Exhibitions展覧会
犬塚勉 展 -純粋なる静寂-
自然を愛し、風景画を描き続けた画家・犬塚勉。自然に見入られ、取材に向かった山で遭難し38年の生涯を閉じたその人生はすべて「自然を描くこと」に捧げられていたと言えます。この展覧会では、絶筆を含む犬塚が遺した絵画・デッサンなど110余点を一堂に公開し、その画業をご紹介します。
犬塚勉(1949-88)は、東京の多摩で育ち、美術教師として働きながら、山の風景を描き続けた画家です。
自然を愛した犬塚は、何度も山へ足を運び、精緻な筆遣いで自然そのものを描こうとしました。
1988年、制作のため登った谷川岳で遭難し、38歳の若さで夭逝しました。
しかし没後20年目にあたる2009年に、犬塚と彼の作品がNHK日曜美術館で紹介されると、多くの感動の声が寄せられ、注目を集めました。
あるがままの自然に魅入られ、谷川岳で遭難して幕を閉じた彼の人生は、すべて自然を描くことに捧げられたといっても過言ではありません。
この展覧会では、遺された絵画とデッサンなど110余点を一堂に展示・公開し、これまであまり知られることのなかった犬塚勉の画業をご紹介します。
会場は2部から構成されます。
第1部は「画家としての変遷」と題し、今まで紹介されることの少なかった人物や仏教を主題にした初期作品や、画家を目指した頃から描き続けていた多摩丘陵の風景画などをご紹介します。
第2部では、「自然を描く」をテーマに、森・山・切り株・ブナ・渓谷といったモチーフごとに代表作となる写実的な風景画、そして絶筆となった2作品を展観いたします。
スーパーリアリズム、ともいえる精緻に再現された風景。
しかし同時に、誰もがそれぞれに記憶の中に留めているある日の風景を思い起こさせ、懐かしささえ感じさせる――
そんな犬塚勉の絵画世界を、この機会に味わってみてください。
※初日(1/6)には、犬塚勉夫人の犬塚陽子さんをゲストに、ギャラリートークも開催。
展覧会概要
期間 | 2012/01/06(金) 〜 2012/01/23(月) |
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会場・開催場所 |
京都高島屋 7階グランドホール
京都高島屋グランドホール |
時間 | 10:00~20:00(最終日は17:00閉場/入場は閉場30分前まで) |
休館日 | 会期中無休 |
料金 | 一般:800円(600円) 大学・高校生:600円(400円) 中学生以下無料 |
注意事項等 | ※( )内は前売り及び団体10名様以上の割引料金です。 ※「障害者手帳」をご提示いただいたご本人様、ならびに、ご同伴者1名様まで入場無料とさせていただきます。 ※トワイライトサービス:18:00以降の入場料は半額となります。 |
お問い合わせ |
TEL:075-221-8811 075-221-8811
(京都髙島屋代表) |
ホームページ | http://www.nhk-p.co.jp/tenran/20110905_125237.html |
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