1. 京都で遊ぼうART
  2. スタッフブログ
  3. 文化財が丸裸!?エックス線について

京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

RSSで最新情報をお届け

文化財が丸裸!?エックス線について

| トラックバック(0)

エックス線とは

京都大学総合博物館で開催中の2010年春季企画展「科学技術Xの謎-天文・医療・文化財 あらゆるものの姿をあらわすX線にせまる-」。


「エックス線」をテーマにした博覧会ですが、エックス線って耳馴染みのない言葉ですよね。
でもレントゲンと言えばピンとくる人も多いはず。
そう、病院でのレントゲン写真です。


エックス線とは、物理学では波長が1pm - 10nm程度の電磁波のことで、ヴィルヘルム・コンラート・レントゲンというドイツの物理学者が発見したことにちなんで、レントゲン線とも呼ばれています。


エックス線は病院でのレントゲン撮影のほかにも、空港での手荷物検査にも使われているのですが、レントゲン/手荷物検査に共通する点は
対象物に触れること無く、外からは見えない内部の構造を調べる」ことにあります。


エックス線を使えば物を切り取ったり削ったりすることなく中の形を見ることができるので
文化財の調査に欠かせないテクノロジーとなっているのです。


文化財が丸裸!?

エックス線を使えば、レントゲン写真のように物体の中の骨格を撮影することが可能です。


遺跡から発見された出土遺物にエックス線を当てれば、土で覆われた状態から本体の姿が明らかになります


木造彫刻の調査では、彫刻内部が空洞になっているか、中に何か入っているかといったことが、彫刻を解体せずにわかります
木目もよくわかるので、木目のつながりから一つの材を割って内側をくりぬき、再び貼り合わせて作ったものか、異なる材を組み合わせて作ったものか判定することができます。


他にも、絵画の彩色層を削ることなく塗料の成分を分析したり、シミや汚れによって肉眼では見えなかった文字がわかるなど、エックス線は文化財の科学的な計測、観察方法として重要な役割を果たしているのです。


参考ページ

トラックバック(0)

この記事のトラックバック用URLは以下の通りです。


  • 京都で遊ぼう総合TOP
  • 京都で遊ぼうART
  • 京都で遊ぼうMUSIC
  • 京都で遊ぼうSTAY
  • 京都の銭湯
  • 京遊本舗