Exhibitions展覧会

杉本家住宅 春の特別一般公開 「端午の節句」展

2010/04/29(木) 〜 2010/05/05(水)

杉本家住宅 

2010年度の春の特別一般公開は、杉本家の端午のお飾りを中心とした展示を行います。江戸後期~明治期の京商家の趣を良く伝える、杉本家伝来の端午節句のお飾りをはじめ、伏見にある当代当主夫人の生家より寄贈された加藤清正などの勇壮な武将人形、そして明治維新の時代が反映された、珍しい洋装の明治天皇の人形などを展示。初夏の訪れを感じさせる、京町家の端午の床飾りをお楽しみ下さい。

2010年度の春の特別一般公開は、杉本家の端午のお飾りを中心とした展示を行います。

杉本家に伝来する端午の節句のお飾りは、江戸後期から明治期の京商家の床飾りの趣を良く伝えています。
当時、このあたりの商家の好みは勇ましい武将人形などではなかったようです。人形飾りの多くは、神功皇后(じんぐうこうごう)もしくはその皇子である応神天皇を中央に配し、脇に武内宿彌(たけうちのすくね)や旗持ちを従えています。人形の頭を飾るのは兜ではなく烏帽子で、顔の表情も静かな気品をたたえています。杉本家当代当主の誕生の際に誂えられた神馬(昭和7年)の美しい姿とともに、端午の床飾りをお楽しみください。

また、当代当主夫人の生家(京都伏見で江戸時代から明治初期まで白生地を扱う呉服屋を生業としていましたが、後に酒造を営み現在にいたっています)より寄贈された人形も公開します。

酒造り、そして幕末の歴史の舞台としても知られる伏見は太閤秀吉が建てた桃山城下で繁栄した町です。こちらでは節句飾りの好みも源頼朝、加藤清正といった甲冑姿の大将人形がうちそろい、杉本家のお飾りとは対照をなしたものとなっています。
そして洋室には、威儀を整えた洋装の明治天皇と侍従・家来(明治初期)などを飾ります。これらは、明治維新の時代が反映された珍しい人形です。

展覧会概要

期間 2010/04/29(木) 〜 2010/05/05(水)
会場・開催場所 杉本家住宅
時間 13:00~17:30(入館は17:00まで)
料金 大人:1,500円
高校生以下:800円
注意事項等 ※一般公開期間は、予約無しでご入館頂けます。
お問い合わせ TEL:075-344-5724075-344-5724
FAX:075-343-3773
E-Mail narayakinen@sugimotoke.or.jp
ホームページ http://www.sugimotoke.or.jp/index.html

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