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京都で遊ぼうART スタッフブログ

京都地域の美術館・博物館の情報サイト「京都で遊ぼう ART」のスタッフによるブログです。

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10月6日(日)、左京区の真如堂にて、能楽公演「小鍛冶 in 真如堂」が行われます。
真如堂が「狐」に縁の有るお寺であることから、演目は「狐」にまつわるお話をセレクトした企画公演です。
「殺生石」は狐の妖「玉藻の前」の物語。そして「小鍛冶」は、一条天皇に天下を治めるにふさわしい剣を打つよう命じられた鍛冶師・三条宗近が、稲荷神の力を借りて剣を打つという物語。
秋の京都で、親しみやすいテーマで楽しめる能楽体験はいかがですか?

能楽「小鍛冶 in 真如堂」

日時:2019年10月6日(日)開場14:00~/開演15:00~
料金:5,000円
定員:200名(全席自由)

演目:《仕舞》東北/殺生石 《能》小鍛治
出演:シテ方 林宗一郎 他

会場・アクセス

真如堂[真正極楽寺]
〒606-8414 京都府京都市左京区浄土寺真如町82
TEL:075-771-0915
【市バス】5号系統(銀閣寺・岩倉行)、17・100号系統(銀閣寺行)にて「近隣車庫前」下車、徒歩8分


申込・お問合せ

TEL:075-417-4870(ミホプロジェクト)
メールフォーム:http://hayashi-soichiro.jp/schedule/1238.html

桃山時代一のかぶき者といわれ大坂の陣の総大将を望んだ、織田有楽斎長益の子で織田信長の甥・織田左門頼長(別名秀信)。晩年は道八と号し、茶人としても名高かった人物でした。
その四百年遠忌法要が彼の菩提寺である京都・安養寺で行われることを記念した講演会が開催されます。
実際に頼長の墓参りもできる、隣接の料亭「左阿彌」での高級懐石ランチつきコースも。ぜひお気軽にご参加ください。

桃山一のかぶき者・織田頼長(道八)
四百年遠忌法要・講演会

日時:2019年9月21日(土)【法要・講演会】10:00~/【懐石】11:30~
料金:【法要・講演会・小展示観覧コース】2,000円(当日券有り)
    【高級階席・墓参コース】10,000円(予約制、申込は8日前まで受付)

会場・アクセス

安養寺(法要・講演会・小展示観覧)/左阿彌(墓参、懐石食事)
京都市東山区八坂鳥居前東入る円山町
TEL:075-561-5845
【京阪】「祇園四条」駅下車、徒歩約20分
【市バス】「祇園」下車、徒歩約15分

予約・お問合せ

宮帯出版社
TEL:075-366-6600
flyer_JourneyNIPPON.jpg 8月27日から開催される「レスコヴィッチコレクション 広重・北斎とめぐるNIPPON」(細見美術館)の内覧会に行ってきました!

開催のきっかけは、昨年パリで行われた「ジャポニスム2018」の一環として開催された琳派展に細見美術館が協力した際、現地で今回の展覧会の出品者であるジョルジュ・レスコヴィッチさんにお会いしたご縁とのこと。ちょうどICOM(国際博物館会議)の京都大会が開催されるこの機会にあわせ、その良質なコレクションを日本で紹介しようということで企画されたそうです。

細見美術館としても、巡回展ではなく単独で海外のコレクターと直接やりとりし企画した展示は初とのこと(展示内容の確定までには紆余曲折があったとか...)

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まずは第一室。
こちらはレスコヴィッチコレクションの概観を紹介する名品展的位置づけ。鈴木晴信、東洲斎写楽、葛飾北斎、そして歌川広重と主だった有名絵師の作品が並びます。

今回の展覧会では、作品はあえて額装にはせず、作品一点一点に対峙してじっくりと楽しめる形の展示構成がポイント。仰々しくなく、身近に浮世絵を感じ愛で楽しんで欲しい、色味の美しさや写った版木の木目など版画ならではの面白さを感じてもらえるように、という試みだそうです。

浮世絵はしばしば連作、シリーズとして制作されたものがありますが、レスコヴィッチさんはそのようなシリーズ物はできるだけ一通りセットで揃えるように収集されているそう。

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例えば、こちらの葛飾北斎の連作「詩釈写真鏡」は全10枚からなるシリーズ。全作品がコレクションに収められており、展覧会では前後期で半分ずつ紹介される予定です。

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また、写楽の絵は突然画壇に登場した当時の作品から代表作の大首絵までなかなかの数を一度に楽しむことができますよ。こう並んでいると役者のブロマイドポスターっぽさが増して見えますね。

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第2室は今回の展示のメインである「木曽海道」シリーズを中心に展示されています。
こちらはシリーズ全作品が揃っているうえ、どれも初摺(所謂初版。版木を作って最初に制作されるもので、原画を手掛けた絵師の意向がよく刷りに反映され、版木も傷んでおらず質が良いとされる)であるという、レスコヴィッチコレクションを代表する大変貴重なものです。
街道をテーマにした浮世絵のシリーズとしては「東海道五十三次」に比べると知名度は落ちますが、「木曽海道」は大変すばらしい風景浮世絵と評価されています。

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前期で展示されている作品は、日本橋の次、板橋から大津まで。
奇数偶数を前後期で入れ替えて展示されます(展示されていない間の作品は小さなパネルで紹介)

この「木曽海道」、歌川広重と渓斎英泉、二人の絵師の手による作品となっています。
どうやらシリーズを企画した版元は、元々広重に絵を依頼しようとしていましたが都合がつかなかったのか、代わりに英泉に依頼を持ち込んだのだそう。その後途中で版元が変わるなど紆余曲折あり、最終的には当初依頼される予定だった広重が完成させました。
そのため、広重と英泉の作品が混在した状態になっています。

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初擦と後擦が両方あるものは、こんな感じで縦に並べて展示されているので、署名の有無など最初と後で作られたものの違いを楽しむことができます。

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超売れっ子だった広重に比べると、当時の英泉の評価(特に人物表現)はそこまで高くなかったようですが、英泉担当時の初擦は大変美しく、広重のそれにも劣りません。この作品を通じ改めて評価も高まっているとか。もちろん、広重の描く人物表現の面白さは素晴らしいもの。どれが英泉作・広重作か考えながら楽しむのもよさそうです。

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広重の他の風景作品も紹介されています。
こちらは広重の代表作「名所江戸百景」。手前に大きく人物を併せたり、普通の名所図にはしないような構成が見られるところが面白い作品です。広重が絵の中で特に注目させたいポイントはどこでしょう...?

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また、風景画といえば葛飾北斎。
同じ展示室内にある「諸国名橋奇覧」は全国各地の有名な橋をテーマにしたものですが、橋の描き方や構図がどこか図形的・幾何学的だったり、北斎の工夫を見ることができます。
絵師ごとの個性や、得意分野を探しながら見るのもよさそうですね。


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