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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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2010年8月アーカイブ

flyer_kuchiru.jpg鉄を素材とする茶ノ湯釜は、いずれは朽ち果てる性質を盛っています。しかしながら先人達は釜が錆び、朽ちてゆくその様に「侘び」や「やつれ」といった美しさを見出しました。この展覧会では、茶ノ湯釜にみる朽ちの表情、そして釜師が追い求めた朽ちの表現に迫ります。

展覧会の詳細はこちら
平成22年度秋季企画展 茶ノ湯釜にみる朽ちの美

開催場所についてはこちら
大西清右衛門美術館

flyer-kosumosu.JPGゆらゆらと風に揺れる姿が愛らしい、秋を代表する花「コスモス」。
今回は、これまでに描かれてきた「コスモス」がモチーフとなった作品より、厳選した12点の原画が展示されます。コスモス色に包まれたギャラリー妖精村へ、少し早い秋の訪れを感じにお出掛けください。

展覧会の詳細はこちら

「永田萠」原画展 -コスモスパークへようこそ-

開催場所についてはこちら
ギャラリー妖精村


いよいよ8月も終わり。猛暑と呼ばれたこの夏ですが、朝晩は幾分涼しくなってきたようです。
そんな夏の終わりの週末、京都では様々なイベントが開催されていました。
今回はそのひとつ、東山・鹿ケ谷の法然院で開催された「electronic evening 2010 電子音楽の夕べ」に行って来ましたので、その様子を簡単にご紹介します。(一応、「京都で遊ぼうART」なのでアートなところを中心に...)

100828_1757~01.jpgこのイベントは1日目は哲学の道近くにあるお寺・法然院(左写真。こちらは入口のところ)、2日目は北白川の複合アートスペース・Printzでの開催でしたが、今回は1日目の方にお邪魔させて頂きました。

一応中心は電子音楽のライブコンサートではあるのですが、ライブ会場の周辺には、様々なインスタレーション作品が展示されていて、ライブ演奏をBGMに作品を眺める...なんて楽しみ方もできます。

100828_1812~01.jpg今回はお寺の中のあちこちには小さな行灯風のライトが置かれていました。基本、灯りはこれと小さなライトがぽつぽつとあるだけ。見慣れた電灯の光は殆どありません。
日が落ちてくると、暗闇に浮かぶぼんやりとした行灯の光が、よりいっそう幻想的な雰囲気を作り出していました。(ライブ会場もそんな感じ)
電気の灯りなどなかった頃の、日本の夜は、きっとこんな感じだったのだろうな...と妙にしみじみとしてしまいました。

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会場内ではお茶席もあり、お菓子とお薄を頂けました。

ここにも実はインスタレーションが!

ふと廊下の方に目を向けると、障子がスクリーンに見立てられ、映像作品が映し出されています。
時間の経過とともに障子を魚が移ろい、月が満ち欠けする。
遠くからはライブ会場の音がうっすらとBGMのように聞こえてきます。
時々廊下を歩く人影も写り込み、お茶席を不思議な異空間へ変えてしまっていました。

100828_1832~01.jpg因みに戴いたお菓子とお茶はこちら。お菓子は演奏された電子音楽のイメージで和菓子屋さんが作られた特注品だそう。寒天の中にきらきらとした金箔が星屑のように入っていました。和菓子も、ある種一つの「アート」ですよね。美味でございました~。

ライブ演奏の方は、歴史ある寺院の中で現代的な電子音楽を聞くというちょっと不思議な組み合わせですが、そうとは思えないほど馴染んでいて、とても新鮮でした。
心なしか、周辺から聞こえてくる虫の声と電子音の響きが近いのか、とても馴染みがよく、まるで一体化しているような感覚を覚えます。
(実際、演奏が始まると虫が鳴きだしたような気もしました)

100828_1850~01.jpgそれをバックに庭を眺めると、まるで星空のように庭に無数の光が。これは空間プロデューサーとして参加された灯道家・粟倉久達さんのインスタレーション。発光ダイオードを蛍に見立てて庭に配置したもの(左写真)で、まさに夏の終わりのこの季節にぴったりです。
これを縁側で眺めつつ、もよし。畳に寝転がって夜風にあたりながら、もよし。(実は思ったより建物の中は涼しかったのです。和建築って実に理にかなっているのですね...)何ともまったりとした雰囲気で皆さん楽しんでおられました。

夜のお寺で楽しむ、インスタレーションと電子音楽。まさに歴史ある京都の街ならではのイベントだったのではないかと思います。
まさに現代の夕涼み、といった趣のひとときでした。

【イベントの詳細はこちら!】
21世紀の文人墨客が集う電子の夕涼み。「electronic evening 2010 電子音楽の夕べ」(8/28,29)



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