Exhibitions展覧会
仏教儀礼と茶 ―仙薬からはじまった―
茶は平安時代に日本に伝わりましたが、広く流通するようになるのは中世以降のこと。それまでは仏教儀礼の場で茶が振舞われた他、不思議な効能を持つ「仙薬」として供えられたりもしました。この展覧会ではそんな、一般に飲料として親しまれる以前の茶の文化を様々な美術品でご紹介します。
平安時代、茶は大陸に渡った僧侶によって日本へともたらされました。広く茶が栽培され、流通するようになるのは中世以降になってからですが、宮中や寺院の中では、それ以前から年中行事や仏教儀礼の場で茶は用いられてきました。宮中では大般若経を転読する僧侶たちに茶がふるまわれ、比叡山では天台宗の高祖である天台大師智顗に茶が供えられました。また、茶は不思議な効能を持つ「仙薬」として星や羅漢たちに捧げられました。
この展覧会では一般に飲料として広く人々に親しまれる以前の、仏教と深く結びついた茶の文化を、儀礼にまつわる美術を通して紹介します。儀礼をに用いられた北斗曼荼羅図や羅漢図、天台大師像などの仏教絵画、供養具、文献史料の数々によって、知られざる茶の世界をご覧いただきます。この機会にご高覧ください。
展覧会概要
期間 | 2017/10/03(火) 〜 2017/12/03(日) |
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会場・開催場所 |
茶道資料館(ちゃどうしりょうかん)
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時間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで) |
休館日 | 月曜日 展示替期間(10月30日~11月2日) |
料金 | 一般:1,000円 大学生:600円 中高生:350円 |
注意事項等 | ※小学生以下・メンバーシップ校の方は無料 ※入館者には呈茶を行っています(無料/16:00まで/行事によって点前を行っていない場合があります。詳細はお問合せください) |
お問い合わせ | TEL:075-431-6474075-431-6474 |
ホームページ | http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/ |
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