Exhibitions展覧会

超絶技巧の明治の牙彫・木彫

2009/08/28(金) 〜 2009/11/23(月)

清水三年坂美術館 

本物そっくりの栗や剥きかけの蜜柑...実にリアルで細微な明治時代の牙彫・木彫作品は、見る人を驚かせるものばかりです。今回の展覧会ではそういった、人間業とは一見思えないほどの技巧が駆使された細密彫刻の世界を紹介。高村光雲をはじめとした有名作家作品や同時代の職人による名品の数々を展示します。

本物そっくりの栗、剥きかけのみかん、ヘタのついた柿…などなど。明治時代に作られた牙彫(象牙の彫刻)や木彫作品は、実にリアルで細緻。見るものを驚かせると同時に、よくもここまで、と感心させずにはいられないものばかりです。
人を驚かせること。それは、明治の職人たちにとっての大きな生きがいでした。

根付などの細密彫刻は、江戸時代中期頃から作られるようになり、後期に入るとますます細密さが増していき、煙管(キセル)の筒や印籠などにも見られるようになっていきます。
そして明治に入り長い鎖国が解かれると、流入してきた欧米文化の影響を受け、仏師であった高村光雲(1852-1934)や、煙管筒の彫師であった石川光明(1852-1913)といった作家たちによって、リアルで活き活きとした動物や気品溢れる人物像など、優れた作品が数多く作られるようになりました。


今回の展覧会では、そんな高村光雲や石川光明といった有名作家の作品のほか、彼らと同時代に活躍していた根付師・森田藻己(1879-1943)とその一派や旭玉山(1843-1923)らの手による、様々な作品を展示。
人間業とは一見思えないほどの技巧が駆使された明治の牙彫・木彫作品の世界を紹介します。

展覧会概要

期間 2009/08/28(金) 〜 2009/11/23(月)
会場・開催場所 清水三年坂美術館
時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
料金 大人:500円
中学・高校・大学生:300円
小学生:200円
注意事項等 ※団体は20名以上で20%割引となります。 ※障害者手帳をお持ちの方と付き添い者1名は、50%割引となります。
お問い合わせ TEL:075-532-4270075-532-4270
FAX:075-532-4271
ホームページ http://www.sannenzaka-museum.co.jp

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