Exhibitions展覧会
よそおいの細密工芸
江戸から明治にかけて、技法・芸術両面で頂点に達した日本の工芸。明治維新により社会が大きく変化し、刀・印籠などの需要は激減し、代わりに懐中時計や帯留、指輪など新たな装身具に活路が見出され、優れた魅力的な作品が多数生み出されました。人々の装いに華を添えた名品の数々をお楽しみください。
江戸から明治にかけての時代は、金工、漆芸、彫刻などの手工芸の分野において、技法的にも芸術的にも頂点に達していた時代と言えます。
江戸の太平の世の中で、身を飾り装うことを楽しむ人々が増えると、実用を兼ねた刀の拵や印籠、髪飾りなどの装身具の意匠は、高度な技を駆使して美的に洗練されていきました。
しかし明治になると、武家社会の崩壊と生活様式の西洋化にともない、刀や印籠などの需要が激減し、制作に携わっていた多くの職人達が失業してしまいます。
そうした中、懐中時計や帯留、指輪といった新しい装身具の需要が生まれ、優れた人材がこの市場に活路を求めました。そこには、江戸時代までに培われた一流の技術や感性が遺憾なく発揮され、花鳥風月や遊び心が表現された魅力的な作品が数多く生み出されました。
今回の展覧会では、刀装具や印籠、髪飾り、帯留、カフス、指輪など江戸から明治にかけて作られた装身具を展示します。人々の装いに華をそえた名品の数々をご高覧下さい。
展覧会概要
期間 | 2015/11/21(土) 〜 2016/02/14(日) |
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会場・開催場所 |
清水三年坂美術館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月・火曜日(祝日の場合は開館) 臨時休館(12月9日(水)~13日(日)) 年末年始(12月27日(日)~1月5日(火) |
料金 | 一般:800円 大・高・中学生:500円 |
お問い合わせ |
TEL:075-532-4270075-532-4270
FAX:075-532-4271 |
ホームページ | http://www.sannenzaka-museum.co.jp |
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