Exhibitions展覧会

宸翰(しんかん) 天皇の書 -御手が織りなす至高の美-

2012/10/13(土) 〜 2012/11/25(日)

京都国立博物館 

天皇による書作品「宸翰(しんかん)」。内容もプライベートから国家の安泰を願うものまで幅広く、気品や風格、史料・美術品としての価値も備えた宸翰はまさに「書の王者」といっても過言ではありません。展覧会では奈良時代から昭和までの約140点もの作品を一堂にご紹介します。日本の書の持つすばらしさをこの機会に味わってみてください。

意外かもしれませんが、歴代の天皇は自らの手で多くの作品を残しています。
とりわけ、天皇の書は「宸翰(しんかん)」とよばれ、その内容はプライベートなものから国家の安泰を願うものまで、実にバラエティ豊かです。
これは、天皇が政治や宗教、文化などの各方面において時代を牽引する存在であったことを示しています。
帝王としての自覚の下に書かれた宸翰は「書の王者」と言っても過言ではない気品・風格を備えており、史料としても美術品としても多くの人々を惹きつけてやみません。

世に「宸翰」と伝えられるものは驚くほどたくさんありますが、この展覧会では、奈良から昭和時代までの紛うことなき宸翰約140点近く(国宝17点、重要文化財66点)が一堂に公開されます。
これだけの規模で宸翰作品がそろうことは、かつてないことです。

日本には「古筆」といわれる名人たちの書を集め、鑑賞する文化がありました。
書作品は「読む」ものであると同時に、筆の運び方や紙の使い方といった造形的な美しさなどを「見て」感じるものでもあるのです。とりわけ後者には、自筆ならではの個性や書き手である天皇の喜怒哀楽の感情が、ひとつひとつの文字に見え隠れし、ホンモノだけが持つ魅力に溢れています。

この機会に、「書の王者」宸翰が放つまばゆいばかりのホンモノのオーラを、ぜひご覧ください。

※会期中、一部展示替えされる作品がございます。

展覧会概要

期間 2012/10/13(土) 〜 2012/11/25(日)
会場・開催場所 京都国立博物館
時間 9:30~18:00(金曜日は20:00まで/入館は閉館30分前まで)
休館日 休館日:月曜日
料金 一般:1,200円(団体900円)
大学・高校生:800円(500円)
中学・小学生:400円(200円)
注意事項等 ※団体は20名以上 ※心身に障がいのある方と付添者1名は無料(証明できるものをご提示ください) ※キャンパスメンバーズ会員校の方は無料(学生証をご提示ください)
お問い合わせ TEL:075-525-2473075-525-2473
(テレホンサービス)
ホームページ http://www.kyohaku.go.jp/jp/tokubetsu/121013/index.html

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