Exhibitions展覧会

【作品画像】船橋遺跡出土遺物

京都市考古資料館と公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所では、平成23年度から「大学のまち京都・学生のまち京都」の特性を生かし、考古学を身近に学び親しんでいただくとともに、大学・高校での研究・教育の成果を紹介することを目的とした合同企画展を開催しています。

今年度は、龍谷大学付属平安高等学校・中学校と合同で企画展を開催します。
平安高校・平安中学校には、戦後間もない1949年に創部（当時は地歴クラブ）され、現在まで67年の歴史を刻む「平安学園考古学クラブ」があります。その間、歴代の顧問の先生方の指導の下、生徒たちが参加する発掘調査や研究活動を行っており、これまでに石山貝塚や船橋遺跡、陶邑古窯址群（すえむらこようしぐん）の調査などを行い、日本の考古学研究に大きな足跡を残してきました。
また、学校が立地する七条大宮周辺は平安京の東市跡に位置しており、校内での発掘調査によりその様子が明らかになってきています。

今回の展示では、そんな考古学クラブの遺跡発掘調査成果やクラブ活動について紹介するほか、平安高校・中学校内の遺跡から出土した平安京東市の遺物を展示します。歴代部員の活動成果を、この機会にぜひご高覧ください。