Exhibitions展覧会

秋季特別展「現代のオルゴール文化の伝承~ギド・リュージュの遺してくれたもの~

2009/10/10(土) 〜 2009/12/31(木)

京都嵐山オルゴール博物館 

1796年にスイス・ジュネーブでシリンダー(筒)型オルゴールが開発されました。、その後100年の間にオルゴールは繁栄し、そして時代の流れと共に衰退していきました。 その伝統を再生させ、そして今もなお守り続けているのが『REUGE(リュージュ)』社。 そして、その礎を築いたのが『ギド・リュージュ』です。 京都嵐山オルゴール博物館は、彼に寄贈されたコレクションの品々を所蔵、公開しています。今回の特別展では、その『ギド・リュージュ』自身が生み出した『REUGE』社のアンティークコレクションを特別に展示いたします。

1796年のスイス・ジュネーブ。時計職人のアントワーヌ・ファーヴルは、その技術を生かしてシリンダー(筒)型のオルゴールを生み出しました。その後、1800年代になると同じくスイスのサン・クロワで量産化が開始。丁度クラシック全盛期でもあったこともあり、より複雑な音色を表現しようとオルゴールの技術は進化し、非常に複雑な技巧をこらしたもの、大型のものなど様々なものが作られるようになりました。時計やアクセサリーに内蔵させたもの、太鼓やベル、アコーディオンなどの楽器を組み合わせたものなど、実にオルゴールは多種多様な姿を見せます。
しかしその後、蓄音機の発明など時代の流れと共に人々の関心は薄らぎ、この黄金期は長くは続きませんでした。
1900年代になると、最盛期には40ほどあったサン・クロワの工房は姿を消してしまい、すっかり衰退してしまうことになります。


100年の間に繁栄と衰退の歴史を歩んだオルゴール。その伝統を再生させ、今もなお失うことなく守り続けているのが『REUGE(リュージュ)』社です。
そして、その礎を築いたのがギド・リュージュ(1904-1995)でした。

 

リュージュ社自身も、衰退期にはオルゴール部門から一度撤退を余儀なくされます。
しかしギド・リュージュは1928年の社長就任後、そのオルゴールの復活に全精力を傾け、1960年代には高級ムーブメントの生産を再開。結果、世界最高級のオルゴールメーカーとして奇跡的な再起と成功を収めることとなります。

京都嵐山オルゴール博物館は、そのギド・リュージュから寄贈された彼のオルゴールコレクションを所蔵・公開しています。
今回の特別展では、彼自身が生み出したアンティーク・オルゴールを特別に展示。
秋の京都・嵐山にて、その繊細で美しいオルゴールの世界をお楽しみ下さい。

展覧会概要

期間 2009/10/10(土) 〜 2009/12/31(木)
会場・開催場所 京都嵐山オルゴール博物館
時間 10:00~18:00
休館日 休館:火曜日(祝日の場合は開館)
料金 大人:1,000円(団体 900円)
小学生:600円(保護者同伴の場合は300円)
注意事項等 ※団体は20名以上(要予約) ※修学旅行生の方は600円で入館頂けます。 ※11月の紅葉シーズンは、嵐山エリアは大変混雑いたします。予めご了承下さい。
お問い合わせ TEL:075-865-1020075-865-1020
FAX:075-865-1022
E-Mail kyoto-info@orgel-hall.com
ホームページ http://www.orgel-hall.com/home.html

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