土)・27(日)はパフォーマンスイベントを予定。
会場:京都府庁旧本館(京都市上京区下立売新町西入る薮ノ内町)
料金:無料

詳細・お問合せ

ANEWAL Gallery
TEL:075-431-6469
E-Mail:info@anewal.net

ECHO TOUR オフィシャルサイト:http://echotour.anewal.net/
※ オフィシャルサイトでは、イベントの趣旨・詳細のほか、昨年2010年度のイベントの様子も紹介されています。
鎌倉時代、新しい仏教のあり方を掲げて活躍した僧侶、法然(ほうねん)とその弟子である親鸞(しんらん)。
二人は仏教を貴族や武士などお金持ちや権力者層だけでなく、農民や商人などごく普通の人々、女性たちにも普及させました。

実は2011年は、法然が亡くなって800年、親鸞が亡くなって750年の節目の年にあたります。
そのため、法然の教えを継ぐ浄土宗の本山・知恩院や、親鸞の教えを継ぐ浄土真宗の本山・東西の本願寺がある京都では、様々な催しが予定されています。

特に、3月には「法然展」(京都国立博物館)「親鸞展」(京都市美術館)ほぼ同時開催!
師匠と弟子、いっしょに見ればよりわかりやすく、より楽しめること間違いなしの内容です!

そこで、今回この「法然展」と「親鸞展」の共通チケットが期間限定で発売されます!

通常は前売でも法然展が1,200円、親鸞展が1,100円、合計2,300円のところ、この共通チケットは併せて2,000円ちょうど!
通常よりもお得に、展覧会をはしごできちゃいます!

販売期間は2月いっぱい、2月28日(月)まで。
時間も数も限りがあるので、是非お早めにゲットして下さい!

「法然展」&「親鸞展」共通チケット


価格:2,000円(一般のみ/学生・子供料金の設定はございません)
※ チケット1枚に付き、各展覧会を一回ずつ鑑賞できます。

★展覧会の版権でも割引!
セット券でなくても、それぞれの展覧会の半券をもう一方の展覧会のチケット売り場へ持参すると、団体料金に割引されて入場できます!

《主なチケット販売所》
チケットぴあ(Pコード:法然展 764-430/親鸞展 764-431)
ローソンチケット(Lコード:法然展 59456/親鸞展 51564)
その他主要プレイガイド、コンビニ、JTB・JTBトラベランド各店など旅行会社
近鉄駅営業所
京都国立博物館、京都市美術館 など
※ 詳細は、各展覧会の公式ホームページ内「チケット情報」をご確認下さい

関連リンク


法然上人八百回忌 特別展覧会 「法然 生涯と美術」
2011年3月26日(土)~5月8日(日)
京都国立博物館
公式ホームページ:http://honen800.exh.jp/

親鸞聖人750回忌 真宗教団連合40周年記念 「親鸞展 生涯とゆかりの名宝」
2011年3月17日(木)~5月19日(日)
京都市美術館
公式ホームページ:http://www.asahi.com/shinran/


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