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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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2010年5月アーカイブ

flyer-goodthings.jpg先日の「アートフェア京都 in Hotel Monterey」にも参加されていた、京都市左京区のアートスペース「MUZZ PROGRAM SPACE」。こちらで週末限定のグループ展「THE GOOD THINGS」2010年6月20日(日)まで開催されています。

参加アーティストは、あいちトリエンナーレ2010のプレイベント・長者町プロジェクトなどで注目を集めた斉と公平太をはじめ、徳重道朗、ロバート・プラット、山本高之の4名のアーティスト。それぞれの個性が発揮された、ペインティングから映像作品など様々な作品が展示されます。
毎週末、土日限定で開場されます。お休みの日にちょっとお出かけしてみては如何でしょう?

アートフェア京都でも出品されていた作品も展示されるとのことですので、「もう一度見たい!」という方や「当日行けなかった...」というリベンジ希望の方にもお勧めです。

THE GOOD THINGS
斉と公平太/徳重道朗/ロバート・プラット/山本高之

日時:2010年5月7日(金)~6月20日(日) 12:00~20:00
※会期中の土・日のみ開場
会場:MUZZ PROGRAM SPACE(マズ プログラム スペース)
(〒606-8412 京都市左京区浄土寺馬場町21 ハイネストビル 1F)

《アクセス》
京都市バス 5・17・32・93・203・204系統にて「錦林車庫前」下車
白川通りを北上、「フレスコ」のある交差点を東へ50m。
※駐車場はございません。公共交通機関の利用をお願い致します。

《お問合せ》
TEL&FAX 075-761-0544
E-MAIL info@muzz.tv
公式ホームページはこちら!
kuramaguchi.jpg今週末、葵祭でにぎわう京都の街はアート関連のイベントも盛り上がってます!

2010年5月15日、16日の2日間、京都市上京区・鞍馬口駅(地下鉄烏丸線)近辺のアーティストさんたちによるオープンスタジオ合同展「鞍馬口美術界隈」が開催されます。

これは、鞍馬口駅近辺にスタジオを構え、制作活動を行っているアーティストさんたち5名(+南区の若手アーティストグループ3名も特別参加)が、スタジオを一般に公開して、作品の展示やライブ制作を行うというイベント。
参加されるアーティストさんの中には、先日開催の「アートフェア京都 in Hotel Montrey」に参加されていた方もいらっしゃいます。
各会場は徒歩でまわれる距離だそうなので、お散歩気分でアートの現場を覗き見...なんて如何でしょうか。

スタートポイントは上御霊神社近くのアートオフィス・HRD FINE ART。
そこで専用の地図を配布とのことですので、まずはそこから週末美術散歩に出発!

鞍馬口美術界隈

日時:2010年5月15日(土)、16日(日)
会場:各作家スタジオ(鞍馬口駅周辺)+studio 90(南区・久世=特別参加)
時間:未定(会場によって異なる)
※実際のイベント開催日、スタジオのオープン時間は会場によって異なります。
  詳細は、スタートポイントで配布される地図、及び公式ブログをご確認下さい。

《参加アーティスト》
池上恵一、生駒啓子、寺島みどり、安喜万佐子、山岡敏明、studio 90(森川穣、田中真吾、泉洋平) ほか

《お問合せ》
HRD FINE ART(企画協力・広報・デザイン)
info@hrdfineart.com
公式ブログはこちら!
「京都で遊ぼうART」のスタッフが実際に行った展覧会をレポート!
今回は少々遅くなってしまった上にもう終わってしまっておりますが、こちらの展覧会をご紹介させて頂こうと思います。

「マイ・フェイバリット―とある美術の検索目録/所蔵作品から」
(京都国立近代美術館)


マイ・フェイバリット展(京都国立近代美術館)-1 実は一年ほど前にとある美術雑誌の記事でこの企画があることを知ってから、こっそり(?)楽しみにしておりました。
企画者である学芸員の河本信治さんのインタビュー記事で、定年を迎える河本さんが最後に手がける展覧会としてちょっとだけ名前が出ていたのです。
一応事前に情報は得ていたのでモダンアートの展覧会なのは知っていましたが、チラシやプレスリリースの説明には
「京近美のコレクションのなかにある、「その他」という、なんとも表現しにくい、分類しにくいカテゴリの作品を中心にしたコレクション展」

