Exhibitions展覧会
開館30周年記念 秋季特別展 「わび茶の誕生-珠光から利休まで-」
茶道資料館開館30周年を記念する展覧会。今回のテーマはそれにふさわしく「わび茶」です。 「わびの茶風」が芽生えた15世紀末頃から、「わび茶」が確立する16世紀中頃までを取り上げ、「わび茶」の祖・村田珠光から武野紹鴎を経、そして千利休によってわび茶が大成され、広がっていく様子を展示によって紹介。茶の湯の誕生からその発展までの歴史の流れを辿っていきます。
茶道資料館開館30周年記念のこの展覧会。
いわゆる「わびの茶風」が芽生えた15世紀末頃からわび茶が確立する16世紀中頃までの茶の湯の様相がテーマです。
15世紀末といえば、当時政権を握っていた室町幕府・足利将軍家を中心に、荘厳華麗な唐物が主に好まれていた時代。
将軍家や有力大名などが豪華な輸入品を収集し、それらを飾り立ててにぎやかな宴会の中で茶を楽しむ「会所の茶」が行われていました。
その一方で、同じ時代に「わび茶の祖」と言われる村田珠光を中心に、日本的な不足の美、そして茶に「心」を求めるという「わび」の茶風が生まれました。すなわち、この時代はわび茶の萌芽期であるといえます。
16世紀前半になると、その「わび」の茶風は次第に整えられ、武野紹鴎の活躍期を経て、天正年間(1573-1593)に千利休によってわび茶は大成されることとなります。
この展覧会では、唐物好みの傾向とわびの茶風が対峙していた時代から、次第にわび茶が人々に広がってゆく様子を展示によって紹介。
現代まで続く「わび茶」の世界のルーツと誕生、そしてその発展を辿っていきます。
※ 展示期間中、入館者には呈茶がございます。
展覧会と共に、抹茶を一服と季節のお菓子を楽しむことが出来ます。
(10:00~16:00/団体の場合は予約が必要です)
展覧会概要
期間 | 2009/10/10(土) 〜 2009/11/29(日) |
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会場・開催場所 |
茶道資料館(ちゃどうしりょうかん)
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時間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで) |
料金 | 一般:800円 大学生:500円 中学・高校生:300円 |
注意事項等 | ※ 小学生以下、メンバーシップ加入校の生徒・職員の方は無料となります (メンバーシップ加入校など、詳細については公式ホームページをご覧下さい) ※ 団体20名以上(要電話予約) |
お問い合わせ |
TEL:075-431-6474075-431-6474
FAX:075-431-3060 |
ホームページ | http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/tenjinext/tenji.html |
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