Exhibitions展覧会
新春展「樂歴代 優しいすがた」
手捏ねという技法ならではの、柔らかく素朴な姿が特徴の樂焼。千利休が樂焼を愛したのも、そこに人の心を見たからかもしれません。今回はそんな樂歴代が生み出した優しい姿の作品の数々を紹介し、手捏ねならではの表情をたどります。優しさの中に時折厳しさも垣間見せるその景色をお楽しみください。
千利休の創意のもと、長次郎が茶碗を造ったのは約450年前。
当時、“今焼茶碗”といわれた樂焼の特徴の1つが“手捏ね”という技法でした。両手を添え、優しく抱え込むように土を立ち上げていくこの技法により生み出される茶碗は、時には力強く、時には優しく、柔らかく手の姿が表れ、かつ肩を張らず、素朴な景色が特徴です。
利休が佗茶を大成するにあたり、手捏ね茶碗を求めたのは、そこに人の心をみたからとも言えるのかもしれません。
今回の展覧会では、樂歴代の作品を通し、手捏ねで造られたからこそ生まれたその表情を追いかけて行きます。
展示作品は、長次郎の代表作・万代屋黒をはじめ、道入の柔らかな茶碗・僧正、15代吉左衞門の可愛い茶碗・梨花など、樂家の優しい作品の数々。 優しさの中に、時折見せる厳しさも、併せて感じて頂けたら幸いです。
展覧会概要
期間 | 2016/01/05(火) 〜 2016/03/06(日) |
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会場・開催場所 |
樂美術館
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時間 | 10:00~16:30(入館は16:00まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館) |
料金 | 大人900円 大学生700円 高校生400円 中学生以下無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-414-0304075-414-0304
FAX:075-414-0307 |
ホームページ | http://www.raku-yaki.or.jp/ |
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