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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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哲学の道沿いに座す古刹・法然院に、世界初となるガラスアートの"現代版 枯山水"「つながる」が誕生します!

手掛けたのは、ガラス造形作家の西中千人(にしなか・ゆきと)さん。
市場の廃ガラス瓶を回収、溶かして素材とし、高さ2mを超えるオブジェに仕上げました。茅葺屋根が印象的な山門前に続く長さ40mの参道に設置され、苔の翠と玉砂利の白と共に、清らかで煌めく空間を演出します。
公開は5月17日より、恒久的に展示されます。また、作品の奉納を記念したワークショップも翌18日~開催されます。
哲学の道沿いに生まれる新たな名所、ぜひご注目下さい。

善気水の流れに導かれ、理想の浄土に向かい、心を整える場。 「循環する命とつながっていく宇宙」をコンセプトとした空間です。 市場から回収したガラスびんを溶かし、 アップサイクルすることで生まれるアート作品は、 持続可能な社会を考えるきっかけも作ります。
法然院は谷崎潤一郎も眠る古刹。 静かな佇まいが多くの拝観者を魅了しています。 5月は美しい青カエデが山門と世界初の枯山水空間を爽やかに繋いでくれることでしょう。 (西中)


共同研究:日本耐酸壜工業株式会社 /協力:株式会社木村グリーンガーデナー


西中千人 ガラスアート枯山水「つながる」
奉納&関連イベント

公開日時:2019年5月17日(金)~※恒久設置 6:00~16:00
料金:無料

会場・アクセス

法然院
京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30
【市バス】5号系統にて「浄土寺」下車、山側へ向かって徒歩10分
      32号系統にて「南田町」下車、山側へ向かって徒歩5分



【関連イベント】仏具金箔押師による金箔押しワークショップ
ガラスのペーパーウェイトに金箔を貼ってみよう

金箔に包まれたガラスのペーパーウェイトは、光にかざすと透けてクリアな輝きがとても美しいです。 仏壇仏具の金箔押の技術を生かし、国内外アーティストとのコラボなど金箔の可能性に挑戦する藤澤さんのご指導で、金ピカのガラスのペーパーウェイトを作りましょう! 仏具の金箔押についてもご紹介します。

日時:2019年5月18日(土)10:30~12:00/13:00~14:30
講師:藤沢典史さん(京金箔押常若)
料金:5,500円(要申込)
会場:法然院 庫裏玄関
→ 詳細:https://nishinaka.com/news.html#HAKUOSHI
→申込:http://ur2.link/WVkG

【関連イベント】仏師による木彫刻ワークショップ
蓮華豆皿 お地蔵さま を作ろう!

仏像に使われているヒノキを彫刻刀で削って 、仏様の象徴・蓮華の形の豆皿や、自分だけのわらべ地蔵さまを作ってみましょう。 プロの仏師が丁寧に指導いたしますので、初めての方も安心してご参加いただけます。

講師:三浦耀山さん(三浦仏像彫刻所)
会場:法然院 庫裏玄関
※材料や彫刻刀は現地でご用意しております。

・蓮華豆皿コース
日時:2019年5月25日(土)10:00~12:30/14:00~16:30
料金:4,500円

・お地蔵さまコース
日時:2019年5月25日(土)10:00~16:00(途中12:00~13:00休憩をはさみます)
料金:12,000円
→ 詳細:https://nishinaka.com/news.html#mokucho
→ 申込:http://urx.red/Wxij

詳細・お問合せ

ニシナカユキト GLASS STUDIO
TEL:090-4735-7621
FAX:0475-34-7850
MAIL:nishinakastudio@gmail.com
DESIGN WEEK KYOTO 2019|工房見学レポート
「京都をよりクリエイティブな街に」をコンセプトに、京都在住の職人やクリエイター有志により開催されているプロジェクト「DEDIGN WEEK KYOTO」。
今年も1週間限定で実際のモノづくりの現場を公開するオープンファクトリー企画を開催されました。

DESIGN WEEK KYOTOに広報協力している「京都で遊ぼうART」では、そのうち4つの工房をスタッフが実際に見学!その様子を改めて、少しですがご紹介します。

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【4】藤田染苑(京友禅)

4件目は「藤田染苑」さん。
型友禅を基本に、様々なブランドの浴衣や着物、手ぬぐいなどの染製品を手掛けられている染物屋さんです。近年では京都発の人気ブランド「SOU・SOU」とのコラボレーションもこちらが行われています!

