Exhibitions展覧会

© Tezuka Productions

昭和48年から『週刊少年チャンピオン』に連載された「ブラック・ジャック」は、”マンガの神様”手塚治虫が、医師免許保持者としての知識を遺憾なく発揮して描いた名作です。40年を経た現在も、医療マンガの代名詞として、世代を問わず多くのファンに愛され続けています。それは、実際に医療現場に携わる医師たちにおいても同じです。

「第29回日本医学会総会 2015 関西」の開催にあわせて実施されるこの展覧会では、作品のファンでもある現役医師たちが選んだ名シーンを、それぞれが作品への思いを語ったコメントともにパネルで紹介します。
かつて「ブラック・ジャック」連載時にアシスタントを務めたマンガ家6名が医療関係者が体験した実話を原案に描いた短編コミック集「ブラック・ジャックREAL～感動の医療体験談」から、三浦みつる先生のマンガ原稿（複製）もあわせて展示されます。

このほか、2012年に40周年記念企画として行われた読者投票によるベストストーリー40のパネル展示や、ブラック・ジャックと記念撮影ができる本格的な手術室を再現したコーナーも設置。

また、同時期に京都大学総合博物館で開催される「医は意なり－命をまもる 知のあゆみ－」展との連動企画として、貴重な医療器具も展示されます。