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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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2010年10月アーカイブ

gold_sees_blue_kyoto.jpg田中和人 ≪GOLD SEES BLUE (KYOTO)≫ 2010
2010年10月28日(木)~11月23日(火)まで、写真家・田中和人さんによる不思議な「青い京都写真」の展覧会「GOLD SEES BLUE_KYOTO」が開催されます。

不思議な淡い青色に包まれた写真は、金箔の透過光を利用して撮影されたもの。
本来「実際のものを切り取る」ドキュメンタリー性の高いのが写真表現ですが、そのイメージを覆すこの作品シリーズはどれも幻想的で、まるで絵画のよう。広がる青色の世界は、私たちがこれまで目の前の風景には抱くことの無かった、想像の余地を静かに感じさせてくれます。

今回の展覧会は、京都国際舞台芸術祭「KYOTO EXPERIMENT」の関連企画として開催されるもので、こちらに寄せて製作された新作「GOLD SEES BLUE(KYOTO)」シリーズを中心に、新作・近作を展示します。

撮影されている風景は、どれも京都に実際に存在する「ある場所」。
歴史ある京都の街には、まだまだ知られていない景色や可能性が秘められていることを教えてくれます。
まだ見たことのない「京都」の姿に出会いに、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

開催場所は、京都のアートスポットのひとつ・三条通にある「Gallery PARC(ギャラリー・パルク)」。
最近京都の新たな名物として話題のデニッシュ屋さん「Grand Marble(グランマーブル)」の2階にあるギャラリーです。こちらも是非チェックを!

KYOTO EXPERIMENT 関連企画
GOLD SEES BLUE_KYOTO 展
青の燐光―ある場所、秘められた京都

会期:2010年10月28日(木)~11月23日(火・祝) 11:00~19:00
※休館日:月曜日
※最終日のみ~18:00

《会場・アクセス》
Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
〒604-8082 京都中京区三条通御幸町弁慶石町48 三条ありもとビル2F
※ 1階のお店からお入り下さい。
阪急「河原町」駅・京阪「三条」駅、地下鉄東西線「三条京阪」駅より 徒歩10 分
地下鉄東西線「京都市役所前」駅より 徒歩3 分

《お問合せ》
Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
TEL/FAX:075-231-0706
E-MAIL:galleryparc@grandmarble.com
公式ホームページ:http://www.grandmarble.com/parc/

関連イベント:ギャラリートーク開催!
作者の田中和人さんによるトークイベントが開催!
「金箔」を使った撮影方法や、今回の新作「GOLD SEES BLUE(KYOTO)」について、作者自らが語って下さいます。

日時:11月19日(金) 18:00~19:00
出演:田中和人(写真家・出展作家)×正木裕介(Galley PARC)
※聴講無料、事前申し込み不要。


田中 和人 プロフィール

1973年、埼玉県生まれ。明治大学商学部卒業後、会社勤務を経て2000年に渡米し、ニューヨークにてビジュアル・アーツを学ぶ。2005年に帰国した後、2006年トーキョーワンダーウォール、2007年にはMio写真奨励賞に入選を果たす。
2008年には「link」、2009年「青い絵を見る黄金の僕」とそれぞれ大阪にて個展を開催。
他、「京都現世美術館」(京都・建仁寺/2009)などグループ展にも多数参加している。
現在は主に京都を拠点に活動中。

田中和人HP
http://web.me.com/kaorukan/kaz


関連リンク

KYOTO EXPERIMENT(京都国際舞台芸術祭2010)



10月8日から京都文化博物館で始まった「ナポリ・カポディモンテ美術館展」。
先日はチケットプレゼントも行いましたが、とても多くの方にご応募いただきました。ありがとうございます!
さて、「京都で遊ぼうART」ではチケプレの際にアンケートをとっているのですが、今回はそのアンケートの中でお伺いした「気になる作品」について、ピックアップしてみようと思います。

パルミジャニーノ『貴婦人の肖像』


napoli_antea.jpgパルミジャニーノ
《貴婦人の肖像(アンテア)》
(カポディモンテ美術館蔵)
さて、一番人気だったのは...やはり、チラシやポスターにもなっている、パルミジャニーノの『貴婦人の肖像(アンテア)』でした。

《アンケートより》
・ 「ポスターのインパクトが非常に強かったです。」
・ 「初見で美しさに引き付けられたので。」
・ 「展覧会を紹介する番組でナポリの少年が必ず恋をする美女と聞きました。」
・ 「じっと見つめていると、逆にこちらの心の中を覗かれているような、少し不安な気持ちになりますね。」
・ 「本当に細長い絵なんでしょうか?」

やはり看板娘効果か、インパクトが非常に強かったようですね。
じっとこちらを真っ直ぐに見つめてくる、大きな瞳の女性。確かに、目の前にしばらくいると心を見透かされてしまいそうで、ちょっとどきどきしてしまう、そんなまなざしが印象的です。
モデルの彼女は作者・パルミジャニーノの恋人だった「アンテア」という女性だと言われていますが、その根拠はなく、本当のところははっきりしません。

■ マニエリスム
「細長い絵」というご意見は、「マニエリスム」のことを指していらっしゃるかと思います。
作者のパルミジャニーノは、ルネッサンスとバロックの丁度間「マニエリスム」の時代を代表する画家です。

