Exhibitions展覧会

彫嵌細工の世界

2016/02/20(土) 〜 2016/05/15(日)

清水三年坂美術館 

「彫嵌」とは、木や象牙などの素地に、図柄にあわせて彫り刻んだ貝や牙角、鼈甲(べっこう)、金属などを嵌め込んで装飾する技法。今回は明治・大正期に万国博覧会に出品された秀作をはじめ、国内の数寄者のために作られた風雅な調度品や装身具など、彫嵌作品の数々を展示します。ぜひご高覧ください。

「彫嵌(ちょうがん)」とは、木や象牙などの素地に、図柄にあわせて彫り刻んだ貝や牙角、鼈甲(べっこう)、金属などを嵌め込んで装飾する技法をいいます。
古くは正倉院の御物の中にその源流を見ることができますが、元々大陸で生まれたそうした技法が日本に伝えられると、次第に洗練されて進化し、特に明治以降に優れた美術品が作られました。

その中心となったのが、旭玉山、石川光明、野原貞明、田中一秋ら明治・大正期に活躍した彫刻家達でした。様々な素材を図柄に適するように加工して嵌め込んでいくには、素材を熟知した上でなされる高度な技と、おびただしい手間とが必要とされます。そうして描き出された世界はまさに日本画のようであり、日本独自の絵画的世界を表しています。

今回の展覧会では、明治・大正期に万国博覧会へ出品された秀作をはじめ、国内の数寄者のために作られた風雅な調度品や装身具の数々を展示します。美しさだけでなく、独特の品格、風格が備わった彫嵌細工の逸品をご高覧下さい。

展覧会概要

期間 2016/02/20(土) 〜 2016/05/15(日)
会場・開催場所 清水三年坂美術館
時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月・火曜日(祝日の場合は開館)
料金 一般:800円
大・高・中学生:500円
お問い合わせ TEL:075-532-4270075-532-4270
FAX:075-532-4271
ホームページ http://www.sannenzaka-museum.co.jp

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