Exhibitions展覧会

平成29年度特別展 火焔型土器と西の縄文―Jomonesque Japan 2017―

2017/09/09(土) 〜 2017/10/22(日)

京都大学総合博物館 

縄文時代の土器の中でもよく知られている「火焔型土器」。この火焔型土器をはじめとする信濃川地域の文化財が日本遺産に認定されたことを記念し、国宝の火焔型土器を中心に、東西の縄文時代の遺跡から出土した品々や調査研究成果をご紹介します。関連イベントも盛りだくさん!ぜひご高覧ください。

1万余年続く縄文時代、日本列島では、さまざまな縄文土器がつくられました。

そのひとつ火焔型土器は、現在の新潟県に相当する地域で出土する、約5000年前の縄文土器です。火焔型土器とは、大きな突起と立体的文様とが燃えさかる炎を連想させることに由来するニックネームです。火焔型土器のデザインは、容器の概念を逸脱しているように見え、多くの人びとに注目されています。

新潟県の6市町(新潟市、 三条市、 長岡市、 十日町市、 魚沼市、 津南町)で組織する信濃川火焔街道連携協議会は、火焔型土器を活用した地域振興および広域観光を推進しています。同協議会は、火焔型土器などを構成文化財として、文化庁の日本遺産に平成28年に申請し、『「なんだ、コレは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化』の名称で、その認定を受けました。

今回の特別展では、火焔型土器を含む信濃川地域の文化財が日本遺産に認定されたことを記念し、信濃川火焔街道連携協議会、新潟県立歴史博物館のご好意により、国宝をはじめとする火焔型土器が京都にやってきます。
第1部では、火焔型土器や同時代の土偶や石棒などの出土品を通して、その実態と魅力を多面的に紹介。そして第2部では、京都大学の資料によって、火焔型土器と同時期の全国各地の土器を概観するとともに、100年の歴史をもつ考古学研究室が調査した西日本の縄文遺跡の出土品、大学構内や周辺の縄文遺跡の調査研究成果を紹介しながら、西の縄文の視点から火焔型土器について考えます。

この機会にぜひご高覧ください。

展覧会概要

期間 2017/09/09(土) 〜 2017/10/22(日)
会場・開催場所 京都大学総合博物館
時間 9:30~16:30(入場は16:00まで)
休館日 月曜日、火曜日(平日・祝日にかかわらず)
料金 一般:400円(300円)
高校・大学生:300円(200円)
小・中学生:200円(100円)
注意事項等 ※障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方1人、70歳以上の方は無料(要証明書) ※( )内は20名以上の団体料金。団体20人につき、引率者1人分の観覧料が無料になります。
お問い合わせ TEL:075-753-3272075-753-3272
FAX:075-753-3277
E-Mail info@inet.museum.kyoto-u.ac.jp
ホームページ http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/

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