Exhibitions展覧会

平成22年秋季特別展 「一楽 二萩 三唐津」

2010/09/04(土) 〜 2010/12/05(日)

野村美術館 

「一楽二萩三唐津」というほど、楽焼、萩焼、唐津焼の三種の焼き物は良い茶陶として茶人に好まれてきました。この展覧会では、主に茶碗を前・後期併せ約80点展示します。三者三様、特徴や技術がそれぞれ異なるやきものの持つ魅力をお楽しみ下さい。

ノンコウ(樂家三代)作 赤茶碗 銘「若山」 江戸時代(前期展示)

瀬戸唐津茶碗 銘「冬の月」 江戸時代(前期展示)

萩太鼓胴水指 江戸時代(前期展示)
茶の湯では「一楽二萩三唐津」という言葉をよく耳にします。

これらは抹茶をたてる茶碗としてふさわしい、茶人好みのやきものを列挙したものです。
楽は、16世紀に利休の指導によって樂家の初代長次郎が始めたとされる楽焼(京都)、萩と唐津はともに朝鮮系の技術により16世紀末から17世紀初めに開窯されたと考えられている萩焼(山口)と唐津焼(佐賀・長崎)をいいます。

この展覧会では、楽焼・萩焼・唐津焼の茶陶(主に茶碗)を、前期・後期併せて約80点展示します。

手づくねで、赤茶碗と黒茶碗が多く、侘びた趣きの楽焼。割高台や三島・粉引など朝鮮風の作品が多い萩焼。
朝鮮の会寧窯や中国の影響も指摘されており、瀬戸唐津や皮鯨など種類が多い唐津焼。
楽焼・萩焼・唐津焼はその特徴や技術が異なるにもかかわらず、いずれも茶の湯の碗として茶人に愛されてきました。

三者三様、それぞれのやきものが持つ魅力をお楽しみください。

※前期(9/4~10/17)・後期(10/19~12/5)で全面的な展示替えがございます。

(下の写真は 長次郎 赤茶碗 銘「獅子」)



【地下展示室で併設展も開催!】

■ 館蔵品展「漆の茶道具」9/4(土)~10/11(月) ※10/11は16:00で終了
原羊遊斎作 きりぎりす香合」など

■ 館蔵品展「水墨画名品展」11/16(火)~12/5(日)
重要文化財 雪村筆「風濤図」(11/23~11/28限定)など

※ 9/10(金)・10/8(金)・11/26(金)は、都合により地下展示室は閉鎖となります。

展覧会概要

期間 2010/09/04(土) 〜 2010/12/05(日)
会場・開催場所 野村美術館
時間 10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 休館:月曜日(ただし、祝日の9/20、10/11は開館。翌日の9/21(火)、10/12(火)は休館となります)

※前期・後期で全面的に展示替えを行います。
前期:9/4(土)~10/17(日)
後期:10/19(火)~12/5(日)
料金 一般:700円
大学・高校生:300円
小・中学生:200円
70歳以上:500円
注意事項等 ※団体(20名以上):500円
お問い合わせ TEL:075-751-0374075-751-0374
ホームページ http://www.nomura-museum.or.jp

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