Exhibitions展覧会

財団設立20周年記念「重文角屋の附指定品と非公開資料展」

2009/09/15(火) 〜 2009/12/15(火)

角屋もてなしの文化美術館 

財団法人角屋保存会20周年を記念して開催される2009年度の秋季展。今回は普段は非公開、もしくは初公開の作品を中心とした展示内容です。幕末の歴史の舞台ともなった角屋の重ねてきた時間を物語る建築資料から、江戸中期の画家・山田峨山や石田幽汀といった名絵師による襖絵などの絵画、そして角屋を彩った太夫たちの書など、角屋が島原開設当初から連綿と建物と家督を維持し続けたからこそ伝えられた、風流の品々をご紹介します。

2009年の10月2日に財団法人角屋保存会が20周年を迎えることを記念して開催される展覧会。
今回は、初公開の重要文化財附指定品や通常は非公開の二階座敷の襖など、初公開・現在非公開の作品を中心に展示します。

主な展示品としてはまず、初公開の資料では、角屋の建物が昭和27年に国の重要文化財指定を受けた後、昭和55年に追加で重要文化財附指定をされた品々があります。
それらは、延宝年間(1673~1680)に制作されたと推定されている「板絵図」は、昭和25年頃に角屋の台所階段下物置から発見されたもので、現在に至るまでの角屋の増改築の経緯を辿ることが出来るものです。

他には二階の「翠簾の間」の襖絵なども描いている江戸中期の画家・山田峨山の筆による「馬図」がございます。もともと、松の間の衝立に描かれていたものですが、文政4年に岸良の「布袋図」と取り替えられたものの、廃棄されることなく遺されていました。また、彼と深い交流のあった角屋七世亭主・徳右衛門(俳号徳野)は、家訓「富而無驕(富んで驕(おご)るなかれ)」の額を遺しており、角屋が昭和の時代まで永続し得た、商いの精神を感じることができます。

このほかにも、今回一般に初公開されるもの、非公開のものなど、絵画から書、建築資料など伝来する様々な品々を数多く展示。
島原が生まれたその当初から連綿と建物・家督を維持し続けていた角屋だからこそ伝えられてきた、風流の品々をご紹介します。

展覧会概要

期間 2009/09/15(火) 〜 2009/12/15(火)
会場・開催場所 角屋もてなしの文化美術館
時間 10:00~16:00
休館日 休館:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
料金 一般:1000円
中学・高校生:800円
小学生:500円
注意事項等 【2階の特別公開の座敷(青貝・扇の間他)について】 ※見学ご希望の際は、事前にお電話にて施設にお申し込み下さい(17:00まで受付) ※入場料の他に別途料金が必要です。大人800円、中・高生600円(小学生以下はお断りさせて頂きます) ※担当者による解説・案内つきです(定員各20名/約30分)   午前 10:15   午後 13:15 14:15 15:15
お問い合わせ TEL:075-351-0024075-351-0024
ホームページ http://www16.ocn.ne.jp/~sumiyaho/index.html

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