Exhibitions展覧会

喫煙具-煙管(キセル)と筒と煙草入

2014/08/23(土) 〜 2014/11/16(日)

清水三年坂美術館 

喫煙の習慣は、16世紀後半以降にポルトガルから日本に伝えられたとされます。初期の煙管(キセル)は大型のものが多かったのが、時代を経て持ち運びできるサイズになり、やがて男女を問わないお洒落アイテムとなっていきました。今回は、江戸後期~昭和初期の名工による粋な喫煙具をご紹介します。

喫煙の習慣は、16世紀後半以降に南蛮人(ポルトガル人)達により日本に伝えられたと言われています。

長崎に伝わるやいなや、喫煙は途中の地方都市を飛び越えて、瞬く間に京都で大流行。すぐに煙草が栽培され、国産の煙管が作られるようになりました。

初期の頃の煙管(キセル)は大きなものが多かったのが、やがて携帯出来るように小型化し、煙管を収めるための煙管筒や刻み煙草を入れる袋と取り合わせて着物の帯にぶら下げて持ち歩かれるようになります。さらには腰元のお洒落を演出するため、手の込んだ意匠のものや高価な素材を用いたものも作られるようになりました。
こうした「提げ物」は男女を問わず、重要な装身具としての機能を果たすようになっていきました。

しかし、なんといっても見ごたえのある煙草入れが作られるようになるのは、明治以降からです。
江戸幕府が崩壊し廃刀令が出されると、今まで武家社会をパトロンとして刀装具を作っていた刀装金工達が、生活の為に「提げ物」の金具を作り始めたのです。
彼らの卓越した技術と感性は、素晴らしい作品を次々と生み出していきました。
今回の展覧会では、江戸後期から昭和初期にいたるまでの名工達が手掛けた粋な喫煙具の数々をご紹介します。

展覧会概要

期間 2014/08/23(土) 〜 2014/11/16(日)
会場・開催場所 清水三年坂美術館
時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月・火曜日(祝日の場合は開館)
※都合により臨時休館となる場合がございます。
 詳細は公式サイトなどにてご確認ください。
料金 大人:800円
大・高・中学生:500円
小学生:300円
注意事項等 ※20名以上の団体は20%割引となります。 ※障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方(1名)は、50%割引となります。
お問い合わせ TEL:075-532-4270075-532-4270
FAX:075-532-4271
E-Mail info@sannenzaka-museum.co.jp
ホームページ http://www.sannenzaka-museum.co.jp

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