Exhibitions展覧会

開館120周年記念特別展覧会 海北友松

2017/04/11(火) 〜 2017/05/21(日)

京都国立博物館 

狩野永徳や長谷川等伯と並び称される桃山時代の絵師・海北友松(かいほう・ゆうしょう)の大回顧展。武家に生まれながら、主家の滅亡を期に武門を捨て絵師となった友松。その代表作や新発見・初公開作品、関連資料など約70件を一挙公開。武士の心を持った絵師の画業を、この機会にご堪能ください。

狩野永徳や長谷川等伯と並び称される桃山時代の絵師・海北友松(かいほう・ゆうしょう)。その画業を振り返る、史上最大規模の大回顧展です。

友松は、近江の戦国大名・浅井家の家臣で「家中第一の剛の者」とうたわれた海北綱親の五男(または三男)として生まれました。しかし父は友松が幼い頃に亡くなり、幼い友松は仏門に入り、京都の東福寺で修行に励みます。
しかし天正元年(1573)、主家である浅井家は織田信長に破れ滅亡。兄たちも戦で討ち死にしたため、友松は還俗して海北家に戻り、やがて狩野派の門を叩きます。家の再興を夢見ながらも、友松は絵師となり戦国の世を生き抜く道を選んだのです。
60歳を前にした遅咲きながらも、友松は才能を開花させ、鋭い筆遣いが駆使された気迫溢れる水墨画や詩情豊かな大和絵金碧画など、ほかの誰の作とも似つかない独自の画風を切り拓きました。

この展覧会では、友松の代表作はもちろん、貴重な初期作や新発見・初公開の作品、友松の幅広い交流の跡や人となりを伝える書状や文書類など、あわせて約70件をご紹介します。
武士の気概を胸に絵筆を振るった、桃山画壇最後の巨匠・海北友松の世界を、心ゆくまでご堪能ください。

※この展覧会は京都のみでの開催です。巡回予定はございません。
※会期中に展示替がございます(前期:4月11日~30日/後期:5月2日~21日)
※一部作品は上記期間によらず展示替となるものがございます。詳細は公式サイトにてご確認ください。

【作品画像】
(1)山水図屏風海北友松筆桃山時代16世紀通期展示
(2)柏に猿図海北友松筆サンフランシスコ・アジア美術館(米国)桃山時代16世紀通期展示
Photograph©Asian Art Museum of SanFrancisco
(3)重要文化財雲龍図(左隻)海北友松筆建仁寺(京都)慶長4年(1599)通期展示
(4)重要文化財花卉図屏風(右隻)海北友松筆妙心寺(京都)桃山時代17世紀通期展示
(5)重要文化財寒山拾得・三酸図屏風(左隻)海北友松筆妙心寺(京都)桃山時代17世紀通期展示

展覧会概要

期間 2017/04/11(火) 〜 2017/05/21(日)
会場・開催場所 京都国立博物館
時間 9:30~18:00/金・土曜日は~20:00
※入館は閉館30分前まで
休館日 月曜日
料金 一般:1,500円(1,300円)
大学生:1,200円(1,000円)
高校生:900円(700円)
中学生以下無料
注意事項等 ※()内は前売および20名以上の団体料金です。 ※障がい者の方とその介護者(1名)は、障がい者手帳などのご提示で無料となります。 ※会期中、一部展示替となる作品がございます(前期:4/11~30/後期:5/2~21)
お問い合わせ TEL:075-525-2473075-525-2473
※テレホンサービス
ホームページ http://yusho2017.jp/

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