Exhibitions展覧会

世界報道写真展2012-WORLD PRESS PHOTO 2012-

世界報道写真コンテスト入賞作品で構成した写真展。今回で55回目を向かえ、世界中から寄せられた応募作品の中から、約170点を選りすぐってご紹介します。東日本大震災の爪あとや中東の民衆運動の様子など、今地球上で起こっている世界の様々な側面を切り取った写真たちが、社会・平和について問いかけます。


世界報道写真展は、オランダに本部を置く世界報道写真財団が毎年開催している世界報道写真コンテスト入賞作品で構成した写真展です。今年で55回目を迎えます。
4月のオランダ・アムステルダムを皮切りに、世界45の国と地域、約100都市で開催される世界最大規模の写真展です。

今回は世界124の国と地域、5247人の応募の中から厳選された報道写真、約170点をご紹介します。

2011年――。この年は多くの人々にとって、「東日本大震災」による惨事とともに記憶され続けることになるでしょう。
大津波による被災とともに、福島第一原子力発電所での事故はとりわけ多くの禍根を残し、現在も多数の住民や避難者が人生の岐路に立たされています。
今回の展示作品にも、震災の爪あとを撮影した7名の写真家による作品も含まれています。

また、2011年は「アラブの春」と呼ばれる中東各地を中心とした反体制・民主化運動が巻き起こった年でもあります。今回は大賞には中東のイエメンで反体制デモの最中に傷ついた息子を抱きかかえる女性を撮影した、サムエル・アランダ氏の作品が選ばれました。
中東、北アフリカ各国での民衆運動のほか、ノルウェーでの大量殺人事件、また密猟によって角を狩られるサイの姿など、今年の展示作品も貴重な記録であると同時に、見る者に強く訴えかける内容のものばかりです。

今、この地球上で起きているあらゆる出来事を、最高の技術と取材力を持って撮影した写真家たちの作品の数々は、人々に現実を強く訴える力を持っています。
時に命がけで撮影された報道写真を間近でご覧頂き、世界の現状を知り、今一度「平和」とは何かを考えるきっかけにしてみて下さい。

巡回予定

【滋賀会場】びわこ・くさつキャンパスエポックホール
2012年10月16日(火)~11月1日(木)

【大分会場】立命館アジア太平洋大学 本部棟2階 コンベンションホール
2012年11月4日(日)~11月18日(日)

展覧会概要

期間 2012/09/19(水) 〜 2012/10/14(日)
会場・開催場所 【2023年9月まで休館】立命館大学国際平和ミュージアム
時間 9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日 休館日:9/24(月)、10/1(月)、10/9(火)
料金 大人:500円
中高生:300円
小学生:200円
お問い合わせ TEL:075-465-8151075-465-8151
FAX:075-465-7899
ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/event/special/2012/exhibition2012_2.html

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