Exhibitions展覧会

気鋭の若手花匠として活躍する佐々木直喜さんによる個展。

「生けることは、生かすこと」を信条に、自然の花が持つ美しさにスパイスを加え、秘められたアート性を引き出すことで知られる佐々木さんの作品。
2006年には世界各国から選りすぐりのフラワーアーティストが出品する「国際フローラルアート年鑑」において最優秀賞であるゴールデン・リーフ賞を受賞するなど、その実力は国内のみならず世界で高く評価されてきました。

会場となる大正・昭和期に活躍した日本画家・橋本関雪のアトリエ兼住宅である橋本関雪記念館の敷地内には、国の名勝指定を受けた庭園や画室、茶室などの建物が散在し、新緑の季節には特に清清しい美しさにあふれます。そんな場所と佐々木さんが生けた植物の力の共鳴も、展覧会の大きな見どころです。

花の持つ一瞬の美しさを見極め、日本的な空間日と間の美しさを反映する佐々木さんの独創的な世界を、この機会にじっくりとお楽しみください。