Exhibitions展覧会

橋本関雪 展

2009/09/17(木) 〜 2009/09/29(火)

白沙村荘 橋本関雪記念館 

大正から昭和にかけて活躍した日本画の巨匠・橋本関雪。早くから文展・帝展など画壇の中心として活躍する一方、日本画家としていち早く渡欧し西洋美術の影響を受け、また中国古典にも精通し度々中国に渡って東洋の古美術研究に勤しみました。その深い教養と幅広い視野に根ざした作品は、四条派を基礎としつつも古今東西の名画の諸風を取り入れた格調高い芸術性が高く評価されています。この展覧会は、彼の初期から晩年まで約50年の画業を代表作約50点で紹介し、その輝かしい業績を偲ぶものです。(当サイトでも御なじみ、橋本関雪記念館・橋本眞次副館長のギャラリートークも開催されます!)

近代日本画の最盛期とされる、昭和前期。
その時代に、文展・帝展など画壇の中心で活躍した巨匠・橋本関雪。彼はその秀でた天分と気宇壮大な創作態度により、数多くの秀作・話題作を世に遺しました。

明治16年(1883)に神戸で生を受けた関雪。橋本家は代々明石藩の武道師範を務めた家系で、彼の祖父の代からは儒教を教える儒官となり、父も明治に入ってからは私塾を開いて神戸の師範学校で漢学を教えていました。そのため関雪も少年時代から家学として経書・詩文を父から仕込まれ、江戸時代の藩儒(各藩に仕えた儒学者)の子弟たちと似た雰囲気の中で育てられました。
 

絵画の道に進んだ関雪は、はじめ四条派の画を学んでいましたが、明治36年(1903)、20歳のときに京都に出て竹内栖鳳の門を叩き、その天分を大きく伸ばしました、その5年後には第二回文展に初入選し、その後も力作・話題作を発表して多くの褒章を得、画壇に確固たる地位を築きました。

また、日本画壇の重鎮としての活躍の一方で、関雪は海外の美術・文化にも目を向け、日本画家としていち早く渡欧して西洋美術を学び、中国には生涯60度も行き来して東洋の古美術研究を行うなどしました。また一時衰退した南画の復興や古典絵画の再評価を求める運動にも積極的に取り組むなど、自身の画業以外にも功績を残しています。

その深い教養と幅広い視野に根ざした作品は、四条派を基礎としつつも古今東西の名画の諸風を取り入れ、豪快かつ華麗、軽妙かつ繊細。その格調高い芸術性が高く評価されています。

この展覧会は、橋本関雪の初期から晩年までの約50年の画業を、その代表作約50点にて紹介し、その輝かしい業績を偲ぶものです。



大丸ミュージアムKYOTO(大丸京都店6階)での開催です。
会場のお間違えなきよう、ご注意下さい。

【橋本関雪展 関連情報】
白沙村荘 橋本関雪記念館(施設情報ページ)
「白沙村荘の庭から」(橋本関雪記念館・橋本眞次副館長の連載コラム)

展覧会概要

期間 2009/09/17(木) 〜 2009/09/29(火)
会場・開催場所 白沙村荘 橋本関雪記念館
大丸ミュージアムKYOTO
時間 10:00~20:00(入場は19:30まで)/最終日:~17:00(入場は16:30まで)
料金 一般:900円(団体 700円)
高校・大学生:700円(500円)
中学生以下無料
注意事項等 ※団体10名以上 ※DAIMARU CARD、大丸友の会カード、ブライダルサークル会員証をお持ちの方は団体料金でご覧いただけます。 ※障害者手帳、特定疾患医療受給者証をご提示の方、及びその介助者の方1名は無料でご覧いただけます。 ※大丸ミュージアム京都(大丸京都店6階)での開催です。   会場のお間違えなきよう、ご注意下さい。
お問い合わせ TEL:075-211-8111(大丸京都店大代表)075-211-8111(大丸京都店大代表)
ホームページ http://www.daimaru.co.jp/museum/kyoto/hashimoto.html

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