Exhibitions展覧会

2011年夏の企画展「ゆれ動いた幕末京都」

2011/07/26(火) 〜 2011/08/28(日)

幕末維新ミュージアム 霊山歴史館 

黒船来航による苦渋の選択で開国を決断した徳川幕府は、尊王攘夷運動の盛り上がり、内政の混乱で窮地に陥ります。それに伴い日本の政治・歴史の表舞台は江戸から京都へ移り、幕末の京都では立て続けに歴史を動かす大事件が勃発、政局はめまぐるしく揺れ動きます。今回の展覧会は幕末の京都の事件の全貌を展示を通して探ります。また、新発見の「土方歳三の辞世の歌」も一般公開!


皇娘・和宮の降嫁と引き替えに、徳川幕府は朝廷に攘夷決行を約束します。
そして孝明天皇が攘夷祈願のために下鴨・上賀茂の両加茂社に行幸することになり、それに14代将軍・徳川家茂が京都へ上洛、随行することになりました。将軍の上洛は、実に229年ぶりのことでした。

次第に政治の表舞台は江戸から京都へと移り、過激な攘夷思想を持つ公家や志士たちが大きな力を持つようになります。
その反動として起こったのが、「八月十八日の政変」でした。
孝明天皇は強引に攘夷をすすめ、幕府との対立を深めていく長州藩のやり方に不信感を抱き、公武合体派の公家や京都守護職を勤めていた会津藩、そして薩摩藩を信頼します。この政変で過激派の公家や長州藩は京都を追われ、失地回復を目指した長州藩や激派の浪士たちは、地下活動を行うようになります。それを「池田屋事件」で押さえ込んだのが、新選組でした。この「池田屋事件」がきっかけとなり、京都で起こった戦争が「禁門の変」です。

しかしその後、犬猿の仲だった長州藩と薩摩藩が「薩長同盟」を結ぶと時代は大きく動いていきました。
15代将軍・徳川慶喜は政権を朝廷へ還す「大政奉還」をおこなって、武力討幕派の動きを封じ込め、徳川勢力の温存に尽力しましたが、「鳥羽伏見の戦い」で旧幕府軍は朝敵となってしまいます。

八・一八の政変からのたった4年の間に京都の中では大きな事件が相次いで勃発し、政局はめまぐるしくゆれ動きました。
本展は、これらの事件の全貌、戦争の実像に迫る展覧会として企画・構成されています。
企画にあたりご協力いただいた関係機関、個人の所蔵家に厚く御礼申しあげます。

展覧会概要

期間 2011/07/26(火) 〜 2011/08/28(日)
会場・開催場所 幕末維新ミュージアム 霊山歴史館
時間 10:00~18:30(入館は18:00まで)
休館日 休館日:月曜日(ただし、8月8日、15日は開館)
料金 大人:500円(団体:400円)
高校生:300円(250円)
小中学生:200円(150円9
注意事項等 ※団体は20名以上 ※友の会会員の方は会員証提示で無料
お問い合わせ TEL:075-531-3773075-531-3773

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