Exhibitions展覧会
新春特集展示 いぬづくし─干支を愛でる─
京都国立博物館恒例の干支にちなんだ特集展示。今回は2018年の干支「戌」にちなみ、さまざまな犬たちを表した作品を特集します。奈良時代の書物には既に猟犬の話が登場するなど、日本人と犬は古くから関わりを持ってきました。その縁に思いを馳せながらお楽しみください。
花卉鳥獣図巻(部分)国井応文・望月玉泉筆 京都国立博物館蔵
2018年は戌年。これにちなみ、さまざまな犬たちを表した作品を特集します。
社会性が高い犬は、古くから人間に愛されてきました。やはり猟犬としてのかかわりが古く、既に奈良時代の書『播磨国風土記』には、麻奈志漏(まなしろ)という応神天皇の猟犬の話が出てきます。
その一方で、愛玩犬としてのかかわりも長いものがあります、特に、小型室内愛玩犬として好まれた狆(ちん)と呼ばれた一類の歴史は非常に古いものとなっています。狆の原産地はチベットといわれ、奈良時代には既に日本に伝わっていました。現在では白黒の長毛で鼻がくしゃっとつまった“短吻種”のジャパニーズ・チンと呼ばれる日本原産の改良・固定種が狆とされています。しかし、江戸時代には、短吻種だけではなく、長吻種の日本テリアに近い姿のものも狆と呼ばれていました。狆は将軍のほか、大名や豪商らの愛玩犬としてもかわいがられ、しばしば絵の題材にもされています。
さまざまな作品に登場する犬たちを通して、古くからの犬と人とのかかわりに思いを馳せていただければ幸いです。
展覧会概要
期間 | 2017/12/19(火) 〜 2018/01/21(日) |
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会場・開催場所 |
京都国立博物館
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時間 | 9:30~17:00(金・土曜日は20:00まで/入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日、年末年始(12月25日~1月1日) ※月曜日が祝日・休日の場合は開館、翌火曜日休館 |
料金 | 一般:520円(410円) 大学生:260円(210円) |
注意事項等 | ※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料(年齢のわかるものをご提示ください) ※()内は20名以上の団体料金 ※大学生の方は学生証をご提示ください ※障がい者の方と介助者(1名)は、障がい者手帳などのご提示で無料となります ※キャンパスメンバーズは、学生証をご提示いただくと無料となります |
お問い合わせ |
TEL:075-525-2473075-525-2473
※テレホンサービス |
ホームページ | http://www.kyohaku.go.jp/ |
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