というような表記があるのですが、一体どんな作品が出るのか想像が出来ず、ちょっとしたドキドキ感を味わいつつ、行ってまいりました。


「マイ・フェイバリット」(京都国立近代美術館)-2いざ、突入!するとこんな感じ。
なにやら怪しい音が響いていて一体何?と思っていたら、その正体は踊り場にある物体からの音でした。これは椿昇の作品。ちなみに、左側壁の作品はやなぎみわ。
(左奥の部屋はイチハラヒロコ+箭内新一「プレイルーム。」。こちらは子供と一緒にごろごろできちゃう仕様です。こちらは5/16まで。)

因みに今回、フラッシュさえたかなければ写真撮影もOK!(近美さん、太っ腹です!)でしたので、結構あれこれと写真を撮らせて頂いてしまっております。随時そちらを交えながら、感想を述べてみようと思います。(ほぼ見て回った順番で並べておりますので、文章とは完全に一致していないところもあります。何卒ご容赦下さい)


感じて、楽しむものが満載。美術館、展覧会の面白さが詰まってます。


duchamp1.jpg duchamp2.jpg 入って最初の"デュシャンの部屋"。展示そのものがひとつの作品になっているようです。
右は有名なデュシャンの《泉》。便器に名前(しかも偽名)を書いただけというトンデモ作品ですが...一度見たらこれは忘れられない。
まず感じたのは、一言でまとめると、「美術館って面白い!」を再発見できた展覧会でした。

展示品も、絵や写真といったグラフィックなものは勿論、音や映像、空間そのものを使った作品(インスタレーション)―美術館に実際に行かないと味わえないものが多くあったのが印象的でした。
作品だけでなく、展示室全体がひとつの作品のように感じられるところもありました。作品を見に行く、というよりはむしろ美術館そのものを探検する、といった方が相応しいかもしれません。

myfavorite3.jpg myfavorite4.jpg
左はトーマス・シュトルート《ルーヴル美術館4、パリ》。
展覧会を見ている人々をモチーフにした作品を、見ている人々...何だか自分も同じように後ろから「見られて」いるような気がしてきてしまいます。この部屋は美術館や名画を題材にした作品が多かったです。美術館好きとしては思わずニヤリ。
順路もそこまでがっちりと定まっているわけでもないので、自由に見て回ることができました。
しかしよく見ると作品と作品に関係性があったりして、ちゃんと意図があるのにも気がつけます。

正直現代美術には詳しくないのでちょっと不安もあったのですが、別にそこは問題なし。むしろいつもより素直に作品を楽しめたような気がします。
勿論、予備知識があったほうが面白いものもあると思いますが...理論どうこうというよりは、フィーリングで分かるしかないところもかなりあったように思うので、知識の有無による差を論じるのは正直ナンセンスなような気もしました。なんとなく。

Wodiczko.jpg クシュトフ・ヴォディチコ《もし不審なものを見かけたら...》(2005,© Krzysztof Wodiczko)
すりガラスの向こうに人影。聞こえてくる話し声。近づくと自分の影も映りこんで...まるでビルの一室にいるような感覚。自分も作品の一部になれるこの感じはまさにインスタレーションの醍醐味。絶対に美術館まで行かないと味わえません。すっかり気に入って、この部屋に一番長居してしまいました。
例えば、最初の部屋では有名なマルセル・デュシャンの『泉』が出迎えてくれるのですが、そこにはデュシャンのほかの作品と一緒に、有名な女装したデュシャン(ローズ・セラヴィ名義)のポートレートに扮した森村泰昌の作品『だぶらかし(マルセル)』が置かれていて、と同じ部屋でデュシャン繋がりになっています。他にも美術館を舞台にした作品が連なっていたり、「お金」をテーマにした作品ばかりが集められた部屋があったり、作者繋がりから表現技法、テーマ、時代...と、部屋を進むうちに様々な「繋がり」を確かに見つけることができます。

myfavorite5.jpg
でもそれをほのめかすような説明書きは一切無いので、繋がりや意図には、自分で見て気がつくしかありません。でもそれがかえって宝探しのようで楽しい。見方や感じ方は自分(=見る人)に任せてもらえている感じがして、とてもマイペースで楽しむことができました。




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