ルネッサンスの最盛期、構図や表現の形がきちんと確立され、芸術はひとつの完成形を見せたといわれました。特に、ミケランジェロの表現手法が最も高度とされ、それが基準とされました。
「こういう表現が正しい」という、芸術の表現手法。これを「マニエラ」と呼びます。
その後の芸術家達は、この「マニエラ」をことさらに重視するようになります。「マニエリスム」の語源はここにあります。

確かに、セオリーや枠を踏まえることは悪いことではありません。
しかし、次第に技術へのこだわりは極端なものになっていきます。時には、無理やり「マニエラ」の構図や表現の枠に合わせようとし、結果妙に一部が不自然に大きくなったり、人間の体が「何頭身あるの!?」というくらい縦伸びしているような、非現実的な表現がされるようになったのでした。(他にも、学問の影響など色々な要因はあるようですが)

因みに、「マンネリ」の語源もこれ。「みんな同じ形(マニエラ)にばかりこだわるので、中身の無い同じようなものばかり出来てしまった」ので、それがなまって「マンネリ」になったのだとか。

この『貴婦人の肖像』も、よく見ると微妙におかしなところがあります。
何だか彼女の右肩だけ、妙に肩幅があるように見えませんか?
少し肩を前の方に向けている...のかもしれませんが、それにしても妙に右だけが筋肉質な男の人のように大きく見えてきます。
もっとよく見ると、顔のパーツ配置も若干歪んでいるような感じも...
是非、本物を見て、確かめてみていただきたいと思います。

■ パルミジャニーノ(1503-1540)
イタリアのパルマ生まれの画家。名前は直訳すると「パルマっ子」(当然あだ名)。
尊敬する画家はラファエロ。確かに言われてみると何となく似ているような感じもします(実際、ラファエロの自画像のコスプレ?という自画像も描いてます...とにかく好きだったんでしょうね)
それはもうとんでもない美少年だったようで、彼自身も「自分はイケメン!」と自覚していたとか...要するに自信家でナルシスト。癖が強すぎます。
とにかく変わった人で、普通自画像を描くときは平らな鏡を使うところ、反抗したかったのか何なのか、わざわざ凸面鏡に写した姿を描いていたりします。
そんな彼ですが、37歳の若さで病で亡くなってしまいます。晩年は何故か絵ではなくて怪しい錬金術にハマり、綺麗な美少年はどこへやら、まるで別人のような姿だったとか...。


関連リンク

ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展
京都文化博物館
【予習】「ナポリ・カポディモンテ美術館展」(10月8日~/京都文化博物館)を予習!
artdive3_banner.jpg 11月13(土)、14日(日)の二日間、みやこめっせ(京都市勧業館)にて、「京都アートフェスタ2010"artDive(アートダイブ)#03」が開催されます。

「artDive」は新進気鋭の若手アーティスト・クリエイターによる屋内型アートフェスタ。
全国から集まった若手アーティストたちが、自らの作品をそれぞれの個別ブースにて自由に展示・発表・販売します。
第1回は2009年12月に、そして第2回は2010年5月に開催されましたが、いよいよ第三回が開催されることになりました。
絵画やイラスト、写真などの平面作品から立体作品や映像・アニメーション、ファッションやアクセサリー・手芸品まで、多彩なジャンルのアートとアーティストがみやこめっせに集合します!

若手のアーティストさんにとっては日頃の創作活動を多くの人に見てもらうことができる機会。
また、来場者にとっては分け隔てなく、気軽に最新のアートに親しんだり、新たなお気に入りを「発見」することが出来る機会。
作る側と見る側の距離が非常に近い、直接交流することが出来てしまうアートイベントです!

「京都発、世界行き」のアートフェスタ。
三回目の開催となり、アーティストさんの参加枠も前回以上の応募者であっという間に大半埋まってしまったとか。関西を代表するアートイベントとして、いよいよ定着してきた感があります。
もう毎回常連だよ!という方も、そんなイベントあったのか!という初めての方も、
秋の京都でアートを通じた新しい出会いや可能性を探しに、出かけてみては如何でしょうか?


KYOTO ART FESTA 2010 "artDive #03"

京都で開催される、若手クリエイターのためのアートフェスタ:artDive[アートダイブ] 京都アートフェスタ2010

日時:2010年11月13日(土)、14日(日) 11:00~17:00
※開催時間は都合により変更となる場合がございます。
出展者数:約150ブース(予定)
入場料:無料
会場:京都市勧業館「みやこめっせ」 第3展示場 Aフロア

《アクセス》

電車:市営地下鉄東西線「東山」駅下車、2番出口を北へ(徒歩約7分)
バス:市バス5、32、46、100系統にて「京都会館美術館前」下車すぐ


《主催・お問合せ先》
アートダイブ実行委員会
TEL:075-75-1679/FAX:075-222-7223

「art Dive #03」の公式ホームページはこちら!
(詳細や出展者の募集要項などにつきましては、公式ホームページをご覧下さい)

公式ツイッターはこちら!(@artdive)

「京都で遊ぼうART」はartDiveの告知協力をさせて頂いております!
これまでのartDiveの様子をご紹介したレポートです。「どんなイベントなの?」「雰囲気が知りたい!」という方、ご参考に!

artDive#01(2009.12)レポート

■ artDive#02(2010.5)レポート
  ・ Vol.1(プレイバック編)
   ・ Vol.2(アーティストピックアップ編)
  ・ Vol.3(「Alphact」編/パフォーマンスステージで大人気だったアーティストグループへのインタビュー!)


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