Exhibitions展覧会

安政5年（1776）制作の雛井籠（ひなせいろう） 撮影：轟近夫

虎屋は京都で生まれ、明治の東京進出後も京都の店を大切に守ってきました。
京一条の地には、 江戸の昔から残る土蔵が今も変わらぬ姿をとどめています。

虎屋 京都ギャラリー開設10 周年を記念して開催する今回の展覧会では、創業の地・京都での虎屋のあゆみを振り返ります。

展示作品は、土蔵に収められていた虎屋店主・黒川家の家紋入りの金屏風（京都初公開）をはじめ、現在使用されている紙袋のデザインのもとになった菓子器、虎屋と縁の深い日本画家・富岡鉄斎が親しくしていた京都店支配人に与えた『饅頭起元図』など、虎屋に伝わる貴重な史料・作品を紹介。そして江戸から明治、現在まで「京のとらや」を見守ってきた土蔵の姿を収めたミニ写真集も展示いたします。

また、会期中には隣接する虎屋菓寮京都一条店にて、期間限定の喫茶メニューをご提供予定です。この機会にご高覧ください。