Exhibitions展覧会
文化遺産教育研究センター企画 「京焼の新たなる戦略―明治期における陶磁器収集品より」展
教材として収集されていた京都工芸繊維大学の陶磁器コレクション。その多くは明治時代に収集された欧米の陶磁器ですが、昭和期には京焼や中国・朝鮮などの陶磁器も数多く加わりました。今回はそれらの中から主だった58点を展示し、明治後期からの京都の焼物が目指したビジョンを探ります。
京都工芸繊維大学の美術工芸資料館は、数多くの陶磁器作品を所蔵しています。
このコレクションは、京都高等工芸学校(現京都工芸繊維大学の前身校のひとつ)が明治35年の開校以来、図案科の教材として寄贈・購入されてきたものが基礎となっています。
また、昭和4年に陶磁器科が設置されていることから、陶磁器科の教材としても収集されたと考えられます。
開校当初である明治期に数多く購入された陶磁器のうち、その大半は欧米陶磁が占めています。一方で、僅かながら日本陶磁も見受けられます。それが鍋島を主とする九州の染付、色絵磁器でした。
その後、昭和6年には、京焼をはじめ中国、朝鮮など国内外の陶磁器が数多く購入されました。履歴によると、いずれも購入元は京都の製陶家である宮永東山です。
コレクションの収集目的が教材であることに加え、同校初代学長中澤岩太が積極的に京焼の振興に取り組んでいたことから、それらの作品には、当時の京都のやきものが目指した将来像が反映されているのではないでしょうか。
この展覧会では、2期にわたって購入された作品から主だったもの58点を展示することにより、明治後期より京都のやきものが目指したビジョンが何であったかを探っていきます。
展覧会概要
期間 | 2015/03/16(月) 〜 2015/06/06(土) |
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会場・開催場所 |
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 日曜・祝日 ※ただし4月29日(水・祝)、5月3日(日)~6日(水)の期間は開館 |
料金 | 一般:200円 大学生:150円 高校生以下無料 |
注意事項等 | ※京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生は無料(学生証をご提示ください) |
お問い合わせ |
TEL:075-724-7924075-724-7924
FAX:075-724-7920 |
siryokan@kit.ac.jp | |
ホームページ | http://www.museum.kit.ac.jp |
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