Exhibitions展覧会
帝室技芸員の仕事 〈七宝編〉
明治時代、優れた工芸技術の継承・発展のために設けられた帝室技芸員制度。七宝分野からは並河康之・濤川惣助の2名が選ばれました。今回は清水三年坂美術館の並河康之コレクションを中心に濤川惣助および同時代の職人たちによる七宝の名品をご紹介します。近代の名工たちが遺した美の極致をお楽しみください。
清水三年坂美術館が所蔵する作品のうち、帝室技芸員による作品を一挙に展示する「帝室技芸員の仕事」シリーズ。金工編・蒔絵編に続く今回は、七宝分野の優れた職人による作品をご紹介します。
明治23年(1890)に制定された帝室技芸員制度は、技量と人柄の両面において優れた美術工芸家を「帝室技芸員」に任命し、その功労を顕彰するものでした。これは古くから培われてきた美術工芸の技術を、皇室の保護のもと継承・発展させることが目的で、任命された作家には技術の錬磨と後進の育成が義務付けられています。当時の美術界において、帝室技芸員に任命されることは最高の名誉でありました。
七宝の分野からは、並河靖之(1845~1927)と濤川惣助(1847~1910)のふたりが帝室技芸員に選ばれ、当代の作家にとって最高の栄誉を受けました。綿密な植線と優れた色彩感覚によって有線七宝を極めた靖之と、無線七宝の技法を確立し、絵画作品に肉薄する描写力を七宝の上でも実現した惣助は、国内外で高く評価されています。
今回の展示は、清水三年坂美術館が誇る並河靖之のコレクションをはじめ、濤川惣助および同時代の職人たちによる名品をご覧頂きます。近代、技術と意匠の改良を経て急速に発展した七宝。名工たちが遺したその美の極致をどうぞお楽しみください。
展覧会概要
期間 | 2019/05/25(土) 〜 2019/08/18(日) |
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会場・開催場所 |
清水三年坂美術館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月・火曜日(7月15日・8月12日は開館) ※臨時休館となる場合があります |
料金 | 一般:800円 大・高・中学生:500円 小学生:300円 |
お問い合わせ |
TEL:075‐532‐4270075‐532‐4270
FAX:075‐532-4271 |
info@sannenzaka-museum.co.jp | |
ホームページ | http://www.sannenzaka-museum.co.jp |
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