Venuesアート施設

角屋もてなしの文化美術館

江戸時代から栄えた花街・島原に残る、唯一の揚屋建築の遺構(重要文化財)で、内部は当時の文化を紹介する美術館となっています。
揚屋は太夫や芸妓を呼び歌舞音曲を楽しむなど宴会を行った施設。現在でいう料亭としての役目を担い、また豪商や文化人も多く集い、当時の文化サロン的な役割も持っていました。
特に島原の揚屋は幕末の勤王志士や新撰組などにも縁が深く、角屋自体も勤王派の密談場所として使われ、久坂玄端や西郷隆盛なども利用しました。また、新撰組の隊士・芹沢鴨が最後に宴会をした場所としても知られています。
建物は木造2階建てで、台所・座敷のある一階には与謝蕪村の「紅白梅図屏風」(重要文化財)など、所蔵する数々の美術品が展示されています。(季節毎に入替)
予約すれば二階の座敷も見学可能。高名な絵師達の手による襖絵などを、当時の鑑賞環境に近い形で見ることが出来ます。

所蔵品

与謝蕪村『紅白梅図屏風』(重文)のほか、皇室出身者や有名歌人の筆による和歌懐紙などの書跡、有名絵師の絵画、器などの工芸品まで、約一万一千点を所蔵。季節・企画展のテーマに合わせ随時展示・公開しています。 特に、円山応挙など著名な絵師の手がけた襖絵は、嘗てここを利用した人々と同じ目線や環境で鑑賞することが出来ます。 建物本体は重要文化財指定を受けており、書院造・数奇屋風などとそれぞれ趣向の違う座敷が連なり、壁にも螺鈿細工が施されているなど、空間それ自体が一級の芸術品となっています。

アート施設概要

住所 〒600-8828 京都市下京区西新屋敷揚屋町32
お問い合わせ TEL:075-351-0024075-351-0024
FAX:075-343-9102
開館時間 10:00~16:00(春季:3/15~7/18、秋季:9/15~12/15)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌日代替休) 7/19~9/14、12/16~3/14
料金 一般1000円、中・高生800円、小学生500円
アクセス 【京都市バス】
 * 207、206系統にて「島原口」下車、花屋町通を西へ徒歩10分
 * 205系統にて「梅小路公園前」下車、壬生川通を北へ、正面通(一つ目の信号)を西へ、突きあたりの公園を北へ(徒歩10分))

【JR】
* 嵯峨野線「丹波口」駅下車
  千本通を高架線沿いに南へ、住吉神社横から入る(徒歩7分)

※ 駐車場:有(自家用車3台分)
ホームページ http://www16.ocn.ne.jp/~sumiyaho/

その他注意事項など

【2階の特別公開の座敷(青貝・扇の間など)見学の場合】 ※大人800円、中高校生600円が別途必要です(小学生以下見学不可) ※事前に予約が必要です。ご予約、お問合せは施設まで直接お電話をお願いします(17:00まで受付) ※ 車椅子での見学:可能(1階のみ)

展覧会

アートイベント

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