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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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2010年12月アーカイブ

実際の展覧会・イベントの様子をご紹介しているレポートコーナー。
今回は、ボランティアライターの目目沢ミコさんより、11月19日~28日に木屋町通りにある「元立誠小学校」で行われた京都の美大生たちの選抜展「京都学生芸術作品展 ARTS BAR @RISSEI」のレポートを頂戴しました。
目目沢さん、ありがとうございました!

目目沢ミコさんのレポート記事
ARTS BAR @RISSEIに行ってまいりました☆

omote.jpgレポート記事はこちら!

元立誠小学校は、その名の通り「元・小学校」の建物を利用したイベントスペース。
木屋町通の高瀬川沿いにあるこの小学校は、1928年に建てられたもの。
昭和初期らしい、レトロで凝ったデザインがあちこちに施されています。(これが学校というところが京都の凄いところ)
残念ながら生徒数の減少などもあり、1993年に廃校となりましたが、その後は地域の集会場として、そしてアートやライブなどのイベントスペースとして活用されています。

今回の「ARTS BAR@RISSEI」は、京都にある芸術関係の11大学の学生による合同作品展です。
レトロな校舎+フレッシュな若手アーティストの共演とは...?
是非ご一読下さい!


関連リンク

ARTS BAR@RISSEI (大学コンソーシアム京都)
立誠まちづくり委員会(立誠地区の地域組織)

目目沢ミコさんのブログ「わたし、忍者になる」


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spotlight4_DM_pr.jpg残すところあとわずかとなった2010年ですが、年の瀬はクリスマスにお正月とイベントが目白押し!そんな年の瀬のイベントの気分を一足早く、一度に満喫できる内容のイラスト展が、土日限定で河原町今出川の展示スペース「HAKOBAKA」にて開催されます!

「HAKOBAKA(ハコバカ)」とは、
「箱の構造設計のアーカイブと箱の構造設計技術を使った新しい表現のためのスペース」。
言い換えると、
「「箱」の構造に関係するいろんなことを見せていく展示室のようなもの」なのだそうです。
オーナーさんは、紙器、つまり箱の構造・設計を研究し、箱の蒐集も行っている方と、パッケージデザインを手がけている方がつとめていらっしゃるそうで、何だか納得です。

今回の展覧会は、様々なイラストレーターの作品を紹介するシリーズ企画「Spotlight」の第四回目。
12名の作家によるこの時期にぴったりのクリスマス・お正月をテーマにしたイラスト作品が展示されます。
会場ではイラストを使用したクリスマスカード、クリスマスのオーナメント、年賀状やカレンダーなどのカワイイ商品も販売されるとのこと。今年のクリスマスカードや年賀状に迷っている方、こちらで他にはない一枚を手に入れてみては?

spotlight4~Merry Christmas and Happy New Year!~


開催日:2010年12月11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日) 
時間:13:00~19:00(最終日は17:00まで)
※入場無料

会場:HAKOBAKA(ハコバカ)
〒602-0841 京都市上京区河原町通今出川下ル梶井町448清和テナントハウス2階
アクセス:京都市バス 205系統にて「河原町今出川」下車
詳しい地図はこちら

《参加アーティスト》
いわにしまゆみ/うえきさいこ木村明美瀬戸めぐみ辻ヒロミハコガカ・オノユキエはらゆうこ/ふくしまなおみ/丸毛悠起子/ヤ・ぽんスカ/よこやまうか/吉田高志

《お問合せ》
HAKOBAKA ホームページ:http://hakobaka.org/
担当:ハコガカ・オノユキエ(hakogaka@hakobaka.org )


実際の展覧会の様子をご紹介している展覧会レポート。
今回はdenさんに、ロニスの見つめたパリの自由 WILLY RONIS 展の感想レポートをお寄せいただきました!denさん、どうもありがとうございます!

ロニスの見つめたパリの自由 WILLY RONIS 展」 @何必館・京都現代美術館
(2010/11/02-12/12)


それほどまでにパリ、パリ、パリ...


ronis_bastille-lovers.jpg『バスティーユの恋人』(1957)
フランスの写真家と言われて思い浮かぶのは ブレッソン、ドアノー、ブラッサイぐらい。
あっ、イヨネスコと...。
不覚にもウイリー・ロニスという人は知らなかった。

アンリ・カルティエ・ブレッソンは「マグナム」をキャパらと立ち上げ、 雑誌の依頼で世界中を激写したという行動力と実行力にあふれた、 また終戦までレジスタンス運動に加わるという 明快な志向性を示したカメラマンでジャーナリスティックな視点を持った人という印象が強い。

一方「市役所前のキス」という作品で有名なロベール・ドアノーは
被写体たちの奥底にあるペーソスを浮かび上がらせ、
結果的に決して大袈裟ではないドラマチックな空気を画面に醸し出す。
そこにあるのはささやかなペーソスとユーモア。
いずれもフランスを代表するヒューマニズム写真家であり、
ウイリー・ロニスもその一人だと言う。

三人に共通しているのは(もちろんブラッサイにも)
パリという街に、そこに住む人々に魅せられたこと。

ここに展示されているオリジナルプリント60点を一つひとつ見てみると
写真が好きな人、写真を撮ることを趣味にしている人、
仕事にしている人問わず、
こんなロケーション、シチュエーションに満ち満ちている
"過去"のパリにワープしたい気持ちにかられるだろう。

苦い辛い歴史の果てにある庶民の姿、
ことに「生きること」への執着と喜びを
被写体である彼らは実に素直に表し、また写真家はその一瞬を捕まえる。
限りなく豊穣な街、パリ。

常々思うのだが、撮るという行為に先んじて現象が起こるわけで
これを逃さないということ、そのこと自体が写真家の写真家たる天分ではないか、
そんな風にも思う。

パリに行ったこともない僕が現在も過去も比較しようもないが
確かなことは、このモノクロで切り取られた光景に
奥行きの深い、僕たちに色彩の想像をさせないほどに新鮮な
街の、人の吐息を感じるのだ。

そしてカメラというハードウエアに任せなければ
どこまでいっても成立しない写真家の成分は
しかし1%の機能と99%の感覚でできているのではないか。

ronis_sable_cross.jpg 『セーヴル・バビロン交差点、 パリ』(1984)
「カメラは道具、道具は考えない。
この道具の背後には私の眼があり、頭脳がある。
シャッターを押す時、この頭脳が選択する。
写真家の行為は心の中のことである。
客観性はない。」

と語るロニスが見つけた、いや"発見"する影は
人の機微を実によく描写している。

こういう展覧会に出会うたびに写真には門外漢の僕でも
モノクロ写真の洗礼を全身で浴びることになる。

会場を出た瞬間に目もくらむほどの
無秩序な色彩が飛び込んで来ると
もう一度、深遠なそして美しく物の、人の表情をとどめ置く
黒白(こくびゃく)の世界へ戻りたくなるのである。


文責:den 編集:京都で遊ぼうART

ロニスの見つめたパリの自由 WILLY RONIS 展は、今週末・12/12(日)まで開催されています。
ロニスはあまり日本での知名度は高くないようですが、その作品はポスターやハガキなど雑貨にも使われていたりするそうなので、どこかで見覚えがある作品もあるかもしれません。
モノクロームの写真ならではの質感も、カラーでは表現できない奥深さを感じることができるはず。
残りの期間もあとわずか。お見逃し無く!

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ロニスの見つめたパリの自由 WILLY RONIS 展
何必館・京都現代美術館

denさんのブログ「シッタカブリアンの午睡」


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