Exhibitions展覧会

ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展

2010/10/09(土) 〜 2010/12/05(日)

高麗美術館 

イタリアを代表する美術館のひとつ、ナポリ・カポディモンテ美術館の初来日展。パルミジャニーノやティツィアーノ、エル・グレコなど、イタリア名門貴族が収集した、ルネサンスからバロック、そしてナポリ・バロック美術の名品80点を展示します。芸術の庇護者たる大貴族が確かな審美眼で集めた、絵画や彫刻、工芸品などバラエティ豊かなコレクションをお楽しみ下さい。

イタリアを代表する美術館のひとつである、ナポリ・カポディモンテ美術館。
その所蔵する名品によって、ルネサンスからバロックまでのイタリア美術を概観します。

南イタリア・ナポリにあるカポディモンテ美術館は、1738年に建てられた宮殿を利用した美術館。
そのコレクションは、イタリアの名門貴族・ファルネーゼ家と、その財産を受け継いだブルボン家による収集品が主体となっています。宮殿自体も、その美術品を収集・展示するために建てられたものです。

ファルネーゼ家は、メディチ家やエステ家と並ぶ、ルネサンスからバロック時代を代表する貴族でした。彼らは過去作品の収集のほか、同時代の芸術家にも積極的に作品を注文し、優れたパトロンとして当時の美術のけん引役を担っていました。
その後、遺産相続によってファルネーゼ家の財産を受け継いだブルボン家も、自らが統治するナポリの美術を中心に収集し、芸術の保護に力を注ぎました。

展示される作品は主に、ファルネーゼ家が収集したルネサンスおよびバロック美術の作品と、ブルボン家が蒐集したナポリ・バロック美術の作品です。
パルミジャニーノ《貴婦人の肖像(アンテア)》、ティツィアーノ《マグダラのマリア》、グイド・レーニ《アタランテとヒッポメネス》、ジェンティレスキ《ユディ トとホロフェルネス》といった、至極の名品を含む80点が並びます。

芸術の庇護者であった大貴族が、どのような鑑識眼で美術品を収集し、そして宮殿に飾ったのか。
そして、イタリアの大美術館がどのように出来上がったのか。
展示を通して、宮廷の貴族達と美術品の関係にも、思いを馳せてみて下さい。

展覧会概要

期間 2010/10/09(土) 〜 2010/12/05(日)
会場・開催場所 高麗美術館
京都府京都文化博物館
時間 10:00~18:00(金曜日は~19:30/受付は閉室30分前まで)
休館日 休館日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金 一般:1300円(前売1100円/団体1040円)
大学・高校生:900円(750円/720円)
小中学生:600円(500円/480円)

注意事項等 ※団体は20名以上 ※この展覧会の入場券で、常設展もご覧になれます。 【チケット取り扱いプレイガイド】 チケットぴあ(764-255)、ローソンチケット(59593)ほか主要なプレイガイド、コンビニエンスストアなど
お問い合わせ TEL:075-222-0888 075-222-0888
FAX:075-222-0889
ホームページ http://www.bunpaku.or.jp/exhi_napoli.html

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