Exhibitions展覧会
ユネスコ「世界の記憶」登録記念特別展『京・近江の朝鮮通信使』
豊臣秀吉による朝鮮出兵後の国交回復以降、200年以上に渡って来日した外交使節団・朝鮮通信使。彼らと日本の人々の文化交流の足跡は、京都・滋賀を中心に現代まで数多く伝わっています。この展覧会では、その歴史を伝える絵画や記録などさまざまな資料を紹介。日本と朝鮮の善隣友好の歴史に迫ります。
豊臣秀吉の文禄・慶長の役後、江戸幕府と朝鮮国の国交回復の折衝が京都伏見城で行われました。これをきっかけに、以200年を超える友好の外交使節団、朝鮮通信使の道が開かれました。
朝鮮通信使は慶長12(1607)年から文化8(1811)年まで12回に及んだ朝鮮通信使は、政治家・学者・医者・画家のほか、歌舞音曲の名手なども随行しました。江戸幕府三代将軍・徳川家光が要請した馬上才(馬の曲乗り師)の来日は絶賛され、庶民の話題の中心となりました。
通信使は京都では大徳寺や本圀寺、本能寺に宿しましたが、特に京都五山の寺院との関係は深いものがあり、対馬にあった以町庵というところに寛永年間から京都五山の僧侶が派遣され、1866年に廃止されるまで延べ126名が赴任しました。
また、近江(滋賀県)には徳川家康が関ヶ原の戦いに勝利した後、将軍以外では唯一、朝鮮通信使の通行が認められた「朝鮮人街道」が現存しています。日本の人々と朝鮮通信使の文化交流を示す事績は、街道沿いの守山や近江八幡、彦根に多くの足跡が遺されています。
2017年10月、日韓両国の「朝鮮通信使に関する記録」がユネスコ「世界の記録」に登録されました。これを記念して開催する今回の展覧会では、京都・滋賀を中心にした善隣友好の歴史を展示します。日韓両国の相互理解と友好の礎となれば幸いです。
展覧会概要
期間 | 2018/06/14(木) 〜 2018/08/21(火) |
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会場・開催場所 |
高麗美術館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 水曜日 |
料金 | 一般:700円(500円) 大高生:400円 中学生以下:無料 65歳以上の方:500円 |
注意事項等 | ※()内は20名以上の団体料金 ※障害者手帳をお持ちのご本人様と付き添いの方1名まで無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-491-1192075-491-1192
FAX:075-496-3718 |
ホームページ | http://www.koryomuseum.or.jp |
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