Exhibitions展覧会

近藤高弘展-手の思想-

2017/10/06(金) 〜 2017/11/26(日)

何必館・京都現代美術館 

陶芸家・現代美術家として活躍する近藤高弘の個展です。今回は坐像やオブジェ、茶わん、白磁大壺を4つのテーマで展覧します。「うつわ」をテーマに陶芸の固定概念にとらわれないユニークな作品を数多く制作している彼の世界観と挑戦を、この機会にご高覧ください。

【作品画像】
近藤高弘「創-白磁大壺-」2015年 何必館・京都現代美術館蔵


近藤高弘(こんどう・たかひろ)は、京都に代々続く陶芸家の家に生まれました。祖父は染付で有名な人間国宝・近藤悠三(こんどう・ゆうぞう)、父も陶芸家・近藤濶(こんどう・ひろし)という環境の中で育った彼でしたが、高校・大学と卓球に打ち込み、全日本学生チャンピオンにまでなります。陶芸の道に進む決意をしたのは26歳の時、京都府立陶工職業訓練校で学び、1994年には京都市芸術新人賞を受賞、2002年には文化庁派遣芸術家在外研修員として、エジンバラ・カレッジ・オブ・アート(イギリス)を修了しました。その後も、陶芸の概念にとらわれない立体作品を数多く制作し、国内外の美術館で多くの展覧会を開催しています。

今回の展覧会では、坐像、オブジェ、茶碗、白磁大壺を4つのテーマで展覧します。
特に白磁大壺は、技術的な挑戦としてだけではなく、近藤高弘のテーマである「うつわ」に対する一つの答えといえる作品です。この機会にぜひご高覧ください。
 

近藤高弘

1958 京都市東山、清水に生まれる
1985 京都府陶工職業訓練校卒業
1990 「染付の仕事」サンパウロ美術館(ブラジル)
1994 京都市芸術新人賞受賞
1995 「KONDO TAKAHIRO New Blue&White」スコットランド王立博物館(イギリス)
2000 「古代中国青花と現代日本近藤染付展」北京故宮博物院・紫禁城(中国)
2002 文化庁派遣芸術家在外研修員
2003 エディンバラ芸術大学修士課程修了(Inglis Allen Masters賞 受賞)
2005 「-Contemporary Clay-新世紀の日本の陶芸」ボストン美術館(アメリカ)
2007 「変容の刻-Metamporphose-」パラミタミュージアム(三重)
2010 「未来を担う芸術家 DOMANI・明日展2010」国立新美術館(東京)
2013 「New Blue&White」ボストン美術館(アメリカ)
2015 「Contemporary Japanese Ceramics in Global Context」メトロポリタン美術館(アメリカ)

展覧会概要

期間 2017/10/06(金) 〜 2017/11/26(日)
会場・開催場所 何必館・京都現代美術館
時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日 月曜日(ただし10月9日は開館)
料金 無料
お問い合わせ TEL:075-525-1311075-525-1311
FAX:075-525-0611
E-Mail kahitsukan@kahitsukan.or.jp
ホームページ http://www.kahitsukan.or.jp

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