DSCF2549.JPG工場があるのは太秦エリアの一角。代表取締役の藤田丈博さんが自ら案内してくださいました。

DSCF2504.JPG工場に入ると、巨大な染台がずらり!全長26、27mという圧巻の景色です。
作業時は、ここに端から端まで布を広げ、一色ごとに型を替えて一気に染めていきます。浴衣の場合なら一着13mほどの反物を使うので、この部屋全体で24反分を同時に作ることができるそう。

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着物は身頃や袖など14ほどのパーツで構成されるため、各パーツで柄のパターンが異なります。そこでパーツごとに布を分けて一度に染め、後から既定のサイズに裁断します。(柄を分ける白い線が裁断線)

DSCF2551.JPG染台の縁に取り付けられた枠には一定の間隔で留め具がついており、型をそこに取付けて順々に染めていくことで繰り返しのパターンを作っていきます。その際、型がずれてしまったり、染料を刷毛で乗せる際に力加減を誤ってしまうと、それは商品になりません。
また、染料の粘度も色によって異なっていたり、布地ごとに染料のノリ具合、その日の気候で乾き具合も変わってくるため、経験と技術がものを言う作業です。

DSCF2536.JPGそんな中、スタッフさんのてきぱきとした動きはまさに職人技!ベテランさんはもちろん若い方も多くいらっしゃる印象でしたが、皆さんの手さばきの鮮やかさに思わず見入ってしまいました。

DSCF2525.JPG工場の棚や廊下には染型が山のように並んでいます。その数は千種以上!正直どのくらいあるのか正確な数まではわからないそう。まるで古い図書館の収蔵庫のような、迷路のような不思議な景色でした。
この型は布製で何度も再使用はできるものの消耗品のため、5年ほど使い続けると傷んでしまうそう。限界までは補修をしながら大事に使用されています。

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DESIGN WEEK KYOTO 2019|工房見学レポート
「京都をよりクリエイティブな街に」をコンセプトに、京都在住の職人やクリエイター有志により開催されているプロジェクト「DEDIGN WEEK KYOTO」。
今年も1週間限定で実際のモノづくりの現場を公開するオープンファクトリー企画を開催されました。

DESIGN WEEK KYOTOに広報協力している「京都で遊ぼうART」では、そのうち4つの工房をスタッフが実際に見学!その様子を改めて、少しですがご紹介します。

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【3】竹影堂(金属工芸)


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3件目は「竹影堂」の七代目中村榮真こと中村佳永さんです。

場所は京都市役所から少し歩いた、老舗の旅館や商店が立ち並ぶ麩屋町通沿いにあります。

竹影堂は江戸後期に創業し、約230年続く錺(かざり)金具の老舗。
主に茶道具や香道具のほか、寺社などの釘隠しや急須、湯沸(やかん)、襖の引手、舞妓さんが使う花簪などの装飾品まで、幅広い作品の製作や修繕を手掛けられています。

元々は刀の葉佩(はばき)や目貫などの刀装具を手掛けていたそうですが、明治維新を迎え、廃刀令によって刀装具の需要が激減。そこでそれまでに培った技術を生かして美術工芸品・金工品の製作に転身されたそうです。

DSCF2454.jpg現在の場所に移ってきたのはちょうどその頃、明治22年のこと。
建物は禁門の変で京都の中心部が火災に遭ったすぐ後、明治初期頃に建てられた、伝統的な商家タイプの京町家です。ショップスペースとなっている店の間や、おくどさん(台所)、坪庭に奥の間と昔ながらの姿が良く残されています。

DSCF2304.jpg美術品や金工品を作るようになったのは四代目・竹次郎の時。
この竹次郎が素晴らしい職人だったそうで、明治28年に京都で開催された内国博覧会では海外向けの美術工芸品で高く評価された他、明治天皇が行幸された際に滞在した小御所では彼の作品が飾られていたそうで、その旨の証書も残されています。

「"竹影堂"の名前もこの竹次郎が由来なんです。有栖川宮様から、竹次郎の"竹"を取って命名され賜ったものなんですよ」という中村さん。
それから祖父・父と代は続き、現在の中村さんで七代を数えます。

それでも、竹影堂の歴史は決して平坦なものではありませんでした。

DSCF2296.jpg「金属加工の分野は、機械化を進めて大規模に行うか、手作業で一つ一つ物を作るかに特化しています。うちは後者で、手掛ける品からして作家色が濃かったので、手づくりに拘りました。それでも時代によって求められるものは違いますから、その時々によって作るものも変わっていきました。一時は車のフロントにつける企業ロゴマークも作っていたんですよ」

そのロゴマーク製作も、時代が進むと機械生産にとってかわられてしまいます。それでもこれまで続けていくことができたのは、手仕事によるものづくりが求められてきたからだ、と中村さんは言います。

「お茶道具も手掛けていて、その需要はずっとありましたので、ものづくりとしてやっていくことができました。また、(職人の手による)良い手作りの品が欲しい、と手道具が流行した際には仏具や香道の道具も求められましたので、そちらの需要にも応えてきました」

一つのものにこだわらず、自らの技で作れるものなら求められれば挑戦する、その心がこれまでの中村さん、そして竹影堂を支える力となってきたのです。

「私自身も茶道をしていますが、茶筅以外の道具は金属でもできる、と思っています。お茶の先生方にも「こういう使い方・道具も金属でできるのでは」と新しい金属の茶道具を発信しているんですよ」という中村さん。

DSCF2322.jpg見せて頂いたのは風炉や香合、水指など、通常は漆器や陶器など金属以外のものが使われることの多い道具たち。培った技を活かし、金工の可能性を広げていく中村さんの表情は若々しく輝いておられました。

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続いて、工房を見学させていただきました!



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