Exhibitions展覧会

平成27年度春季企画展「茶の湯釜の文様」

2015/02/14(土) 〜 2015/06/28(日)

大西清右衛門美術館 

茶の湯釜の表面を装飾する文様には、風景や植物、動物、幾何学模様などさまざまな種類があります。そしてその下絵は、釜師のほか当時を代表する画家が手がけることもありました。今回は、そんな文様に注目し、茶の湯釜の名品とともに貴重な文様下絵、茶人と画家の交流を伝える書画をご紹介します。

【作品画像】
(1)狩野探幽下絵 芦鷺地文撫肩釜  二代大西浄清作 大西清右衛門美術館所蔵 浅野豪撮影 (前期展示)
(2)芦屋 山ニ鹿帆掛舟地文真形釜 大西清右衛門美術館所蔵 浅野豪撮影 (後期展示)


大西清右衛門美術館の平成27年度春季企画展では、茶の湯釜に描き出された「文様」に注目します。

釜肌(茶の湯釜の表面)に表す「文様」は、茶の湯釜の主要な装飾のひとつです。文様には絵画的な自然の風景や、植物、動物、幾何学文様など実にさまざまなものがあり、錆色の硬質な器物であるはずの茶の湯釜を、柔らかくも華やかにも印象付けます。

文 様は、釜師の手により、箆(へら)を使って鋳型に押し描かれます。その下絵となる図案は、釜師自ら、あるいは茶の湯釜の依頼主、ときには当時を代表する画 家が描くこともありました。その中には、江戸時代を代表する狩野派の絵師・狩野探幽や、竹内栖鳳、橋本関雪、そして東山魁夷など近現代を代表する日本画家 も含まれています。そしてそれらの図案の多くは、制作資料として今日まで大西家に大切に伝えられています。

今回の展覧会では、茶の湯釜に「描かれる」さまざまな文様を所蔵する数々の名品を通じてご紹介するとともに、茶の湯釜に文様を「描く」立場として守り伝えられた下絵や図案を展示します。
また、時の茶人や画家との交流を垣間見ることのできる書画作品もあわせてご覧いただきます。

※この展覧会は前後期制です。前期・後期で展示替がございます。
【前期】2月14日(土)~4月19日(日)/【後期】4月21日(火)~6月28日(日)

展覧会概要

期間 2015/02/14(土) 〜 2015/06/28(日)
会場・開催場所 大西清右衛門美術館
時間 10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館・翌日休館)
料金 一般:800円
大学生:500円
高校生以下無料
お問い合わせ TEL:075-221-2881075-221-2881
FAX:075-211-0316
E-Mail webmaster@seiwemon-museum.com
ホームページ http://www.seiwemon-museum.com

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